おもいつくままに

日頃思っていること、毎日の出来事を、備忘録としておもいつくままに掲載していきたいと思っています。

犬の上下関係

2020-06-25 20:27:13 | 暮らし
先日、我が家のワンコのことをアップしたので、
犬同士の関係について少し書いてみようと思います。

私はペットショップで犬を買ったことはありません。
小さい時、子供にイジメられていた泥だらけの犬を家に持ち帰り、
母に「飼ってもいい。」と許可を得るまで、数時間
玄関に犬を抱いて立ちすくしていたことを思い出します。

これが契機になったのか?公園で捨てられていた犬とか、
犬の交換会でもらった犬、
友達が末期のガンで可愛がっていた犬に
「私より早く死んでくれ。」と
毎日犬に言っているということを聞き、
見かねて11歳で引き取った犬、
そんなワケあり犬ばかり飼ってきました。

もし、もう1匹飼ってもいいと言われたら、
躊躇なくワケあり犬を飼うと思います。
不幸な犬を1匹でも救いたい気持ちはありますが、
年齢的にもう無理😞

今いるワンコも、保護犬でどこかのお宅に一旦引き取られたけど、
どうしてもなつかないという理由で、返されて来たそうです。
引き取るとき、
「この犬は慣れた人に飼われないと難しいと思います。」と
犬のボランティアさんが言われました。
確かにやってきた時、大変な犬だったと思います。

余程イジメられたのか、ひどい人間不信で、
特に子供を見たらひどく怖がり、
チラっとでも遠くに子供が見えただけで
スゴイ勢いで逃げ出してました。


さて、友達から預かった犬は、ヨークシャテリア、名前はイクラ、
大阪から友達のご主人に連れられてやってきました。
犬同士を対面させたところ、あっという間もあらばこそ
イクラはうちのワンコに飛び掛かり、お尻をひとガブリ!
「キャンキャン!」
すごいライバルが現れたものだ。

これで、勝負あり。
それからというものチビのイクラが常に上位に立ちました。
犬の世界は飼われた年数とか、
体の大小は全く関係ないんだと知りました。

不思議なことに、イクラは帰っていくご主人を
追いかけたりしなかったし、
その後も恋しがるそぶりは全く見せませんでした。
賢い犬だったから、きっと友達に言い聞かせられて、
観念して我が家にやってきたのでしょうね。

小さくてもいつも威張って、
ワンコを何となく見下した態度をしているイクラ。
それに対してオドオドして体だけは大きな我が家のワンコ。
いったいどっちが先住犬?
外出先から帰ってきたら、内から外から2匹の犬が大歓迎!


吠えまくり、歓迎っていうより、
家の中にいるイクラの目線は外にいるワンコに向かっていて、
「オレが吠えてるんだから、お前は吠えるな!うるさい!」と
言っているようでした。

私としては、どちらも可愛いけど小さいころから苦労した
不憫なワンコがカワイイ。
仲が悪いので、一緒に散歩に連れて行くわけにもいかず、
パートしてたので、時間的に余裕はなかったのに、
1日4回散歩してました。
そのころは、体力的に余裕があったんでしょうね。


私は、ワンコの耳元にコッソリささやいていました。
「イクラは齢いってるから、きっとあんたより先に死ぬよ。」
「そしたら何でも一人占めできるから頑張って長生きするのよ。」

4年後、15歳でイクラは私の腕の中で虹の橋を渡りました。
アレルギーでいつも体をカキカキしていて、可哀そうでした。
それからワンコは10年以上頑張って生きています。

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