【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【朝靄の季節】

2014年11月22日 | オムコイ便り

 オムコイ名物・朝靄の季節がやってきた。

 冬季の前触れでもある。

 今朝明け方の気温は、16℃。

 起き出すと、板張りに触れる足の裏がひんやりとする。

 寒がりのラーが、今年初めての焚火をした。

 犬たちもすかさず火のまわりに寄ってくる。



 とりわけ毛足の短い純粋なタイ犬である元気は寒さに弱い。

 日本の厳寒に半世紀以上も鍛えられた身としては、まだそれほでもないんだがなあ。

      *

 朝8時近くになっても、村を覆う靄は晴れない。

 空は徐々に明るんできたものの、山並みはまだ見えないままだ。



 村の雑貨屋まで買い物に出ると、全身にまとわる霧が眼鏡を濡らす。

 バイクでも飛ばせば、眼鏡はびしゃびしゃだ。

 つい先日、ゲストを町のバス停まで送ったときもそうだった。

 子供の頃に漫画によく登場したワイパー付きの眼鏡が欲しいくらいだ。

「凄いですねえ。こんな体験、めったにできませんよお」

 たくましいゲストの言葉に慰められたが、まあこれもひとつの売り物になるのだろうか。

 確かに、幻想的といえば幻想的だ。

     *

 ふと気がつけば、8時20分。

 上空の靄はすっかり晴れて、淡い青空が広がっている。

 今日も穏やかな快晴。

 昨日の最高気温は、27℃。

 日本の秋を思わせる快適な陽気が続く。



☆今日も、応援クリックをよろしく!
タイ・ブログランキング
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【打倒、日本米!】 | トップ | 【通夜の花火に朝靄晴れて】 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オムコイ便り」カテゴリの最新記事