やっぱり、ウチの犬ということになってしまったようである。
嫁のラーがだまし討ちで隣家から強奪してきたジュンのことである(2月3日付け記事参照)。
以前のように隙を見ては隣家の母親の元に戻るということもなくなり、わが家の敷地内でチョロチョロしている。
一定の距離をおいてはあるが、父親の嫌疑がかかっている雄太、(それが事実なら)伯母にあたる元気と共にひなたぼっこをする光景も見られるようになってきた。
だが、どう見ても雄太とジュン、似ていないように思われるのだけれど、今朝などは、裏のベランダの下で雄太と一緒に餌待ちをしているではないか。
その様子を見ると、雄太もついに認知の方向に心が傾いてきたのかもしれない。
もっとも、食べ終わるとジュンには目もくれずにその場を離れていったのだけれど。
こらこら、雄太!
ジュンの顔は米粒だらけじゃないか。
こうして、ちゃんときれいに取ってやらんかい。
気づいてみると番頭さん、禁を破ってまめまめしくジュンの世話をしているのであった。
ナッケー!(カレン語で困ったもんだ)
*
それにしても、「ジュン」という名前はどうにもしっくりこない。
頭の中には、ゲストの名前である「純」とか同級生の名前である「淳」とかが浮かんでどうにも落ち着かないのである。
第一、「ゲンキ」や「ユウタ」は大声で呼ぶにも都合がいいのだが、「ジュン」となるとどうにも気合いが入らない。
これなら、「ジュンヤ」転じて「ジュニア」の方がよっぽどマシだわい(エグチさん、ごめんなさい)。
嫁なんぞは、「ジュ~ン、ジュ~ン」なんぞと、なんだか背筋が寒くなるような甘ったるい声で呼ぶのだから始末が悪い。
こらこら、お前さん。
いつから、そんな軟派に転向したんだい。
俺のことなんぞ、一度もそんな甘い声で呼んだことないじゃないかあ!
*
そこで、怒りと憎しみをもって呼べるような漢字を探してみた。
嫁から日本語命名をずっと催促されているので、決着をつけるいいタイミングだ。
さて、順、準、准、潤、惇・・・どれも、字面がいいなあ。
殉・・・こ、これはいいぞお。
なにせ、「殉死」の殉である。
しかし、ラーへの説明が難しい。
他の漢字も、同様だ。
うーん、面倒くさい。
説明が一番簡単なのは、やはり「純」であろう。
混じりっけなし。
それだけで済む。
ついでに、「純真」などの解説を加えれば大喜びだろう。
そこで、改めてジュンの顔を眺めてみると。
思わず、吹き出した。
どう見ても、「純」とは言えない。
まあ、いいか。
もともとが、冗談から独楽が出たような宿命(?)を背負った犬である。
命名、「一応、純」。
なんか、文句あっかあ?
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そ、そんなことを言われては困ります(笑)