兼子さんと入れ替わりに午後のバスで着いた岩浅(いわさ)さん、すでに5日目の滞在に入った。
と言っても、出迎えに行った終点で降りたのは僧侶一人でその姿が見えない。
あれれ、おかしいなあ。朝のバスに乗り遅れたのかなあ。
と首を捻りつつバス待ちの兼子さんを町のコーヒーショップに案内しかけたところで、向こうから歩いてくる岩浅さんに出くわした。
訊けば、途中でみんながぞろぞろバスを降りたので「オムコイ?」と訊いたところ、「そうだ」と言われて一緒に降りてしまい、それから5分ほど歩いてきたのだという。
バスでいらっしゃる皆さんへ。
オムコイの町(BAN OMKOIという表示が出る)に入るとバスは何度か停車するのだけれど、正面と右手に大門のある四つ角脇の終点で車掌に叩き出されるまで、じっくりと腰を据えていてくださいな。
そこへ超ハンサムな番頭さんがお迎えにあがりますので。
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図書館でたまたま拙著『「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った』(晶文社)を見つけ、ブログも読むようになって「いつかはオムコイに行ってみたいなあ」と思っていたそうである。
すでにリタイアして、悠々自適の身。
リタイア後に『地球の歩き方』を手に一人旅も楽しむようになり、これまでに訪ねた国は40ヶ国を超えるという。
今回のタイ旅行では期間も目的地もとりたてて定めず、「とりあえずはオムコイでのんびり過ごす」ことだけを考えてきたのだそうな。
事前には奥様への懐柔策(?)としてヨーロッパ夫婦旅行も済ませてきたという実に実にうらやましいご身分なのである。
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初日の夕方は、川向こうの棚田と展望台へ。
2日目の朝は、ひとりで棚田を突っ切ってバナナ畑が間近に見える場所まで散策。
その後もひとりで町まで歩き、オムコイコーヒーを飲みながらのネットチェックや奥様へのお土産探しなどを楽しんだという。
基本的にはのんびり旅なのだが、健康のために旅先でも一日2万5,000歩ほどの散歩を心がけているのだそうだ。
その間に、後で紹介する野村さんがオフロードバイクで到着。
その夜は、世界中の旅の話題で盛り上がった。
翌3日目の午前中は、ゲスト二人を教会の日曜礼拝に案内した。
野村さんは途中で抜けて出発するかもしれないということだったのだが、バンドにのせたゴスペル調の礼拝や、言葉は分らずとも笑いを交えた牧師の説教が面白く、二人ともとうとう最後まで見てしまったという。
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昼過ぎに野村さんが出発すると、岩浅さん、宿前のテラスに寝転んでの読書タイムに入った。
午後3時過ぎに川沿いの棚田を突っ切って、渓谷や古い竹橋を渡るミニ・トレックに。
晩飯は、ラー特製の魚・野菜たっぷりのタイスキ。
事前にメールがあった通り、頭から汗が吹き出すような辛いタレにも平然。
ビールと村の焼酎を交互にやりつつ、ご飯のお代わりまでしてくれた。
食後は、焚火を囲んで四方山話。
今夜もオリオンを始めとする星座群が冴え冴えとした輝きを放っている。
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今日僕は2,500歩弱しか歩いてないです.orz
このままじゃ,ヤバイ....か?