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Imaginary Dock

"作ることを伝える"をテーマに
プラモデル製作を紹介しています
動画もあわせてごらんくださいませ

[AMX-004] QUBELEY #5-1

2011-09-12 19:09:12 | AMX-004 Qubeley 製作記
《あっ、キュベレイだ!》


製作開始から9カ月…
ついに完成しました。



初のMGという事でオドロキや、発見が沢山ありました。
時間はかかってしまいましたが、当初思い描いていた完成イメージに近い仕上がりになりました。

F-1の様な美しさと力強さが伝わりますでしょうか?


色々なポーズで展示が出来ることで、完成した後でも楽しみがひろがるのはステキだと感じました。



さて、自己紹介が遅れましたが、私の名前は「Nami-Nami (なみなみ)」と申します。
ようやく、電子の海にひとつめの船を浮かべる事ができたところと言った感じです。

これからもDockの主として様々なものを製作して、電子の大海原へ送り出してゆきたいと考えています。

記事の締めくくりに、QUBELEY製作過程を見にきてくださった皆さんにお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
今後もよろしくお願いしますね。




それでは次回作もお楽しみに!
コメント (4)
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[AMX-004] QUBELEY #4-1

2011-09-11 22:12:11 | AMX-004 Qubeley 製作記
《パーツを組みあげるのは、やっぱり楽しいです》


いよいよ最終段階、塗装した全てのパーツを組み立てます。
塗装面を傷つける事の無いように慎重に、最終組み立ては説明書を参考に見ながら組み立てます。
組み立て順序は「下から上」に向かって組み立てる事にしました。


<組み立て中の悲劇>
順調に進んでいた組み立て作業ですが、悲劇が襲いました。

頭部の組み立てをしている時のことです。
「目」のパーツを組み込むときに、力が入りすぎてしまい、
口というか、あごが外れてしまいた。


あと少しで完成という所でこれは痛恨のミスでした。。。
しばし呆然とした後、とりあえず修復を試みることにしました。
欠けた塗装部分は最小限だったので、ひょっとするとうまく直せるかもしれません。
そこで、修復プランを立てました。

~修復プラン~
プラン1 亀裂を目立たないように接着して、塗料を補填する。
プラン2 再塗装をする
うまく行けば、「プラン1」で終わると思いますが、やってみないと分からないので、あわてずに修復します。

<プラン1>
接着が周囲の塗料を溶解して、隙間を埋めてくれることを期待し、念のため隙間に塗料を盛りつけて乾燥後に削りだす予定です。


乾燥した所で、慎重に研ぎだしてみました。
しかし、期待していたような効果はなく、ヒビが入ったような感じに仕上がってしまいました。
クリア塗料で隙間を接着して、接着剤で固定するべきだったかもしれません。
プラン1は失敗です。。。

<プラン2>
やむなく、再塗装を決断しました。

まずは塗装の剥離です。
溶剤をタッパーに満たしてパーツを投入し、一昼夜放置して塗装を全て落とします。

「湯葉」の様に見えるのは、「ウレタンクリア」の層です。
ラッカー溶剤に溶けにくい性質の為、ピンセットでつまむとスルリと剥がれました。
まるで、抜け殻のようです。。。

あとは、ここまででご紹介した通りの工程を踏んで再塗装をします。
溶剤の影響で角が丸まってしまったので、パテを盛りつけて形状の削りだしを行います。



パーツ破損のショックから立ち直るのに数日、下地の調整と、塗装にさらに数日。。。
余分な手間をかけてしまいました。

元通りに出来ましたので、ようやく組み付けることが出来るようになりました。
かけた手間の分だけ愛着も湧くというものですが、これは痛すぎました。。。


<組み立て動画>
組み立て風景を動画にしてみました。
動画を観れる環境の方はぜひどうぞ!
※音量にはお気をつけくださいね。



いかがでしたか?
ようやく完成です。
次回は完成したQUBELEYの写真をご紹介します。
お楽しみに。
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[AMX-004] QUBELEY #3-7

2011-08-19 23:33:57 | AMX-004 Qubeley 製作記
《完成が近づくと、次回作のことが頭をよぎります》


前回の記事で、塗装しておいた「ウレタンクリア」が硬化しました。
QUBELEYでは「クリアコーティング」後の研ぎ出しと鏡面仕上げ(目の細かい「ペーパー」をかけてコンパウンドで研ぎ出すこと)はしない方針でした。
そのため、少し厚めに「ウレタンクリア」を塗装しましたが、研ぎ出しをしなくても十分な光沢を得ることが出来ました。
今回の記事では、塗装の仕上げとデカール貼りをご紹介します。

「ウレタンクリア」を塗装して独特の光沢が生まれ、制作テーマの「F-1みたい」なカッコよさにまた一歩近づきました。



我ながらこの光沢には見入ってしまいます。
「クリアーコーティング」をすることで、「なんとなくパープル」感が引き立つ仕上がりとなりました。


<裏側の塗装 (外部装甲 他)>
塗装工程もいよいよ大詰め…
外部装甲の裏面と、未塗装で残しておいたパーツに「ピンク」を塗装します。
対象のパーツはこちらです。

説明書によると、肩の裏面は「一面のピンク」ですが、塗り分けて欲しそうな形をしてしますね。

というわけで、さっそくマスキングです。


まずはファンネル類の塗装からです。
パーツが小さいので、吹っ飛んでいってしまわないように気をつけながら、少しづつ塗ります。


つづいて肩の外部装甲裏面です。


裏面の塗装が完了し、マスキングをはがすと現れたのは…

良い感じです。「一面のピンク」よりもこちらを選択して正解に思えます。
ここは完成後も見える部分ですので、この色合いは良いアクセントになると思います。


<溝の塗装>
前腕部の外部装甲には長方形の溝が彫刻されていました。
この部分は「パープル」で塗装することにします。
事前にテストをして「ウレタンクリア」の上から塗装しても、影響は無いことを確認してから塗装します。


マスキングをして塗装します。


こんな感じに仕上がりました。



<スミ入れと汚し塗装>
パッケージのイラストを参考に、外部装甲のパーツはスミ入れをします。

パーツには「溝」がわりと多く表現されていたのですが、必要最小限の箇所のみにスミ入れを施します。

薄めた塗料を筆に含ませて、線に近づけると…



このように塗料が行き届いてくれます。
楽しい作業です。
残りの部分にも同様に「スミ入れ」施して、塗料が乾燥したら溶剤を染み込ませた綿棒で拭い取っておきます。
光沢塗装の表面は、ツヤ消し塗装よりも凹凸がずっと少ないので、広がったりせずキレイに拭き取ることが出来ます。



<「目」の塗装>
「目」メインセンサーとされている部分を塗装します。

この箇所には、ステッカーが用意されているのですが、パーツの形状に曲面があったことと、機体色との関連性を持たせる為に塗装表現をすることにしました。
目玉は「ピンク」、周辺を「ブラック」で塗り分けます。
ここはパーツが小さいので、筆塗りで仕上げることにします。
塗る面積が小さいので、塗料皿に使用する塗料を点在させ、混色しながら塗ります。

大まかに塗ります。筆ムラが出ないように塗ればOKです。

乾燥したら「目玉」の周辺を「ブラック」塗ります。
使用するのは「エナメル塗料のフラットブラック」で、下に塗った「ピンク」とは種類の異なる塗料ですので、上塗りをしても溶かしたりすること無く仕上がります。
ぼやけてよく分かりませんが塗り分けの境界に向かって、ちょびっとづつ塗っています。


「目玉」に線が彫刻されていたので、「スミ入れ」をして完了です。



<デカール貼り>
キットに付属していたデカールを貼ります。
デカールは3種類用意されています。

今回はこれらのうち、写真右上にある転写式の「ドライデカール」のみ使用します。
それ以外はキットの縮尺(1/100)に対してはデカールが肉厚で段差が生じてしまい、スケール感を損ないそうなので今回は貼りません。。。

そうなると、対象のパーツは左肩の付け根部分… この1カ所だけと言うことになりました。
貼ると言っても、実際には擦り付ける感じです。
「インスタントレタリング」と同じ要領で貼ることが出来ます。
適当な大きさに台紙ごと切り取り、貼りたいところに乗せて先の丸いペンのようなものでこすると、文字の部分だけが定着します。


あっという間に、必要な箇所へのデカール貼りが終了しました。「パープル」に黄色い文字が映えます。



<塗装工程の終了>
ようやく、必要なパーツ全てへの塗装/デカール貼りが終了しました。
組み立て前にパーツを並べてみました。



塗装に時間をかけた分、愛着のわく仕上がりになっています。
どのパーツも可愛く思えてしまいます。

さて、次回はいよいよ最終工程である「組み立て」の工程です。
手間ひまをかけたパーツが組み合わさって、QUBEREYになってゆく様子をご紹介します。
お楽しみに。
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[AMX-004] QUBELEY #3-6

2011-07-25 01:33:20 | AMX-004 Qubeley 製作記
《やり直しがきかない塗装は、いつも緊張します》
前回の記事で「なんとなくパープル」に塗装したパーツが乾燥しましたので、いよいよ光沢塗装の仕上げ「クリアーコーティング」を行います。


<クリアーコーティング=トップコート>
クリアーコーティングには無色透明の塗料を使用するのですが、様々な種類のものが市販されています。
・模型用ラッカー系塗料
・模型用水性塗料
・模型用エナメル塗料
・自動車の補修塗料 (ラッカー系塗料)
・1液式ウレタン塗料 (模型/工芸/自動車の補修塗料)
・2液式ウレタン塗料 (模型/工芸/自動車の補修塗料)
などなど、他にも様々な種類が市販されています。

今回は模型用の「2液式ウレタン塗料=ウレタンクリア」を使用する事にしました。

ウレタンクリアとは2液式の塗料で、化学反応によって硬化する性質のある塗料です。

利点は…
・硬化するまでの時間が短い。(2~3日)
・硬化後の肉やせ(厚みの縮小)が少ない。
・ラッカー系クリア塗料には無い、独特の光沢を得られる。
・硬化後の表面が固いので、研ぎ出しが行い易い。

良いこと尽くめの「ウレタンクリア」ですがその反面で…
・作業後は道具(エアブラシなど)のメンテナンスを入念に行う必要がある。
・硬化するまでの間は、箱などに入れてホコリの付着を避ける必要がある。
・塗り方によっては割れたり、下の塗装面を侵したりすることがある。
といった特徴があります。

私の場合カーモデルを制作する時には、「クリアーコーティング」後に研ぎ出し作業をよく行うのですが、今回は「吹きっぱなし」で仕上げます。
このとき注意しなければならないのは、厚く吹き付け過ぎないようにすることと、スプレー痕を残さないようにすることです。
あと、ホコリの付着も気をつけたいところです。

<塗装前の準備>
クリア専用に使用しているエアブラシを念入りにお掃除しておき、さらに部屋の床や棚などホコリの溜まっている所を水拭きをします。

こちらはこれまでに何度か登場している「食器乾燥機」です。
塗装後のパーツをここに入れて乾燥させたり、ホコリの付着から守ってくれるのに重宝しています。

ホームセンターで購入したものですが、一度も「食器」を乾燥させるのには使っていません。。。
パーツの出し入れがしやすいように、カゴの前面を切り落として、パーツ落下防止のために、自動車用品店で買った格子状のマットを敷いてあります。
完全に模型制作専用ですね。。。

さて、QUBELEYの外部装甲パーツですが、余裕をもって乾燥機に入れたいので、2回に分けて塗装をすることにしました。
1回目の塗装は主に、面積の狭い小さなパーツにします。
塗装後、1~2日程度でホコリ付着の心配がなくなりますので、このタイミングで面積の広い大きなパーツを塗ります。


<塗料の準備>
定められた分量の「主剤」と「硬化剤」を加え、専用の溶剤で希釈します。


撹拌すると白濁しますが、気にせずよくかき混ぜて、専用溶剤を添加します。


溶剤を入れてさらに撹拌すると、透明な液体になり、塗料の準備は完了です。

混合したクリア塗料の使用可能時間は夏場だと約8時間です。
焦る必要はありませんが、手早く吹き付けます。

例によってテストをします。
「パープル」のスプーンは「つや消し・半ツヤトップコート」を塗ってあったものなので、一部分だけマスキングしました。
シルバーに見えるスプーンは、混色した「メタリックブルー」です。QUBELEYには使用していない色ですが、テストとして用意しました。
白いスプーンは外部装甲の「ホワイト」に「なんとなくパープル」を塗ったものです。


塗装方法は、まず遠くから軽く吹き付けて少しのあいだ置きます。(2~3分)


ホコリやゴミが付着していないことを確認したら、躊躇なく一気に吹き付けます。

テストは良好ですね。

<ウレタン塗装 ~1回目~>
テストがうまくいったようですので、パーツに吹き付けました。

垂れることもなく、吹き付けることが出来ました。写真では分かりづらいのですが、テっカテカで~す。
ほぼこのままの光沢で硬化しますので、2~3日はホコリが付着しないように気をつけて保管します。

<ウレタン塗装 ~2回目~>
最初に塗装したクリアが硬化しましたので、残りのパーツに塗装します。
先述と同じように塗料を混合して吹き付けました。



いい感じの光沢になりました。
こちらも、このまま2~3日の間は、硬化するまでそっとしておきます。


<こまごまとした塗装 ~円盤型のパーツ~>
ウレタンの硬化を待つ間に、塗り残したパーツの塗装を仕上げます。
まずはこちらのパーツ。

大小の円形パーツです。
購入当初から気になっていたのですが、設定上だとどのような機能を持った部品なのでしょうか?
大きい円盤はフラップのような物が重なっているような形状ですので、吸気口か冷却口のつもりで塗装してみます。
小さい方は…不明ですが、内部構造に組み付けるので何らかの支持ボルトでしょうか。
白い機体に良いアクセントになりそうです。

さっそく設定に従って「ブルー」に調色し、さっそく塗ってみました。

「ツヤあり塗料」でしたので、ギラギラした感じがしますが、これは「スミ入れ」をし易くする為の工夫です。

~カラーレシピ~
○ 適量:ウルトラブルー/Gaianotes
○ 半量:胴体用に調色したパープル


<スミ入れ ~円盤型のパーツ~>
「スミ入れ」に使用する「希釈したエナメル塗料」は表面の状態によって広がり方が異なります。
「つやあり」の表面では拡散しにくく、「つや消し」表面では拡散し易い性質があります。
ここでは、シャープな線が欲しいので「つやあり」表面に「スミ入れ」を施して、不要な部分を拭き取り、後に「つや消しクリアー」を吹き付けます。
その後、「汚し塗装」を施します。

薄めた塗料を流し込んで、乾燥を待ちます。
この時点では線の幅は不均一ですが、乾燥後拭き取るので線の太さよりも色が行き渡らせるようにしておきます。


乾燥したので、溶剤を染み込ませた綿棒で余分なところを拭き取ります。


写真左が余分な塗料を拭き取った物です。拭き取ると、スッキリとした線になり奥行き感が出ました。


さらに、「トップコート=フラットクリアー」を吹き付け、色合いを落ち着かせます。


<汚し塗装>
乾燥したパーツに「汚し塗装」を施します。
吸排気口のつもりですので、フラップの開口部のあたりは汚れが発生するはずです。
#3-4の記事で登場した「ウェザリングマスター」で汚れた感じを表現します。
付属のブラシでそのまま塗ると、全体的に汚れてしまうので、「スミ入れ」をした周辺だけ汚れがつくように、マスキングテープを貼ってウェザリングします。


今度は写真右が汚し塗装を施した物です。
さりげなく汚しているので、写真では分かりづらいですが吸排気によって「汚れた」感じを表現出来ました。



<こまごまとした塗装 ~ハマーン・カーンさん~>
続いて、QUBELEYのパイロット「ハマーン・カーン」さんを塗装します。
下地塗装の時に一緒に塗っておいたので一部「サーフェーサー」がかかっています。

単3乾電池と比較してみました。
それにしても、なんと小さいのでしょう。。。

面相筆でちまちまと塗装します。

胴体は水性アクリル塗料の「レッド」「ブルー」「ブラック」を混ぜながら塗りました。
肌の部分には「フラットフレッシュ」を塗装し、髪の部分だけはエナメル塗料の「レッド」と「ホワイト」を混ぜて塗りました。
小さすぎて、表情が分からないのですが、なぜかハマーン・カーンさんに見えてくるから不思議です。。。


外部装甲の「クリアーコーティング」をして、その他のパーツに塗装を施しました。
塗装を待つパーツも残りわずか…ウレタンの硬化が待ち遠しいです。

「ウレタンクリア」硬化後は、肩の外部装甲の内側を「ピンク」で塗り分け、細部のスミ入れを施して塗装工程の終了となります。

次回の記事では「ウレタンクリア」硬化後の外部装甲に手を入れる(細部塗装など)工程と「デカール貼り」をご紹介します。
おたのしみに。
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[AMX-004] QUBELEY #3-5

2011-07-16 00:15:22 | AMX-004 Qubeley 製作記
《完成まであと少しです》

天候も落ち着いたので、晴れていて、湿度の低い日を選び、光沢塗装の仕上げに移ろうと思います。
塗装と湿度には気を使います。
湿度の高いときに「エアブラシ塗装」すると、湿気を巻き込んで白っぽくなってしまう事があるのです。
「カブリ」と呼ばれる現象で、光沢感を損なう原因ですので、ここは天候と相談して作業します。

<仕上げ塗り (光沢塗装について)>
「ホワイト」で塗装した外部装甲の塗装はすでに乾燥していました。
ここからは、テーマである「F-1のような美しさ」を表現する為に仕上げの塗装を施します。
仕上げの塗装は…
・パールコーティング
・クリアーコーティング
の順に行います。
仕上げの塗装を2段階に分けて行うわけです。
今回の記事では、「パールコーティング」の工程をご紹介します。

対象のパーツはこちら。



<パールコーティング>
いよいよ、「パールコーティング」を行います。
当初は、本塗装のまま「クリアコート」でも良いと思ったのですが、QUBELEYの外部装甲パーツは美しい曲線で構成されていますので、光が当たったときに、ほんのりと「パール色」があったほうが立体感が出て、よりテーマに近づくのではないかと考え、「パールコーティング」の実験もかねてやって見ることにしました。

目指す色合いは「なとなく パープル」です。
光が当たった所がうっすらと「パープル」に輝くような塗装表現をします。

パールコートに使用するのは、「パール顔料」と「クリア塗料」です。

「パール顔料」とは非常に細かい粉末状の顔料で、そのまま塗り付けるのではなく、「クリア塗料=透明な塗料」に混ぜて吹き付けます。
「パール顔料」には色もいくつかあり、今回は「パープル」を使用して美しさを際立たせます。

パーツにいきなり吹付けるのは危険だと思いましたので、テストをします。
テストに用意は#3-3記事でも登場した100円ショップで売っている「使い捨てスプーン」です。

材質がプラモデルと同じ「スチロール樹脂」で出来ているので、塗装のテストにはもってこいです。
私の場合あらかじめ、まとめてサーフェイサーを吹付けてあり、テスト塗装に使用しています。
今回は外部装甲の「ホワイト」塗装の時についでに何本か塗装しておきました。


「クリア塗料」をビンに移して「パール顔料」を適量添加してよく撹拌すると、貝殻細工のような色になります。


よく撹拌したらエアブラシで塗りムラが起らないように、均一に吹き付けます。

微妙ですが、光が当たった時にうっすらと「パープル」に輝いています。
これならうまく行きそうです。

さっそく、外部装甲のパーツに「パールコート」をして乾燥をまちます。


「パールコート」前と後で効果の違いを比較してみました。
こちらは「パールコート」前の状態。ふつうに光っている感じですね。


そして「パールコート」後の状態です。光のあたっている所の周辺が「パープル」っぽく光っています。

いかがでしょうか?「なんとなくパープル」感が出てませんか?
「パールコート」は薄めに吹き付けたので、遠くから見ると、青みがかかったホワイトに見えますが、近づいて光が当たっている所をみてみると「パープル」に輝く不思議な色になりました。
「なんとなくパール」の完了です。

「パールコーティング」にはクリア塗料を使用しました。この後の「クリアーコーティング」で塗装面に影響が出てしまわないようにしっかりと乾燥させて次の工程に移りたいと思います。
このあとは、この上からさらにクリア塗料を吹き付け、最終仕上げの「クリアーコーティング」をします。
手持ちのクリア塗料は何種類かあるので、どれを使用するかはパーツの乾燥を待ちながらじっくりと考えたいと思います。

というわけで、今回はここまで。
次回は乾燥した外部装甲に「トップコート=クリアーコーティング」を施す作業をご紹介します。
お楽しみに。
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