Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ フォーチュネイト・サン / CCR:1969年作

2024年03月25日 20時21分10秒 | 1960年代の洋楽
お気に入りの曲が
映画に使われるのは嬉しいものだ!

「娯楽は単純明快なものでなくてはならぬ!」
「映画は難しくないものが一番」という僕にとって、ブルース・ウィルス主演の映画『ダイ・ハード』のシリーズ程、有難い映画はありません!

悪い奴らを見て見ぬふり出来ないブルース演じるジョン・マクレーン刑事、毎回、しかも何度も、自分の身を危険に晒してしまう・・・
実に“世渡りが下手くそ”な男ですな!(^O^)
そんな彼には“世界一ついてない男”という、有難くない冠が付いている!

この人気映画シリーズ『ダイ・ハード4.0』の劇中歌に使われたのが、CCR「Fortunate Son」でした。

 『ダイ・ハード4.0』➡︎ あらすじ

アナログ派 vs デジタル派
昔ながらのタフガイ刑事(アナログ派)とコンピューター・ハッカーの青年(デジタル派)のコンビが、アメリカ全土を襲ったサイバー・テロ集団に立ち向かうといった、実に分かり易い内容の映画です。

ラジオからCCR「Fortunate Son」が流れ出し、ヴォリュームを上げるマクレーン刑事・・・
寝ていたコンピューター・ハッカーの青年ファレルは、驚き目覚めます。


「何すんだよ!何これ?」
「クリーデンスだ!」
「クリーデンス?」
「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、クラシック・ロックか?」
「こいつら知ってるよ、オールド・ロックだ!クラシックじゃない!昔も今も、全然、イケてない!」
「嫌いなのか?」
「ケツに松ぼっくりを入れられた感じだ!」

ムッとしたマクレーンは、更にヴォリュームをアップ⤴️

わたしゃ、このDVDを持ってます!
因みに以上の会話は、吹き替え版です(^O^)

コンピューターで打ち込んだ音楽に慣れっこになってる若い人には、CCRの泥臭さの良さが分らないのかな?

 【 Album Data 】
リリース:1969年11月
チャート:Billboard 3位、英国10位


この曲、映画の最後、エンディング・ロールでも使われております!
それにしても、『世界一ついていない男』の映画に使われている曲が、“Fortunate Son=運がいい息子”だったとは!
でも、タイトルだけ見ると「???」ですが、実際は、「俺は運がいい息子じゃない」と歌っていて、辻褄は合うみたいですね!(^O^)

しかし、考えようによっては、何度となく死にそうになっても、無事でいるマクレーンは世界一幸運の持ち主なのかも・・・\( ˆoˆ )/

そんなことで、今日ご紹介する曲は、CCRが1969年にリリースしたアルバム『Willy And The Poorboys』に収録されている「Fortunate Son」です。


【 Single Data 】
リリース:1969年9月
チャート:Billboard 14位
*A面の「Down On The Corner」は、Billboard 3位。


息子が徴兵されるのを国民の義務として理解できても、その息子が、少しでも“安全な場所に配属”されるのを願うのは親のエゴと言えるでしょうか?
親なら、息子の無事を願う気持ちがあって当然だと思います。

しかし、こういった“兵役という国家への忠誠の証し”も、全ての人に平等とは云えないようです!
金持ちや政治家達は、ありとあらゆるコネを酷使して、自分の息子が無事に兵役を終えられるよう便宜を図ろうとする。

その結果、、、
その息子達は徴兵されても安全な場所に配属され、最前線に行く者は、決まって、その他の階級出身者ばかり・・・

有名人の息子は、身の危険に曝されずまま除隊した後は、「国民の義務を立派に果たした!」と周りから称えられる・・・
一方、前線で死と向かい合って、命からがら生還した一般兵は、その後、戦争体験による精神的なダメージで、ノイローゼに陥ったりし、中々、世の中に馴染めない者も多数・・・

このような不条理を歌った曲なのかもしれませんね!

フォーチュネイト・サン / CCR
旗を振るために生まれてきた奴もたくさんいる
赤と白と青に彩られた旗を
楽団が“族長万歳”を演奏したら
おー神よ! 奴らはきみに大砲を向けるんだ

俺じゃない 俺は違うよ
俺は政治家の息子なんかじゃない
俺じゃない 俺は違うよ
俺は金持ちの息子じゃない

銀のスプーンを握って生まれてくる奴もいる
神様 連中は自分で生きていくのではないですか?
でも税金の取り立てが玄関にやってくると
神様 家の中はまるで慈善セール、そうなんだよ

俺じゃない 俺は違うよ
俺は億万長者の息子なんかじゃない
俺じゃない 俺は違うよ
俺は金持ちの息子じゃない

星条の目を受け継いで生まれてくる奴もいる
彼らはあんたを戦争へ送り込むんだ
そして君が尋ねる
「俺たちは、一体いくら与えればいいんだい?」
彼らはそれにただ答えるんだ
「もっと、もっと、もっと!」

俺じゃない 俺は違うよ
俺は軍人の息子なんかじゃない
俺じゃない 俺は違うよ
俺は金持ちの息子じゃない

俺じゃない 俺は違うよ
俺は金持ちの息子じゃない
俺じゃない 俺は違うよ
俺は金持ちの息子じゃない






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