【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【不思議なタイミング~♪】

2015年08月02日 | オムコイ便り

 タイミングというものは、実に面白いものだ。

 4月初めにチェンマイからバイクでやってきた松月さんが、タイの4連休を利用して、今度は長男の一史くんと一緒にわが宿を再訪してくれることになった。

 前日になって宿の準備を進めていると、今度は京都の梅本さんから予約電話が入ってきた。

「今チェンマイにいるのだが、7歳の娘と一緒に泊まりたい」という。

 うーむ。

 お父さんと10歳の息子、お父さんと7歳の娘の二組が、同時にわがバンブーハウスに泊まることになるなんて、前代未聞のことだ。

 不思議だなあ。

 というわけで番頭さん、少年時代に確か中尾ミエが歌って大ヒットした「不思議なタイミング♪」というポップスを思わず口ずさんだという次第。

     *

 先に着いたのは、梅本さん父娘だった。

 バス停そばの食堂で食事を摂ってもらい、時間をみて帰省中の息子ポーと二人で迎えに走った。

 まだ食べ終えていない娘さんに名前を訊くと、

「英語でいいですか? マイネームイズ サヤノ ウメモト」

 おお、凄いなあ。

 続いて、「サワディ カァ」

 そして、タイ語の挨拶を3つほど書いたノートを取り出した。

 お父さんによると、英語の方は、以前中国人学生が修学旅行の一環としてホームステイしたときに刺激を受けて勉強を始め、タイ語の方は旅行が決まってから準備を始めたのだそうな。

 番頭さん、慌てて自分が7歳の頃の記憶をたどり、その格差に愕然となる。

 ちなみに、サヤノは「清乃」と書くのだそうだ。

      *

 さて、松月さん父子が着いたのは、午後2時頃。

 クルマを降りた二人は、なんだか顔が青ざめてぐったりした感じである。

 今回も、早朝にバンコクからチェンマイに飛び、そのままレンタカーでオムコイまで走るという強行スケジュールだ。

 さもありなんと思いきや、二人はとんでもない被害を被っていたのだった。

 チェンマイのレンタカー屋がひどいところで、事前に予約して支払いも終えていたというのに、出発前になってクルマの手配ができないと言い出したという。

 埒が開かないので、わざわざ日本の本社まで国際電話をかけても「それは困りますよねえ」という無責任な返事。

 むろん、他を当たってはみたもののクルマの空きがない(ローシーズンなのに、一体どうしたのだろう? もしかして、中国人旅行者による「爆借り」?)。

 やむなくチェンマイに着いてからその店を訪ねてみたところ、やはり「手配ができなかった」という驚愕の対応だった。

 日本人経営にして、こんなのありかあ?

 私の知っているタイ人やカレン族だったら、友だちのクルマを借りてでも何とかしようと努力するはずだ。

 結局、チェンマイの知人の助力でピックアップが借りられたものの、そのドタバタ騒ぎが父子の披露を倍増させたに違いない。

     *

 松月さんと梅本さんはほぼ同年代なので、話も合いそうだ。

 清乃ちゃんはまったく物怖じしないで楽しそうだが、一史くんはちょっと恥ずかしそう。

 しかし、すぐに仲良くなって知恵の輪遊びなどを一緒に始めた。



 裏庭で採れたバナナを平らげ、次はバナナアイス(前者を凍らせたもの)のリクエスト。

「なんだか、蜂蜜がかかっているみたいに甘い」と二人とも大喜びだ。

 そして、「もう1個欲しい!」

 さて、この「不思議なタイミング」、今後はどんな展開になっていくのだろうか。

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3 コメント

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「不思議なタイミング♪」 (itchy)
2015-08-02 14:34:42
> 中尾ミエが歌って大ヒットした「不思議なタイミング♪」
あれはたしか「素敵なタイミング♪」..だったかと..(^^;
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最年少記録? (p-tak)
2015-08-02 18:48:53
清乃さんは、最年少記録でしょうか?
ますますバラエティーに富んだ客層になっていきますね。

かくなるうえは、ぼくとしては最高年齢記録狙いで行くことにしますか。
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やっぱり、不思議? (クンター)
2015-08-03 17:20:11
itchyさん

 いやあ、そうでしたね。昨日の晩飯のあとで、ふと「あれ?と思い出しました。やっぱり、不思議なタイミング(笑)

   *

p-takさん

 これまでの最年少は2歳、最高齢は80歳です。
 

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