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コメ備蓄で新制度導入 年間20万トン買い入れ 共同通信

農水省、どうやら米価維持政策とは異なる備蓄方式を導入するらしい。
年間20万トンほどを買い入れてエサ米等に売却する回転備蓄方式。


以下9日の共同通信

 農林水産省は9日、従来のコメの備蓄制度を見直し、来年度から年間20万トンずつ買い取る新制度にする方針を固めた。同日開かれた食糧関連の審議会で説明した。

 在庫処理で主食用と切り離し、飼料用として販売し、コメ価格を下支えする。豊作時に価格維持で実施してきた緊急買い入れなど余剰米対策はやめる方向だ。

 新備蓄制度は戸別所得補償制度と並び民主党が掲げたコメ政策の大きな変更点の一つ。ただ、財政負担は従来制度とほぼ変わらない。農家らの間では、作況に応じた機動的な買い入れを求める声も多く、反発が強まる可能性もある。

 新備蓄制度は毎年20万トンずつ5年間で計100万トンを買い上げる計画。今後買った分だけ毎年飼料用として販売し、主食用のコメ価格に影響がないようにする。

 戸別補償制度ではコメ価格が下落した場合に損失補てんする仕組みを導入。そのため、豊作時の政府による緊急買い入れに加え、農水省所管の社団法人がコメを買い上げる「集荷円滑化対策」もやめる方向。
2010/08/09 19:29 【共同通信】

また時事通信は次のように伝えている。

コメ備蓄方式を変更=来年度から-農水省検討
 農林水産省は9日、食料・農業・農村政策審議会の食糧部会を開き、不作に備えたコメの備蓄方式を変更する案を示した。主食用の国産米を買い上げて保管した後、主食用に売る現行方式をやめ、飼料用など主食以外の用途向けに売る方向で検討している。
 民主党は2009年の衆院選の際、この新方式への転換を政策集で掲げていた。同省は来年度予算概算要求に盛り込む方針だが、この日の部会では変更に慎重な意見が大勢を占めており、曲折も予想される。
(2010/08/09-18:29)時事通信

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