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農地投資は儲かる。が、専業農家の搾取で成り立つ 苛斂誅求

ところで、福泉君、登米市の稲作地代は、3万円だというので驚いた。土地改良費2万円。10アール11万しか販売額がないのに、5万円は黙って出ていく。
稲作が如何に割が合わないか、分かろうもの。

ただ私の調べだと、地代は、1.8万から2.5万円ぐらいか。
登米市南方の阿部善文くんに聞いてもそのぐらいか。
しかも、農地価格は昨年までは120万円などといってたが、このところ、50万円まで下がってきている。
買い手がいないのだ。
売り手はぞろぞろ。
農地売買の需給のアンバランス。

ちなみに、50万円の農地価格で年2万円の地代収入。
結構な利回りではないか。
企業ならずとも買って利ざやを稼ぎたいところ。
1ha買って、500万、年間20万円の地代。
農地所有者で地代取得者は農村の兼業農家。
兼業稲作農家が太り、専業稲作農家はやせる構図。
稲作システムは、専業農家への地域搾取によって成り立っている。
価値を生むのは実際に労働する彼らしかいないからだ。

市場原理拒否症の農協。
経済法則を嫌ってるとこうしたことがおきる。
平成の苛斂誅求ではないか。
これでは必死に農業する専業農家がかわいそうだ。
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