【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【村の五目並べチャンピオン】

2016年09月01日 | オムコイ便り

 見ず知らずのブログ読者の方から、こんな懐かしいものを送っていただいた。

 碁盤と碁石である。

 正確には、チェンマイからオムコイ行きのバスに乗せてもらったのであるが、なんでも、他国に引っ越しをするので不要になったのだとか。

     *

 あいにく、番頭さん、子供のころに五目並べをやってたくらいで、本格的な囲碁は打てない。

 メールで話をいただいたとき、さて、どうしたものかと迷ったのだが、ゲストの中には碁を打つ人がいるかも知れない。

 そうすれば、五十の手習いならぬ六十半ばの入門が叶うかもなあ。

 そんなことを思って、ありがたく頂戴することにしたのだった。

     *

 今のところ、碁を打つゲストは現れないが、興味を示したのは息子や村の衆である。

 わが村でも、升目模様の入った石造りのテーブルの上に、ビールの栓を並べて勝負を競うゲームがあり、碁盤と碁石を目にした途端に「これ、どうやるんだ?」と目を輝かせるのである。

 そこで、息子にせがまれて五目並べを教示することにした。

 ところが番頭さん、頭の中ではなかなか手順を思い出せない。

 なにせ、半世紀振りくらいのことだからなあ。

     *

 しかし、水泳や自転車乗りと同様なのだろう、碁石を碁盤の中央に置いた途端に記憶が瞬時によみがえってきた。

 まあ、縦でも横でも斜めでも、碁石を5つ先に並べた方が勝ち、という単純なゲームなのだから、思い出さない方がおかしいわなあ。

 一通りの手順を教えてまずは息子と勝負すると、またたく間に勝負が決まった。

 その後も並みいる挑戦者どもを蹴散らして、破竹の連戦連勝である。

 今では「村のチャンピオン」として君臨(?)するに至ったのであるが、この五目並べ、詰めの甘いタイ人及びカレン族を平伏させるには最適なゲームであるなあ。

 誰ぞ、骨のあるヤツはいないか?

 さあ、どこからでもかかって来なさい。

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2 コメント

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村チャン おめでとうございます。 (P-tak)
2016-09-01 19:46:29
詰めの甘いタイ人及びカレン族を平伏させたご様子がありありと浮かんできます。

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チャンピオン (クンター)
2016-09-02 13:16:50
P-takさん

 村の衆が腕を上げる前に引退することにしました(笑)。
返信する

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