【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【改装されたイミグレ】

2009年08月20日 | オムコイ便り
 
 明け方に、肌寒さを感じて目覚めた。

 トイレに立とうとしてベッドから転げ落ちそうになり、ここがわが家でないことを思い出した。

 昨夜寝苦しかったので、扇風機をつけっ放しにしたのがいけなかったようだ。

 体がすっかり冷えきっている。

 薄い毛布をかぶっても、鼻がぐずぐずする。

 眠るのをあきらめて外に出ると、かなり冷たい風が吹いているではないか。

 チェンマイの朝も、なかなか涼しいのである。

      *

 風邪っ気を吹き飛ばすために、ブアックハット公園までウオーキングに出かけた。

 ゆったりとした音楽に合わせて太極拳を楽しむ老人グループと忙しいリズムに追われるようなエアロビクスの女性グループが同居する、いつもながらの光景である。

 600メールの周回コースを5周すると、汗が噴き出した。

 宿からの往復を含めると、5キロ近くになるだろうか。

      *

 搾りたてのオレンジジュース(30バーツから35バーツに値上げされていた)と豆乳、揚げ菓子の朝食を済ませ、宿のバイクをレンタルしてイミグレーションに向かった。

 入口の脇にバイクを停め、窓口に向かおうとして思わず足が止まった。

 いつものように、待っている人たちの姿が見えなかったからである。

「あれ、休み?」

 一瞬思ったが、もちろんそんなはずがない。

 左手にガラスのドアが見えて、そこはいつも1年ビザを取るときに面接のために招き入れられる事務所への入口である。

 そして、その右手に見慣れない粗末なドアがある。

 ということは・・・。

 おそるおそるという感じで、そのドアをそっと開けると、薄暗い中から種々雑多な異国人の視線がこちらに集まった。

 なるほど、今までの待合室が白塗りのベニヤ板のようなものですっかり覆われて、冷房がきくようになったのである。

 まあ、長時間待たされることの多い場所だけに涼しいに越したことはないが、なんか妙な感じで落ち着かない。

       *

 “90日間以上滞在届け”そのものは、実に簡単である。

 一番右側の窓口に置かれている専用の届け出用紙にパスポート番号や現住所などの必要事項を英語で書き込み、パスポートの顔写真、入国スタンプ、出国カード、ヴィザの4ページのコピーと共にパスポートを提出する。

 と、10分もしないうちに名前が呼ばれ、次の届け出日(私の場合は11月17日)が赤字でスタンプされた申請受領書添付のパスポートが返却される。

 手数料は、無料である。

 もっとも、私はうっかりしてタイへの入国スタンプではなく、再入国したミャンマーはタチレクの入国スタンプをコピーして提出してしまったので、これを差し戻されてしまい、10分ほど余計な手間を喰ってしまったのであるけれども・・・。

 たまにチェンマイに出てくるたびに感じるのであるが、オムコイの山の中でのんびりと暮らしていると、どうも頭のタガが緩んでしまうようである、

 ちなみに、申請はその届け出日当日である必要はなく、前後共に7日の間なら受け付けてもらえるそうだ。

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