Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ブレスレス(神秘の女王) / キャメル:1978年

2023年07月02日 18時21分41秒 | 1970年代の洋楽
 【 Album Data 】
リリース:1978年9月22日
チャート:英国26位、Billboard 134位

プログレッシブ・ロック
この音楽をやたら難しく考え、聴く前から拒否反応を起こしている人が多いのではないでしょうか?

でも、この曲を聴けばイメージが変わるかも・・・

今日ご紹介する"CAMEL"のジャンルは叙情派プログレッシブ・ロックということらしいです・・・

自分自身、元々、ロックをジャンル分けすることには疑問を持っている方なので、どのジャンルに入ろうが知ったことではないけれど、"CAMEL"が“叙情派プログレッシブ”という呼び方をされるのは、的を得た表現のように思い賛成です。

これはジャンルがどうこうではなく、彼らのサウンドが非常に美しく叙情的であり、彼らの奏でる音楽は、あたかも、美しい詩が朗読されるのを安らいだ気持ちで聞いているような気持ちにさせられるサウンドだからです。

今日ご紹介する曲はキャメルの1978年度のアルバム『ブレスレス~百億の夜と千億の夢』の第1曲目に収録されていて、アルバム・タイトルにもなっている「ブレスレス(神秘の女王)」です。

クォリティの高いギターの音色は限りなく美しく、目の前に色々なイメージが沸いてくる最上のサウンドです。

この曲、各楽器が出過ぎるわけでもなく、かといって引っ込み過ぎてるわけでもなく、非常に品よくバランスがとられれているところが素晴しいですね!

聴いてて、非常に気持ちがいい曲です!


ブレスレス(神秘の女王) / キャメル
彼女は僕の初恋の人 とてもしとやかだ
あの素晴しい丘より美しく
彼女が居ると夜空も明るく輝く
思わず溜息を吐いてしまうほど美しい
彼女が居れば 夜明け前は 静けさも安らぎ
黄昏どきには彼女は生まれ変わるのを待つ
誰も彼女の名前を知らない
何処から来たかも判らない
なぜここに居て 総ての人々のために
生き 愛しているのかも判らない
総ての人々のために 総ての人々のために
総ての人々のために 総ての人々のために

あの素晴しい丘のように昔から彼女は居るけど
朝日のように初々しい
彼女の前に広がる畑
彼女に会うと いつも
思わず溜息を吐いてしまう




8 コメント

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Unknown (サイコ…chicken)
2023-07-02 22:52:36
こんばんわ。今、佐野元春さんを聴いていたところです。そして、途中から久々にジョン・レノン…魂…魂…デアリマス✌。そして、そして、今晩はキャメルですね🎶。『いいから黙って聴くがよろし~✊』のような高圧的な激プログレでないキャメルは、彼等の織り成す物語に添って感じるもよし…BGMとして流すもよし。…決して邪魔になるサウンドではないですし…自由です。キャメル首謀者のピーター・バーデンスは無ジャンル(笑)で振り幅の広い古参音楽家(演奏家)なので安心して聴けます。ロッド・スチュワート、ミック・フリートウッド、ピーター・グリーンと組んでいたショットガン・エキスプレス。ヴァン・モリソンのゼムにも在籍していたりと…様々であります。キャメル結成にしても…アメリカの商業ベースに乗せるという明確な目的意識があったみたいです。でも元々はメンバー全員がサンタナのファンでサンタナバンドみたいにやりたかった。…しかしいかにせん鍵盤以外の楽器の実力が…サンタナにはとうに及ばなかったのでキャメルと言う形になったそうです-w-w。…私がリアルでハマったアルバムは叙情的+躍動感溢れる『ムーン・マッドネス』かな(*^ー^)ノ♪
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Unknown (ikenaijoni)
2023-07-03 07:06:45
サイコ…chicken さんへ
ジョン・レノンの最高傑作は『ジョンの魂』だと思ってます。
まあ良さが判ったのは随分と後になってからなんですけどね(^○^)
かつてジミー・ペイジが「真のプログレッシブバンドはピンク・フロイドとムーディーブルースだけ」と言った事があるようだけど、ムーディーブルースはメロトロンとギターの違いはあるものの、キャメルと同じように叙情派といってもいい感じです。
やはりアルバムの中の詞の整合性によるものが大きんでしょうかね?
彼らは、1日の移ろいを1枚にまとめたアルバムを出すといった、そういった部分を知ってただけにペイジの発言は何となくわかりました。
因みにそのアルバムから生まれた名曲が「サテンの夜」ですね♫
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-07-04 08:00:57
クラシックと歌謡曲(演歌とかムード歌謡)、ラテンや前衛ジャズなんかをジャンル分けするなら理に叶ってるけどそれ以外はさ…ナンセンスですよ。だって私は…異様に細かく分類したり、統計採ったり、それを眺めて、語って、ニンヤ~リと悦に浸るよなオタク人間じゃないしね(笑)。ジャンル分けとは…そうさね…急いでる時などレコード・CD屋でspeedyに目的のブツ探しだすのに便利かも…くらい?。…つまり、ド~デモイイノダ…🙌。ジョニーさん。『俺達位になるとそんなの屁でもないが、若いミュージシャンにとって、頭ごなしにジャンル決めつけられるのは、自由にやりにくいし、余計なお世話じゃないんかい?…しかしね(笑)…昔、ローリング・ストーンズがディスコバンドのチャートに載ってた時には、思わず吹き出した。…完全にミックのせいだ…byキース・リチャード。もう一丁…『何で~(-.-)?…ジャズギターリストのチャートの上位に俺の名前入ってるんだけど…すまねえが、俺は生粋のロックン・ロールなんだけどなぁ…(ジャズヤロウなんかより俺のが上手いわい)』byジェフベック…なんてえ~のが…アリマシタ。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-07-04 09:35:51
サイコ…chicken さんへ
おはようございます🌞
僕もある程度のジャンル分けは便利ですからあった方がいいと思いますが、さらに細分化する必要はないのではと思ってます。

もしかするとローリング・ストーンズがダンスミュージックのチャートに載ったのはディスコ音楽を取り入れた「Miss You」がヒットした時なのでは?
70年代の後半はロック・バンドのKISSさえもディスコミュージックの影響を受けた「ラヴィン・ユー・ベイビー」をヒットさせていましたからね。
数多くのミュージシャンがディスコのリズムに乗せた曲をヒットさせていましたから、そういった曲をいつかまとめて紹介する予定です。

それにしてもキースがジャズギタリストは絶対にあり得ないですよね(^O^)
一歩譲って、ジェフ・ベックなら、『Blow by Blow』や『Wired』などジャズに寄せたアルバムをリリースしていますから、有り得るのかな?
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-07-04 09:48:00
ジョニーさん。噺のオチを忘れてたので…オチです(^з^)-☆。。。『キースもジェフも全く…青い事言ってるでねぇ~ぞ!…それこそドドンパだかデスコだか知らんが、長年にわたり、変なリズムを叩かされ続けて来た俺の身にもなってみろよ…ア~イヤダ!…イヤダ!…🌀』byチャーリー・ワッツ
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Unknown (ikenaijoni)
2023-07-05 06:37:38
サイコ…chicken さんへ
チャーリー・ワッツって、確かどちらかというとジャズ畑のドラマーじゃなかったですかね?
ストーンズの中じゃあ、圧倒的に知的な感じがする(^O^)
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-07-05 15:32:56
ジョニーさん。こんにちは。🐫の貴記事にチャーリー噺も何なんですが…まあ、アメリカと違って狭~いBritain島…あちこちで繋がってる事がしばしなので、大目に見てください🙏。チャーリー・ワッツ氏は、ローリング・ストーンズと並行してチャーリー・ジャズ楽団も経営してます。いくらバンド、グループとはいえど…ビジネス!…元来アーティストは個人事業部主ですから、業界アルアルの、COOLな大人の選択ですね。(ライブやレコジャケや音楽雑誌などで、仲睦まじい-w-w、フォト類を見てると、勘違いしがちですが…日本人ではないし…外国人は互いに尊重はしても徹底して個人主義を貫きま~す✌)。ある時チャーリーの元にミック・ジャガーとブライアン・ジョーンズが『俺達とバンドやろうぜ~🎵』と熱心な勧誘に来ました。『何でリズム&ブルースにジャズマンの俺を誘うのか不思議に思ったチャーリーが理由を問いただすと…ドラム仲間のジンジャー・ベイカーの熱~い推薦でした。失業してフラフラしていたジンジャー・ベイカーを自分の後任にと、アレクシス・コーナーに大推薦してくれた時のお礼でした。ジンジャー(生姜)→『チャーリーには、死ぬほど感謝してるんだ。…君達にとってもいずれは無くてはならない人(人間性)に必ずなるだ~よ』とミックとブライアンは諭されたそうです。ジョニーさん。チャーリーはストーンズにとって無くてはならない人になりましたね。ジンジャー・ベイカーの目は節穴ではなかっです…(^o^)v
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Unknown (ikenaijoni)
2023-07-06 06:45:55
サイコ…chicken さんへ
ジンジャー・ベイカーの話は知りませんでした。
ビートルズをオーディションで落したデッカのプロデューサーが、その後、会社での立場が怪しくなって来た時、それを救ったのが「ストーンズと契約したらどうか」とアドバイスしたのがジョージ・ハリスン。
ストーンズとデッカのプロデューサーにいわゆる貸しを作った。
本人は助けようと意識したわけじゃないでしょうけどね!
このようなフランクさがジョージに友人が多いところなんでしょうね。
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