【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【水牛もウエルカム!】

2016年08月19日 | オムコイ便り

 翌日から同宿になったのは、小学校教諭の祐子さんである。

 タイ旅行は、10年ぶりの3回目。

 以前からのブログ読者で、「オムコイへ行くのを楽しみに、毎日の仕事を頑張っています」という予約メールをもらったほどだ。

 他の3人はちょうどネットチェックなどで町に出かけており、祐子さんと純子さんは食堂で鉢合わせしたらしい。

 ちなみに、純子さんは元幼稚園教諭だ。

     *

 ひと休みのあとで、祐子さんの村内ガイドに純子さんも同行することになった。





 川向こうの棚田や展望台散策のあとで、別の集落を抜けて村の入り口へ。

 途中で、まるで絵の具でいたずら描きをしたようなこんな珍しい観葉植物を見かけた。



 赤い覆いに包まれたバナナの花とその実の付き方にも、二人は興味津々だ。

     *

 さて、雑貨屋や教会を左に見ながらお洒落な村のメインストリート「水牛の糞(ふん)通り」をぶらぶら進むと。

 おお〜っと、その「糞」の落とし主であるところの水牛たちが道端で草を食んでいるではないか。

 二人は声をあげて、水牛たちに急接近。





 幸いなことに、出産したばかりの気の立った母牛はおらず、彼らは普段どおりの大人しい姿でその場にとどまり、愛らしい目でこちらの様子をじっと窺っている。

 生まれて初めて「生の水牛」を間近に眺めた二人にとっては、絶好のシャッターチャンスとなった。



 そうして撮影が終わる頃になると、水牛たちは「やれやれ」という表情で、こそこそと逃げるようにして道端から離れていった。



 自然発生的な歓迎行事の盛り立て、ご苦労さんでしたな、モ〜!

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