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恒例のディズニーランド・アトラクション、もとい、古い竹橋を渡るバンブーハウス・アトラクションである。
田植え前の補修でずいぶんと渡り易くなったとはいえ、孟宗竹を張り渡した床は狭く手すりもいい加減で、なかなかにスリリング。
初体験の3人組も、笑顔で渡り終えてくれた。
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*
翌朝、藤間さんは町のネットカフェへ。
洗濯を終えた3人組は、川向こうの展望台へ。
まだ田植えをやっている遠方の棚田に案内するつもりだったのだが、雲行きが怪しくなって予定変更となったのである。
ところが、午後になっても雨は降り出さない。
そこで、昼寝を終えた3人はお土産探しを兼ねて、約2キロ離れた町への散策に出かけたという。
戻ってきた3人が話してくれたところによると、戻りがけにエルザの体調が悪くなり、ヒッチハイクを敢行。
方向違いのクルマが、わざわざ引き返して村まで送ってくれたそうだ。
先に戻ってきた藤間さんも、途中で村の男衆がバイクに乗せてくれて、なんと宿の前まで送ってくれたのだという。
うーん、さすが、わがオムコイである。
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最終日の夜は、由美さんが翌朝の早立ち、エルザの体調も悪く、早めのお開きとなった。
その後、宿の方ではトランプを楽しむ4人の楽しそうな笑い声が響いてきた。
前夜には、蛍見物や星空見物にも出かけたそうだ。
あいにく雲が多く、星はほとんど見えなかったというが・・・。
翌朝、早立ちの由美さんは藤間さんと一緒にナムプリックガピッ(えびペーストの唐辛子ディップ)で高原野菜を食し、朝8時のバスに乗り込んだ。
どうか、元気な赤ちゃんを産んでくださいな。
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ゆっくりと起き出してきたエルザとエミリエムも、ナムプリックに挑戦。
辛さ控えめの方はなんとか口に合ったようで、二人とも「おいしい」を連発してくれ、心配性の番頭さん、ホッと胸を撫で下ろした。
食後に、エミリアムが嬉しそうにこんな話をしてくれた。
「昨夜、バンブーハウスの中で蛍が飛び回っていてね。闇の中でその光をずっと追いかけていると、最高に幸せな気分だったよ」
その後で、二人は地図を広げて今後の旅のプランの相談を始めた。
オムコイの周りには、プミポンダムを初め大きな湖が点在している。
水辺が好きという二人はしきりにそこを指差すのだが、いずれもダム湖だし、クルマやバイクがないと移動は難しい。
そこで、彼らが最初に口にしたメコン川に沿ったラオス南下を薦めたものの、なにせ「ツーリストの少ない静かな場所」という注文なので、番頭さん、結局はわが村しか思いつかない体たらく・・・。
*
午後2時になっても、バスが来ない。
訊けば、整備に時間がかかっているという。
10分過ぎに現れたバスの運転手に声をかけると、2時半には出発できるという。
やれやれ。
「とっても楽しい時間を過ごすことができたわ、ありがとう」とエルザ。
「バンコク、スコータイ、チェンマイと歩いてきたけど、ここは僕にとってのベストパート・イン・タイランドだよ」とエミリエム。
最後に、二人は日本語で「アリガトゴザイマ~ス」とアニメ風の挨拶を送ってくれた。
番頭さんも、怪しい日本語で「サヨナラ~」
・・・うーん、ベストパート・イン・タイランドかあ。
その言葉、能天気に素直に受け止めておくことにしよう。
アリガトゴザイマ~ス!
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ぼくの8月の休みは再びラオスにすることにしました。またまた、腰の関係で勇気が起こりませんでした。