Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ / ザ・ビートルズ:1963年作

2023年07月03日 07時12分28秒 | 『With The Beatles』
人種の垣根を越えて・・・
「黒人だけのR&Bではなく、白人にも自分たちの音楽の良さを感じ取って欲しい」という真摯な思いから、1959年に設立されたレコードレーベルがモータウンでした。

“モータウン”という名称の由来は、発祥の地のデトロイトが自動車の街「Motor Town」であることから、それを略して『Motown』とされました。

英国内のモータウン販売促進に貢献したビートルズ
モータウンの英国内販売権を獲得したばかりの"EMI"にとって、ロックンロール一辺倒でなく、幅広いカバーをするビートルズの存在は、何よりも有難い存在だったに違いありません!

英国内で人気絶頂期のビートルズが、シングル盤を含まないブラック・ミュージックのブックレットのようなセカンド・アルバムをリリースしたという事実は、単なるアイドル・グループとは一線を画すバンドであるといったことを自ら証明する事になりました!

カバーした6曲の内、ミュージカルからの「Till There Was You」を除いた残り5曲は、すべてブラック系の音楽、更にオリジナルにおいても、それを更に色濃くする曲を収録しました。

 
今日ご紹介する「All I've Got To Do」も、ジョンがモータウンのスモーキー・ロビンソンを意識して作ったといわれています。
しかし、結果として、スモーキー・ロビンソンというより、何となく、デビュー・アルバム『Please Please Me』に収録されている「Anna (Go To Him)」に雰囲気が似ているような気がしなくもない・・・(^O^)
ただ、「Anna (Go To Him)」の原曲はアーサー・アレクサンダーという黒人R&Bシンガーですから、"黒の香りが色濃いアルバム"と云われる『With The Beatles』には巧く収まりました。
この手のシンプルな楽器編成の曲、ジョン・レノンのヴォーカルの素晴らしさが際立ちますね。
2009年のリマスターにおいて、最も、その結果が効果的に表れた曲のひとつのように思っています!
オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ / ザ・ビートルズ
君に会いたくなったら
僕はただ電話をするだけでいい
そうしたら 君は飛んできてくれるだろう
そう それだけでいいんだ

君にキスしたくなったら
僕はただ耳もとにささやくだけでいい
君が待ちわびている言葉をね
そうすれば 君にキスできる

君にしたって同じこと
僕が必要なときは
呼んでくれれば
いつでも駆けつけるよ
君は僕を呼ぶだけでいい
僕を呼ぶだけでいい

君にキスしたくなったら
僕はただ電話をするだけでいい
そうしたら 君は飛んできてくれるだろう
そう それだけでいいんだ

君にしたって同じこと
僕が必要なときは
呼んでくれれば
いつでも駆けつけるよ
君は僕を呼ぶだけでいい
僕を呼ぶだけでいい





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