村に戻った番頭さんを迎えてくれたのは、みかんの花だけではない。
なんと、今年初めての蘭が花棚に咲き誇っていたのである。
一番乗りは、去年と同じく「ホタテ蘭」だ。
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なんとも無粋なネーミングだとは分かっているのだけれど。
すでに何度か書いたように、もっと粋な名前を付けようと思っていくら繁々と眺めてみても、その白くて分厚い花弁が、番頭さんにはおいしそうなホタテにしか見えない。
いや、花芯の根元を包み込むように広がる薄紫色の花萼(?)は、なかなかにカレン、もとい可憐に愛らしいから、ひょっとしたら「ホタルイカ蘭」なんて、さらに食欲をそそる名前にしたのだったかもしれない。
確か、去年の今頃の数日前に、この花について書いたはずなのだが、日々大量の脳細胞死滅現象に見舞われている番頭には、定かな記憶がない。
お暇と興味のある方は、ぜひ過去ブログでも覗いてみてくださいな。
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さて、一番蘭の開花が去年より少し遅れたのは、やはり今年の冬の異様な寒さのせいだったのだろう。
他にもいくつかの花芽はふくらんできたものの、花棚全体にどうも活気がないようだ。
まあ、水やりも手入れもいい加減なものだからなあ。
さて、次はどんな蘭が咲いてくれるのか。
そして、世界中の愛好家を驚喜させた「踊り子蘭」は、今年も咲いてくれるのだろうか?
そういえば「踊り子蘭」、去年は咲いたんだっけか?
チェンマイ惚けか、どうにも頼りない番頭さんなのであります。
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