ぽち・タマ・me

ペットグッズの製造販売をしています。そこで出会ったわんこ・にゃんこや我が家のペット、私事の悲喜こもごもを綴ります♪

アダムくん

2007-03-02 22:19:57 | あとりえme
今日はアダムくんの命日
2006年3月2日、悪性リンパ腫で亡くなった
ゴールデン・レトリバー。9歳



アダムくんに出会ったのは1年半前の秋。
ペットの介護パンツができあがり、モニターを探していたところ
ひょんなところから紹介してもらったわんこ

彼はゴールデンの中でも大きく(感じた)
金色の毛がふさふさしていて、しかも毛先が巻き毛になっていて
とってもゴージャス
そんな彼は夏に悪性腫瘍が見つかり、抗がん剤の治療中だった
肝臓の機能もよくなくて、その数値を見ながらの投薬。
人間もそうだけれど、抗がん剤を打った当日はぐったり
それから三日くらいは頻繁におしっこに行くんだけれど
病気になってからは家族の目の届くところにベッドをおいたので
トイレが遠くなってしまい、間に合わない。
市販の紙パンツはサイズが合わなくて、それでも無理にはかせてみたけれど
おしっこの量がハンパではなくて役に立たなかったそうだ

それで、パンツを探していて私につながった
早速、パンツを持って訪問したら
ゴールデンのサイズで作ったLサイズが小さくて、
急遽LLサイズを作りお届けした。
試着のときには付いていなかった足跡の模様をみて
飼い主の奥さんにとっても喜んでもらえた

うちから車で10分ちょっとのところなので
その後何回か様子を見に行った
何回目だったかアダム君のお腹に湿疹がいっぱいできていて
びっくり!!したことがあった
聞けば、ペットの通販でこれもいいかもと買ったパンツを使ったところ
あっという間にかぶれてしまったんだって。
こんなのよとみせてもらったパンツ(オムツカバー)はナイロンのごわごわしたもの
だから、やっぱりうちのnappy oneがいいよと言ってくれた

それから、腫瘍は小さくなり暖かい日は少しお外に出られるように。
年末に暮れのご挨拶にうかがうと、この日は何日前かに治療していて
アダムくんはぐったり・・・
それでも、私が来たのがわかると起きてしっぽを振って近づいてきて
なにかとかまってくれるのだ
飼い主さんはあなたが来たのでうれしくてしかたがないのよと言ってくださるが
無理をしてまた熱でも出たら・・・と気が気でなかったので
また来るねと言ってすぐにバイバイした

年が明けて(昨年のお正月)飼い主さんから年賀状をいただき
会いに行きたいなぁ、どうしているかなぁと思いながら日にちがたち
ペットタイルの見本をアダム君で作ってあったので
それを持って今度たずねようと考えていた矢先
飼い主さんから電話をいただいた
「3日前アダムが亡くなりました。
とてもよくしていただいてありがとうございました」って・・・。
年明けに癌が再発し転移も見つかったけれど
もう治療で辛い思いはさせたくないと決断されたそうだ
最後までお利口でやすらかに・・・
結婚して市外に住んでいる娘さんも間に合い
家族みんなが立ち会うことができたそうだ。
亡くなった後は歩いてすぐの獣医さん(ガンの治療は別の病院)に来てもらい
きれいにしてもらったって。
電話で知ってよかった。辛い思いの飼い主さんを前に涙は流せない。
けれど、こらえるのはかなりキツイから。

電話を切ってしばらくはぼーっとしちゃったが
亡くなってまだ日が浅く、悲しみも癒えない状態のときに
私のことを思い出して連絡くださったことが
じわじわとてもうれしく思えてきて・・・
そんな出会いと関係を作ってくれたアダム君
ほんとうにありがとう
短い間のお付き合いだったけれど、君のことは忘れられないよ