【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【勝手に世界遺産、第三弾!】

2016年09月16日 | オムコイ便り

 昨日予告した通り、「勝手に世界遺産シリーズ」の第三弾は、村外れにある「オムコイ・ケゴンフォール(華厳の滝)」である。

 いえね、普段はタイでよく見られる3段落ちの舐め滝状態なんだけど。

 雨季のこの時期になると増水して、ご覧のように滝壺上の大岩を水がかぶるようになり、まるで華厳の滝を思わせる(?)ような直下型の滝に姿を変えるのであります。



 滝壺の脇にある足場の悪い岩場をそろそろと横ばいして、滝の全景を斜め前から遠望する位置に立つと。

「わあ、飛び込んでみたいなあ」

 ゲストの大生くん、ドキッとするようなことを言い出した。

 なんでも、国内の旅先でもあちこちの川に飛び込んで来た実績があるのだそうな。

 まあ、確かに3〜4月の暑い時季になると、この大岩の上は若い衆でいっぱいになり、肝試しも兼ねて次々と足先からズボーンと滝壺に飛び込むのであるが。

 今は落下の水圧が高く、下手をすると滝壺から抜け出ることができなくなる危険性が高い。

 第一、水量が多くて大岩の上に渡ることができないのである。

     *

 そこで飛び込みは断念してもらい、滝壺上流での記念撮影と相成ったわけだが。



 間近で跳ね回る豪快な飛沫や不気味な渦を見やりつつ、大生くん、「いつかはやってやるぞお」

 捲土重来の気合いを、その背にびんびんと漂わせていたのだった。

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