Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ダウン・オン・ザ・コーナー / CCR:1969年作

2024年03月26日 11時40分12秒 | 1960年代の洋楽
ペパー軍曹と路上のウィリー
「ペパー軍曹に進行役をさせ、最後にもう一度、彼を登場させ、挨拶をさせるっていうのはどうかな?」

当時、ビートルズのロード・マネージャーだった二ール・アスピノールの一言が、ロックンロールのイメージを一新させた金字塔アルバムの出発点となりました・・・

1967年、ビートルズが、架空のバンド"Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band"に扮したのに対し、1969年、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルが扮したのは、架空の路上バンド"Willy & The Poor Boys"でした!


【 Single Data 】
リリース:1969年9月
チャート:Billboard 3位
*B面の「Fortunate Son」は米国14位。


今日ご紹介する曲は、このアルバムのトップに収録されている「Down On The Corner」です。
この曲に、登場する路上バンドの“ウィリー&ザ・プアボーイズ”は、まだ小銭しか稼げないけど、何とか這い上がる為に演奏を続けている。
嘗て、"CCR"のメンバー達も、安い賃金で演奏していた下積み生活を経験しており、「頑張れ、“ウィリー&ザ・プアボーイズ”」と、こんな気持ちで演奏したんでしょうね!

 【 Album Data 】
リリース:1969年11月
チャート:Billboard 3位、英国10位


このアルバムの特徴として、2曲のインストゥルメンタル曲と2曲のカバー曲が、アルバムのA面とB面に、それぞれ、対になって収録されていました。
偶然なのか意識したのかは判りませんが、対として各曲が収録されたなら、このA面1曲目のこの曲と対を成しているのは、前回ご紹介したB面1曲目の「Fortunate Son」ということななります。

必死で成功することを夢見てバンド活動をしている労働者階級の若者が、徴集令状によって軍隊に・・・
こんな話が出来上がりますね!


因みにこの2曲はシングルとしてカップリングされました!
アメリカでの最高位が3位、この頃のCCR、日本のラジオ番組の洋楽チャートでも、同時に複数曲がチャートインするなど、抜群の人気を誇っていました!

ダウン・オン・ザ・コーナー / CCR
夕方のちょうど夕食時
裁判所のところで連中は風をよけている
そこには4人の少年がいて
何とか這い上がろうとしてるんだ
ウィリーはギターを弾き、そしてハーモニカを吹く

さあ、あの街角へおいでよ
通りへ出たところさ
ウィリー&ザ・プアボーイズが演奏してるんだ
小銭を稼ぎ、みんなの足でリズムをとらせるために

ルースターが洗濯板を鳴らすと
みんなが微笑むんだ
ブリンキーはガット・ベースをはじき
しばらくソロを弾き
ウィリーはダンスとカズーの二役をこなすんだ

さあ、あの街角へおいでよ
通りへ出たところさ
ウィリー&ザ・プアボーイズが演奏してるんだ
小銭を稼ぎ、みんなの足でリズムをとらせるために
(2Times)

ちょっと覗くのに1ペニーはいらないよ
でももし10セントコインを持っているなら
どうしてそいつを出さないんだい?
あの街角へ行けば、楽しい音が鳴っている
みんなあのマジック・ボーイを見に
いろんな場所からやってくるんだ

さあ、あの街角へおいでよ
通りへ出たところさ
ウィリー&ザ・プアボーイズが演奏してるんだ
小銭を稼ぎ、みんなの足でリズムをとらせるために
(3Times)



【 Billboard Hot 100 】1969年12月20日付
01.Leaving On A Jet Plane 悲しみのジェットプレーン / Peter, Paul & Mary
02.Someday We'll Be Together またいつの日にか / Diana Ross & The Supremes
03.Down On The Corner c/w Fortunate Son / Creedence Clearwater Revival
04.Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye / Steam
05.
Raindrops Keep Fallin' On My Head 雨にぬれても / B.J.Thomas
06.Come Together c/w Something / Beatles
07.Yester-Me Yester-You Yesterday / Stevie Wonder
08.Take A Letter Maria 浮気なマリア / R.B. Greaves
09.Holly Holy / Neil Diamond
10.And When I Die / Blood, Sweat & Tears





3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Psycho…Chicken)
2024-03-26 14:34:08
しつこい雨が続きますが…体調お変わりありませんか?。プアーボーイズのピクチャー好きです。フォガティともう一人…軍隊従事経験者のCCRは歌に演奏に説得力有りです。でも、ジョ二ーさん。…ドラム缶とかならわかるけど、洗濯板ってどんな音色なんだろ…w⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w???。港町リバプールでもスキッフルが流行った頃に…(リンゴが生まれた)☞リバプールで一等貧しい地区では、洗濯ボードディオや洗濯ボードカルテットが実際にいたみたいですね(笑)。
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Unknown (訂正。)
2024-03-26 16:03:58
ディ〜オ!…だと、ハリー・ベラフォンテの🍌ボードに成っちゃいますからw…デュオに訂正🤟
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Unknown (ikenaijoni)
2024-03-27 07:25:24
Psycho…Chicken さんへ

おはようございます😃

僕もスキッフルのバンドで使われたとう洗濯板は、当初、わけがわかりませんでしたが、下記のような動画を見て、英国の少年たちの間でスキッフルが流行った理由がわかりました。

*YouTube 「ウォッシュボード 楽器」で検索

立派なリズム楽器ですよね\(^^)/
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