Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ イン・ザ・モーニング / ビージーズ:1970年作

2023年01月15日 08時20分09秒 | 1970年代の洋楽


“子役俳優は大成しない”

このジンクスは日米を問わず存在する?
小さな時から、TV、映画などで活躍する子供の俳優さん、そのまま、俳優として大きく成長、あるいは幸せな人生を全う出来るかというと、そうでない場合が多いようです・・・

その典型的な例が、1999年に殺人を犯し、無期懲役の判決を受け刑務所に収監されている『子連れ狼』の大五郎役の西川和孝受刑者でしょう。
更に映画『ホームアローン』の名演で一躍人気者になったマコーレー・カルキン君は、10代でアルコール依存症、その後、お決まりのドラッグによる逮捕、映画『E.T.』で、主人公の妹役を演じたドリュー・バリモアも、9歳で飲酒、10歳でマリファナ、12歳でコカイン...etc と壮絶な十代を過ごしております。
しかし、彼女は、その後、結婚、離婚、ゴシップにまみれながらも、映画で主演を張れるまでになったからマシな方ですね!

ただ最近では、安達祐実さんを始めとして、芦田愛菜ちゃんや鈴木福君など、大きくなっても活躍するケースが珍しくなくなって来ました。 “第二の大五郎”が出ないことを祈るばかりです。

 

トレイシー・ハイドは・・・?
それまで雑誌などの少女モデルをやっていたトレイシー・ハイドは、その写真が『小さな恋のメロディ』の脚本家の目に留まり、その人からオーディションを受けるように勧められました。
脚本家からの推薦、これ程、確かなものはないでしょう!
そんなことで、彼女は、オーディションを受け、見事、メロディ役を射止めることに成功しました。

映画出演後もTVドラマ等の仕事をこなしますが、『もっと勉強がしたい』という願望が大きくなり、女優稼業の休業を決意、そして、進んだ学校が秘書を養成する専門学校・・・
その後、法律事務所の秘書として働くようになったというから驚きですね!
その事務所の人たち、毎日、働くのが楽しかったでしょうねぇ~
その法律事務所、もしかしたら、“行列のできる法律事務所”だったんでしょうか?(笑)
1980年代に入り、一旦、女優業に復帰しますが、今では結婚し、3人の子に恵まれた静かな生活をしているとの事・・・

マーク・レスターは・・・?
一方のマーク・レスターは、『小さな恋のメロディ』の際は、すでに子役スターとしての地位を築いていました。
その後、何本か映画出演するも、自身の成長と共に、人気が下降していきました。
“昔のイメージをいつまでも持たれてしまう!”
このあたりが、子役俳優の悲劇なんでしょうね!
1977年以降、出演依頼がパッタリ途絶えたそうです・・・その時、レスターは19歳!
結局、28歳で俳優として見切りを付けるわけですが、その9年というものは長く苦しかったでしょうね!

しかし、彼が立派だったのはここからです!
しばらくして、“整骨師”の資格を取り、今現在、チェルトナムで“カールトン・クリニック”という病院を開業しているとの事・・・

この映画の二人は地道な生活を選んだことが、幸福を呼び寄せたようですね!

今日ご紹介するのは、映画『小さな恋のメロディ』のオープニング・シーンにも使われた美しいメロディー、その後、地道な人生を歩んだ二人を導いたような内容の曲の紹介です。

朝を迎えて幸せを感じられる生活
私、まだまだ、そこまで達観できておりません!
休みの日に、「ああ今日は休みだった」と2度寝する事、これぞ究極の幸せのひととき!(笑)

人生における子供時代は、1日の始まりの朝のようなもの・・・
時はゆっくりと過ぎて行く。
焦らず、慌てず、歩んで行こう!
安らかな夜を過ごし、幸せの朝を迎えられる喜びを感じよう!

この映画のテーマにぴったしの曲が、ビージーズ「In The Morning」でした。
この曲は、元々は、1966年にリリースされたビージーズのセカンド・アルバム『Spicks and Specks』のセッションで生まれた「Morning of my Life」を手直ししたもので、映画の挿入歌として使われ、日本ではこの 曲も独自にシングルカットされました。

In The Morning - Bee Gees

イン・ザ・モーニング / ビージーズ

月がまだ残る朝
僕が一番好きなこの時間に
君は僕を見つけるよ
虹を眺め 太陽の光に戯れ
水溜りは昨夜の寒さに凍っている
これが僕の人生の朝だ

昼間
前みたいに君に会うよ
海底のそばで待っている
僕を君は見つけるよ
流れ行く砂に城を建てる
誰も理解できない世界で
これが僕の人生の朝だ

僕の人生の朝
1分が流れていくのがすごく長いんだ
どうか辛抱して欲しい
これはまだ朝に過ぎない
そして君はいまだに
君の昼間に生きているんだ

夜には君と共に
月へと飛んでいこう
僕の部屋の右上の隅へと
そこで太陽が輝くまで僕達は留まるんだ
次の日が列を成して並んでる
僕はあくびをしているだろう
これが僕の人生の朝だ

 



4 コメント

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Unknown (sakaki45)
2023-01-15 18:21:34
子役といえば、「ケンちゃんシリーズ」のケンちゃんが
栄光から転落の壮絶な人生を過ごしてきたと聞きます。
お金が絡むとトラブルが寄って来るものですね。

俳優業というのは、一度付いたイメージを払拭するのは大変だと思います。
例えば、竹内力さんなんかは、金貸し業のイメージが拭えない感じですね。
ビージーズに関係ない話ですみません。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-01-15 19:20:35
@sakaki45 さんへ
最近の子役出身の役者さん、同年代の一般人の人より、寧ろ礼儀正しい方が多いみたいですね。 親御さん、事務所の人がしっかり教育してるんでしょうね。
俳優さんも、役が余りにもハマり過ぎるのも良いのか悪いのか分からない(^O^)
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Unknown (naotomo3451)
2023-01-15 21:59:38
ビージーズも本当に好きでした。音楽って良いですね、思い出が甦ります。
マークレスターが白衣を着てお仕事するのを、テレビで見て本当に感心しました。賢い人だと思いましたよ。沢山の事ご存知でビックリです。
また、楽しみにしています。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-01-16 08:03:49
@naotomo3451 さんへ
Bee Geesは後にディスコ・ブームのど真ん中で、大変貌を遂げるわけですが、自分のイメージとしてはやはりこの頃のイメージがそのまんま彼らのイメージとなっています。
女性がまだ20代で整骨師になったばかりの彼に治療してもらったら、緊張で固まってしまう人が続出しそうですね。
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