goo blog サービス終了のお知らせ 

Imaginary Dock

"作ることを伝える"をテーマに
プラモデル製作を紹介しています
動画もあわせてごらんくださいませ

[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #5-1

2012-03-29 21:55:08 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《うーん、百式ですね》
作品のテーマ:「さりげない精密感と使用感」


製作期間約6ヶ月…MSN-00100 HYAKU-SHIKI の完成です。



 

前作よりも短期間で製作出来ました。
テーマである『さりげない精密感と使用感』は表現できているでしょうか?



 

QUBELEYとならべてディスプレイすると、物語が生まれるような気がします。

 




MG2作目のHYAKU-SHIKIの製作はいかがだったでしょうか?
単体でディスプレイするのも素敵ですが、複数で並べてみる事で、展示の幅がひろがるのはこのシリーズの素晴らしい所と言えると思います。

また一つ電子の海へ作品を送り出しました。

このBlogを開設して1年を超えました。 ここまで あっと言う間の期間だったように思います。
これからも、数多くの作品を送り出してゆきたいと思います。
そして、このBlogを見て「自分も作ってみよう!」と思っていただけたら、とても嬉しく思います。

また、YouTubeでも製作工程をご紹介しています。こちらでは、箱を開けてから完成させるまでの工程や、道具の使い方、完成品ギャラリーなどを動画でご紹介していますので、ぜひご覧くださいね!

プラモデル作り/もの作りはとっても楽しいですよ!
それでは、次回作をお楽しみに!

Nami Namiより
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #4-1

2012-03-19 23:57:34 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《今度は壊さないように組み立てます》
作品のテーマ:「さりげない精密感と使用感」


すべてのパーツがそろい、いよいよ最終段階の「組み立て工程」です。
組み立ての様子は動画にしてみました。
今回の記事では動画の流れをご紹介します。

前作同様「脚」から「頭」に向かって組み立てます。
パーツの破損には最大限の注意を払い、慎重に組み立てをします。

<脚の組み立て>
脚の部分から組み立てを始めます。
こだわりの「脛」です。
チラリと見える「油圧シリンダー」がポイントです!

<腰の組み立て>
腰を組み立てて「脚」を取り付けます。

<胸の組み立て>
胸部パーツ群を組み立てでは、汚し塗装を行いながら組み立ててみました。
ここまでくると、HYAKU-SHIKIっぽさがよくわかります。

<腕の組み立て>
腕は細かなパーツで構成されています。
また「手」は取り替える事が出来るようになっています。

<スラスターユニットの組み立て>
スラスターユニットもがんばって塗ったのですが、カバーを取り付けたら全く見えなくなってしまいました。。。

<頭部の組み立て>
頭部の組み立てです。
複数のパーツに分割されていますが、きちんと収まってくれます。
前作の悲劇が思い起こされますが、慎重に組み立てました。


<組み立て動画>
というわけで、組み立て風景の動画です。
動画を観れる環境の方はぜひどうぞ!
※音量にはお気をつけくださいね。




パーツのはめ込みが固くて少し苦労しましたが、大きなトラブルも無く、順調に完成です。

次回の記事では、完成品の写真をご紹介します。
QUBELEYと並べた光景をご紹介します。
おたのしみに!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #3-4

2012-02-19 22:25:17 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《塗装がきまるとやっぱり嬉しいです》
作品のテーマ:「さりげない精密感と使用感」


フレームをはじめとして、各パーツに基本塗装が完了しました。
今回はフレームパーツに「退色表現」をします。

<退色表現>
塗装が施された物体は、経年変化や使用環境によって色が褪せてゆきます。
プラモデルの場合でも完成後に、長期間放置しておくと色が褪せてしまう事があるのですが、ここでは塗装の段階ですでに「色あせた感じ」を表現する方法をご紹介します。

「退色表現」と言っても、「錆が浮くほど」や「何十年も放置されたような感じ」ではなく、どちらかというと「角と立体感を演出する」方向に近い表現をします。
今回は「さりげない使用感」がテーマですので、「なんとなく退色」させた色を塗って立体感を強調します。
前作の「まるで新車のようなQUBELEY」と対比させて展示したいので、HYAKU-SHIKIの場合は「製造されて間もないが、いくつもの戦闘をしている中で、退色やその他の付着物によって汚れている」というつもりで塗装します。


<フレームパーツへの塗装>
HYAKU-SHIKIは完成した後も内部フレームのパーツが見える所があり、その部分に始めに塗った色より明るい色を軽く吹き付けます。
対象のパーツはこちら。


「退色表現」に使用する塗料はフレームパーツを塗装した基本色にホワイトを足して少し明るい色を作ります。
今回はGSIクレオスの「グランプリホワイト」というアイボリーに近い色を適量まぜます。


実際のパーツに塗装する前に、フレームパーツと同じ色で塗装しておいたスプーンに試し吹きをします。
エアブラシの塗料が出てゆく量を絞って、わずかな量の塗料が出るように調整して塗装します。
マスキングテープを貼ってテープの端あたりを狙って吹き重ねます。


吹き付けるたびにマスキングテープの位置を変えて、吹き加減を調節しながら塗装すると、グラデーション模様が現れました。

テストは良好です、このグラデーションを「退色表現」として利用します。


エアブラシの塗料を吹き付ける量が決まったので、パーツにある平面に塗装を行います。
この時のポイントは「他のパーツが取り付けられる所の周辺」や「他のパーツで影になる所」そして「別の色で塗ってある所」は塗らないという事です。
要するに、塗るのは「完成後に外から見える部分だけ」という事です。
下の写真は脚のパーツです。広い平面があるように見えるのですが、スラスターが取り付けられる部分があるので、そこ以外の所に塗装をするという事になります。


続いて、簡単にマスキングをして、余計な所に塗料が飛んでしまわないようにしておきます。


2つ上の写真の「この辺」と「ここ」とした所に「なんとなく」吹き付けました。

写真左側が塗装前のパーツで右側が塗装後のパーツなのですが…
「なんとなく」過ぎて分かりませんね。。。

気にせず、その他のパーツにも同様に塗装しました。

こちらの方が分かりやすいですね。
この段階ではとってもさりげないのですが、このくらいに留めておきます。

「新品」という感じがなくなって、完成前から「使用感」が漂っています。
ちょっと物足りないと感じたので、完成時にすこしだけ「汚し塗装」をしたほうが良いかもしれません。

というわけで今回はここまで。
次回はメッキパーツの塗装工程をご紹介します。
HYAKU-SHIKIの特徴とも呼べるメッキパーツ、そのままでも奇麗なのですが、ひと手間かけてみたいと思います。
おたのしみに。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #3-3

2012-01-22 23:05:14 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《実物を良く観察すると、塗装のヒントがたくさん隠れていたりします》
作品のテーマ:「さりげない精密感と使用感」

前回の記事で塗装したパーツに「退色表現」を施す予定でしたが…
ちょっと、寄り道をします。
というのも、「退色表現」をする為にパーツを見回して「どのように塗ろうか?」考えているうちに、HYAKU-SHIKIのパーツも塗り分けて欲しそうな形をしていることに気づいてしまいました。
前作QUBELEYとは違って、内部フレームが完成後も見えるようになっている部分がありますので、複数の色を塗り分けて「精密感」を表現します。


<塗り分け>
モールドの形に合わせて塗り分けます。
まずは足の裏です。組み立て説明書によるとこのパーツは「全部赤」ということなんですが、やはりここは塗り分けておきたい所です。
というわけで、さっそく塗り分けを行います。
手順は…
1.基本となる色を全体に塗る。
2."1."で塗った色を残したい所にマスキングテープを貼ってマスキングを行う。
3.塗装する。
こんな要領です。

シルバーに塗装してある上からクリアーレッドを重ね吹きして、凹んでいる箇所をマスキングテープを埋め込むようにして貼付け余分な部分をナイフで切り取ります。(下の写真右)

マスキングが完了したら、「タイヤブラック」という濃いグレーを吹き付けておきます。
先ほどのマスキングテープをはがすと、クリアーレッドで塗装した部分が残ります。



続いてフレームパーツとバックパックですが、始めに塗った色に2~3色で塗り分けて精密感を出します。
今回は、フレーム用に調色しておいた色に加えて「スーパーファインシルバー」「チタンシルバー+クリアオレンジ」「セミグロスブラック」を吹き付けます。
シルバーで塗っておいたパーツのシルバーを残したい部分にマスキングをして、フレーム色を塗りマスキングをして「チタンシルバー+クリアオレンジ」を塗装します。


さらにマスキングを施して「セミグロスブラック」を吹き付けます。

マスキングをはがす瞬間は緊張しますが、塗装工程でいちばん好きです。


<シリンダーの塗装>
HYAKU-SHIKIの脛には「油圧シリンダー」の様なパーツがあります。
ここは、油圧シリンダーっぽく見えるようにします。
このパーツはABSで成型されているので、下地にはABSの下地塗装に使える下地塗料を使用します。

これは、ガイアノーツ社から発売されている「ガイアマルチプライマー」という無色透明な下地塗料で、ABSの下地に使用出来るのでサーフェイサーの代わりに吹き付けておきます。

「ガイアマルチプライマー」を塗装したあとに「スーパーファインシルバー」を吹き付けておきます。


シルバーが乾燥したら、「スモークグレー」を重ね吹きしておきます。
シリンダーに収まる部分には手軽に金属表現が出来るハセガワトライツールの「ミラーフィニッシュ」という鏡のような金属表現が出来る、極薄の粘着シートを巻き付けます。



「油圧シリンダー」っぽくなりました!
このパーツは完成後もチラチラと目立つので、いいアクセントになると思います。

塗り分けが完了しました。

今回はメタリック色を使用して塗り分けをしました。
完成したら見えなくなってしまう部分に凝った塗装をしてしまいましたが、これはこれで「機械」っぽさを強調出来たと思います。


さて、寄り道をしてしまいましたが、今回はここまでです。
「退色表現」は次回の記事でご紹介します。。。
一種の「汚し塗装」なのですが、元の色の明るさを変えた塗料を塗装する事です。
「使用感」がどのような仕上がりになるのか…おたのしみに!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #3-2

2011-12-23 15:50:30 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《私の手はオイリーなので塗装のときは、よくアライグマになります》
作品のテーマ:「さりげない精密感と使用感」


いよいよ、"#3-1"の記事で用意した塗料で塗装に入ります。
今回は製作テーマである「使用感」を演出する為に「退色表現」をさりげなく施します。
工程は大まかに…
・調色した色を塗る。(今回の記事はこの作業)
・上記の明度を上げた塗料を薄く重ねて塗る。
という具合です。
それと平行して、今回も完成後には外部装甲に隠れて見えなくなるのを知りつつ、細部を「メカっぽい雰囲気」に塗り分けて仕上げます。

<塗装前の準備>
エアブラシで塗装する場合も、筆で塗装する場合も、パーツを直に手で持って塗装をするのには限界があります。
ここでは「つまようじ」を使ってパーツを保持する方法をご紹介します。

~用意するもの~
・マスキングテープ
・つまようじ


方法はいたって簡単です。
まず、「つまようじ」にマスキングテープを下の写真のように貼り、粘着面が外側になるように巻くだけ。



これを塗装したいパーツにくっつけるだけです。

巻き始めはきっちりと巻き付けて、終わりの方で緩めに巻くと、パーツにくっつける面が広くなります。
テープの長さや巻き方を変えることで、保持するパーツの形状にあわせる事が出来ます。
「つまようじ」のもう一方は洗濯バサミで倒れないように鋏んでいます。

重たいパーツや大きいパーツの場合は本数を増やしたり、くっつけた上からさらにマスキングテープを貼って、エアブラシの風圧で吹き飛んでしまわないようにしています。(パーツに「大きなダボ穴」がある場合は、「つまようじ」を直接差込んでいます。)


<火器類の塗装>
"#3-1"の記事でご紹介した塗料をして、ライフルとバズーカに塗装をします。
この塗料は、乾燥後に磨くと鈍い金属のような仕上がりになるという特徴があります。
ただ、この塗料は塗膜が厚くなり易いので、まずは、テストを行って磨いてみて実際に採用するかを判断します。

テストはいつものようにスチロール樹脂製の「使い捨てスプーン」で行います。
100円均一のお店で まとまった量が手に入ります。
プラモデルに使用されているスチロール樹脂製で、塗装をすることが出来るため、テスト塗装には重宝します。
また、スプーンは曲面で構成されているので、平面体に塗装するよりも陰影が出て、色の発色を確認し易くなります。

というわけで、さっそくテスト塗装を行います。
スプレー缶に入っている塗料をエアブラシに移し替えて吹き付け、乾燥後に一部を「コンパウンド」で磨きます。
(スプレー缶塗料をエアブラシへ移し替える方法は ”[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #2-2” をどうぞ。)


「コンパウンド」で磨いたものと、「ティシュペーパー」で磨いたもの、塗装後の状態を見比べてみます。
同時に塗膜の状態も確認します。(コンパウンドはTAMIYA製コンパウンド「細目」です)

希釈をせずに塗装したので、やはり塗膜が厚い感じがします。
研磨についてはパーツの大きさを考慮して綿棒で行う事にします。

対象のパーツはこちら。


ウレタンシンナーで希釈して塗装後、丸一日乾燥させた状態です。


さらに、これを綿棒で磨いてゆくと…

こうなります。
なかなか、重厚感がでて「武器」って感じがします。
角の部分は多めに磨いて、光らせてあります。


<内部フレームパーツの塗装 その1>
"#3-1"の記事で調色した塗料で内部フレームのパーツを塗装します。
対象のパーツはこちら。
先にシルバーに塗ったパーツにはマスキングを施します。


とここで、うっかりミス!
パーツの押し出しピン跡(生産段階で生じる円形の凹凸)を処理し忘れていました。
なぜこの状態で塗装してしまったのか自分でも不思議ですが、こんな事もあるんですね。。。
見つけたからには、処理しましょう!
と、いうわけで「ラッカーパテ(白)」を押し出しピン跡があった4カ所に盛りつけて、乾燥後にペーパーをかけ均一な状態にします。

周囲より奥まった狭い箇所にペーパーをかける時は、小さく切ったペーパーを「Tの字」に折ったものをピンセットでつまんでかけています。

塗装が剥げてしますが、後でシルバーを再塗装しておきます。

さて、気を取り直して塗装作業です。
シルバーに塗装したパーツにはマスキングを施しておきます。
きっと、完成したら外からは見えなくなるんでしょうけど、とても塗り分けて欲しそうなモールドがありましたので…やります!
マスキングテープと「マスキングゾル」を駆使して、マスキングが完了しました。


調色しておいた塗料を吹き付けて乾燥させます。

シルバーの部分にエナメル塗料(フラットブラック+ハルレッド)を溶剤で薄く溶いたものを塗り、乾燥後余分な部分を拭き取って「汚れた感」を出してあります。
脛とスラスターユニットと思われるパーツ類はもう一段階マスキングをしてを塗装する予定です。
「退色表現」の第一段階が完了しました。
この上から明るさを変えた塗料を吹き重ねてゆきます。

さて、今回は内部フレームの塗装を行いました。
うっかりミスをカバーしてマスキング…
前作ほど手間はかかりませんでしたが、ガンプラは細部まで表現されていて塗装のし甲斐があります。
調色した色も、狙い通りの色に発色してくれているので、次の工程が楽しみです。

次回は、その他の外部フレームパーツの塗装と退色表現の工程をご紹介します。
お楽しみに!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする