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[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #3-1

2011-12-01 23:21:05 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《かつて、お気に入りのジーンズに塗料をこぼしたことがあります…》
作品のテーマ:「さりげない精密感と使用感」

「ベースホワイト」が乾燥して塗装の準備が出来ましたので、いよいよ塗装の工程に入ります。
作品のテーマの『使用感』を塗装で『さりげな~く』表現します。
前作のQUBELEYでは、光沢仕上げにたっぷり時間をかけましたので、今回は『使用感』にこだわって仕上げたいところです。
今回の記事では、『塗装の準備と金属表現』についての工程をご紹介します。

<塗装工程について>
さて、実際の作業に入る前に、塗装工程を整理しましょう。
塗装の工程は次の手順で行います。

・塗料の調色
・同じ色で塗るパーツの整理
・マスキング
・塗装

ここは前作同様の手順ですね。

HYAKU-SHIKIはなんといっても、金色にメッキ処理された鏡のようなパーツが特徴的です。
しかし、そのまま組み上げると「おもちゃっぽい」感じになりそうなので、メッキパーツにも塗装を施して他のパーツとうまく溶け込むように仕上げます。

(メッキパーツの塗装については、後の記事でご紹介します。)


<塗料の調色>
今回の製作で使用する塗料はあらかじめ、必要な分を調色しておきます。
塗装には模型用に市販されている「ラッカー系」塗料を使用します。

機体の配色は組み立て説明書で指示されている配色にしますが、説明書にある通りに調色すると少し暗い感じになりそうなので、パッケージのイラストを参考に少し鮮やかな色に調色します。


※調色の配合はおおよその目安と考えてください。
~胴体~
胸部とバックパックのパーツは若干赤みがかった暗い青にします。
塗装後は「つや消し」と「半つや消し」の間くらいの「3/4つや消し」を目指します。

***カラーレシピ***
 ○70%:キャラクターブルー/GSIクレオス
 ○17%:ミッドナイトブルー/GSIクレオス
 ○ 8%:色の源シアン   /GSIクレオス
 ○ 5%:色の源マゼンダ  /GSIクレオス
 ○適量:フラットベース  /GSIクレオス

~腕と足~
腕の一部と足には調色した赤を塗装します。
この赤は後述の「重ね吹き」による赤とは異なります。

***カラーレシピ***
 ○87%:マルーン   /GSIクレオス
 ○ 8%:モンザレッド /GSIクレオス
 ○ 8%:色の源マゼンダ/GSIクレオス
 ○適量:フラットベース/GSIクレオス

~内部フレーム~
内部フレームは「ブルーグレー」を基調に、明るさを変えた塗料やで立体感の表現を目指します。
また、外から見えそうな所には、色分けをしていろんな装置が組み合わさっている感じを表現します。
この色を基準に明るさを変えて吹き重ねるので、少し多めに作っておきます。

***カラーレシピ***
 ○100%:ミッドナイトブルー/GSIクレオス
 ○ 1滴:クロームシルバー /GSIクレオス
 ○適 量:フラットベース  /GSIクレオス

~スラスター/動力パイプ~
機体の数カ所に配置されているスラスターと動力パイプには「金属色+クリアカラー」の吹き重ねによって透明感のある金属表現をします。
前作QUBELEYでは「手、あしくび、パイプなど」に使用した技法で、今回は「クリアレッド」を塗装します。
すでに調色されたものが市販されていますが、赤紫に近い色だったので、原色塗料を混色して原色の赤に近い色にします。

***カラーレシピ(クリアレッド)***
 ○ 60%:色の源マゼンダ    /GSIクレオス
 ○ 40%:色の源イエロー    /GSIクレオス
 ○クリアー(上記の約5割量を添加)/GSIクレオス

~火器~
ライフルとバズーカには磨くと金属光沢を放つユニークな塗料で塗装します。
これは、エアガンの塗装に使用する塗料で、コンパウンドで磨くと鈍くも美しい金属表現が得られます。
通常の「メタリック塗料」と異なり、磨いたあとは金属粒子があまり目立たないうえに、触っても曇りにくいのが特徴です。

ただ、この塗料は塗膜が厚くなり易いので、テスト吹きをしてあまり塗膜が厚くなるようなら、ラッカー塗料に切り替える予定です。


<そのほか>
~フラットベース~
フラットベースとは、塗料のツヤを抑える効果がある塗料添加剤の事です。
乾燥すると光沢を放つ塗料に混ぜると「つや消し」表現が出来ます。
混ぜる量でツヤの具合を調整するので、塗装しながら追加する事もあります。
こちらは、GSIクレオスの「フラットベース」です。


~カラーレシピの1滴について~
前述の「1滴」とは「調色スティク」のスプーン1さじ分のことです。
この「調色スティク」は両端が「計量スプーン」「撹拌ヘラ」になっているもので、調色の時には便利な道具です。




さて、塗料の準備が完了です。
それでは、さっそく始めましょう!


<金属表現>
さて、塗料の準備も整いました!
さっそく塗装に入りましょう。
まずは、メタリック塗料を使っての金属表現です。
対象のパーツはこちら。


いきなりですが、まず全体に「黒」を塗装します。
使用するのは「ウィーノブラック」という光沢のある黒です。

「なぜ、銀を塗るのに黒を塗るの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、メタリックは隠蔽力(他の色を覆い隠す強さ)が高い塗料なのですが、塗装下地の色と平滑さの状態によっても仕上がりが変わるのです。
白い色の上から吹き付けると、「アルミ」っぽい軽い色合いになり、黒い色の上から吹き付けると、「ステンレス」の様に重厚な仕上がりになります。
また、光沢のある下地に吹き付けると「磨いた金属」の様になりますし、ざらざらの表面に塗装すると「鋳物」の様な仕上がりになります。
同じ塗料でも、吹き付ける量/吹き付ける回数/下地の状態で様々な素材感を表現する事が出来るので、表現の幅が広がります。
ここでは、後に「クリアレッド」重ね吹きするパーツもあるので、しっかりと金属色が出るように塗装をしておきます。



ブラックが乾燥したらシルバーを塗装します。
使用するのは「クリアレッド」を重ね吹きするパーツには「スーパーファインシルバー」それ以外のパーツには「スーパーチタンシルバー」です。


パーツの方向を変えて、薄く何度も吹き重ねて塗装します。
1回目。凹んだ部分を狙って塗料が溜まってしまわないように吹き付けます。


2回目。1回目で吹き残した部分に吹き付けます。


3回目。全体的に吹き付けてムラをなくすように吹き付けます。


こちらの写真は「スーパーファインシルバー」をベースホワイトの上から塗ったもの(左)と、「ウィーノブラック」に「スーパーチタンシルバー」を塗ったもの(右)です。

分かり辛いのですが、実際にはベースホワイトの上から塗った方はほんの少し青みがかかったように見えます。


<クリアーレッドの重ね吹き>
「スーパーファインシルバー」を吹いたパーツに「クリアーレッド」を吹き重ねます。
ポイントは吹き重ねるごとに色が濃くなるので、吹き付ける回数に気をつけることです。
対象のパーツはこちら。


パーツに「クリアーレッド」を吹き付けます。
この時のポイントは、始めの2,3回は薄く吹き付けて乾燥させてからもう一度塗るようにすることです。

いきなりたっぷり吹いてしまうと、乾燥する前に「クリアーレッド」が下のシルバー塗面を溶かして、シルバーの粒子がクリアー層に浮き出すことがあります。
こうなるとせっかくの金属感が損なわれてしまうので、始めのうちは「薄く」何層か塗ったら、目的の色合いを目指すのがコツです。

根気よく吹き重ねるごとに、目指す色合いになりました。


写真では真っ赤に見えますが、実際にはメタリックな赤です。。。
始めのうちは数えていたのですが、うまく発色してくれたので嬉しくなってしまい、何層重ねたか分からなくなってしまいました。。。
おそらく、9層くらいは塗っていたと思います。

2種類の金属表現塗装が終了しました。
クリアーレッドを吹き重ねたパーツは独特の透明感を放っています。
メッキパーツには透明感のある金属色がよく映えそうです。


さて、まだまだ塗装を待っているパーツはあります。
次回は火器類と内部フレームパーツの塗装工程をご紹介します。

お楽しみに!

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