今年に入って、バイク・ツーリングのゲストが続いている。
13日夕方に到着したのは、ロングステイヤーの大野さん。
HONDAの大型スクーターを駆ってチェンマイからやってきた。
お土産は、北海道産のスルメ。
さっそく熾火で網焼きにして、ツマミとして供す。
日本製醤油はあったのだが、わが村ではマヨネーズが手に入らない。
懐かしき「日本のアタリメ味」は実現できなかったのだが、代わりにラーが出したのはムーガタ(タイ式焼き肉)の甘辛タレ。
まあ、「カレン式アタリメ」ということで、ご愛嬌の一幕。
晩飯のおかずは、豚皮の唐揚げと庭になった里芋を煮込んだとろみのあるカレンスープ。
大野さん、村の焼酎はきつ過ぎると言いつつ持参の日本酒とウイスキーをぐびぐび。
ほろ酔いになった女将のラーと共に、なにやら怪しい話題で盛り上がっている様子。
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翌日は、食糧の買い出しを兼ねて町の水曜市に案内した。
戻ると大野さん、持参のミニ炊飯器で持参の日本米を炊き、持参のおかずで飯を食べ、持参の日本茶で純和風の朝食を食した様子。
それにしても、バイク旅に炊飯器持参というのは凄いなあ。
食後はわが村から80キロほど離れたメトォン高校に展示されている旧日本軍の戦闘機エンジンを見に行くという話だったのだが、やや体調不良で午後から同宿になるゲストと共に午後から村を案内することになった。
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さて、朝方にメーサリアンをバイクで出発し、昼過ぎにオムコイ到着予定だった学生の工藤さん。
時間を過ぎてもなかなか到着しない。
暫くして電話が入り、「寺のそばにいる」という。
じゃあ、町の外れにあるワット・セントーンだろう。
工藤さんにそう発音してもらうと、「そうだ、そうだ」という女性の声が聞こえた。
間違いないと思い、道順を教えている間に電話が切れた。
カードを補充してかけ直すと、女性の声で「もう行っちゃったよ」
そばに居た人に携帯を借りたらしい。
ともかくバイクを飛ばして町まで2往復して探しに出たのだが、なかなか見つからない。
おかしいなあ。
そうするうちに、チェンマイからバスでやってくる兼子さんの到着時間が迫ってくる。
再度町に行って、兼子さんをピックアップ。
昼食後宿に戻ると、工藤さんはまだ着いていないという。
そこで、ラーがさっきの携帯の女性に電話をかけてみると、なんと彼はわが村の入り口を通り過ぎて10数キロ先にあるニャンケオ村までり、そこにある山寺のそばから電話をかけていたのだった。
ということは、私が教えた道順はまったく違う。
おいおい、一体どこまで行っちゃったんだよお。
と騒いでいるうちに、ようやく彼らしい姿が宿前を通り過ぎていった。
おいおい、今度はどこまで行っちゃうんだよお。
あわてて走り出して、ようやく無事に宿に迎えることができた。
訊けば、あちこちで聞き込みをしながら走り回り、町に入ってから40キロ近く走り回ったという。
すでに、2時近く。
いやいや、お疲れさまでしたあ。
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ひと休みのあと、大野さん、兼子さん、工藤さんの3人を川向こうの展望台に案内した。
空には抜けるような青空と、日本の秋のようなうろこ雲。
「わあ、きれいだなあ」
「チェンマイの空とは全然違うわ」
こもごもの感想が番頭さんを喜ばせる。
戻りは、別の集落を抜けて村の入り口へ。
工藤さんは、この村名表示のあるY字路を左に入らず隣村まで突っ走ってしまったわけだ。
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晩飯は、豚足ベースのゲーンカブワッ(粥状緑野菜スープ)。
焚火に鍋をのせてぐつぐつ煮込んでいると、ウイワットの運転するチャーター車で斎藤さんが到着した。
先着隊はすでに宴会に突入しており、そこへ村の焼酎を買い込んだ斎藤さんが乱入(?)。
近隣の衆も混じって酔っ払い続出である。
その夜は焚火がいるほどに冷え込んで、星空がキンキンに冴え渡った。
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ホート過ぎてからの川沿いも良いし、(ドイインタノン・ルートもあるし、)途中に温泉もあるし、
オムコイまでの山道も(穴ぼこ・石ころに気をつければ)気持ち良いし、奥のメトゥンから山越えの謎の山岳道もあるようだし。
機会があったら、また走りたい。
(ミャンマー側の首長村に北タイから直接行くルートが、あると良いんですけどね。現状、ヤンゴンに一度行かないといけないんで、北タイは・・・。)
今後も楽しいブログお願いします。
あれこれと忙しい様子ですが、またぜひバイクでおいでください。
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兼子さん
確か、愛知県の出身だということです。