見ず知らずのブログ読者の方から、こんな懐かしいものを送っていただいた。
碁盤と碁石である。
正確には、チェンマイからオムコイ行きのバスに乗せてもらったのであるが、なんでも、他国に引っ越しをするので不要になったのだとか。
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あいにく、番頭さん、子供のころに五目並べをやってたくらいで、本格的な囲碁は打てない。
メールで話をいただいたとき、さて、どうしたものかと迷ったのだが、ゲストの中には碁を打つ人がいるかも知れない。
そうすれば、五十の手習いならぬ六十半ばの入門が叶うかもなあ。
そんなことを思って、ありがたく頂戴することにしたのだった。
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今のところ、碁を打つゲストは現れないが、興味を示したのは息子や村の衆である。
わが村でも、升目模様の入った石造りのテーブルの上に、ビールの栓を並べて勝負を競うゲームがあり、碁盤と碁石を目にした途端に「これ、どうやるんだ?」と目を輝かせるのである。
そこで、息子にせがまれて五目並べを教示することにした。
ところが番頭さん、頭の中ではなかなか手順を思い出せない。
なにせ、半世紀振りくらいのことだからなあ。
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しかし、水泳や自転車乗りと同様なのだろう、碁石を碁盤の中央に置いた途端に記憶が瞬時によみがえってきた。
まあ、縦でも横でも斜めでも、碁石を5つ先に並べた方が勝ち、という単純なゲームなのだから、思い出さない方がおかしいわなあ。
一通りの手順を教えてまずは息子と勝負すると、またたく間に勝負が決まった。
その後も並みいる挑戦者どもを蹴散らして、破竹の連戦連勝である。
今では「村のチャンピオン」として君臨(?)するに至ったのであるが、この五目並べ、詰めの甘いタイ人及びカレン族を平伏させるには最適なゲームであるなあ。
誰ぞ、骨のあるヤツはいないか?
さあ、どこからでもかかって来なさい。
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村の衆が腕を上げる前に引退することにしました(笑)。