
今まで聴いてきた膨大な量の音楽の中でも特に大好きでかつ思い出深く、そして自分の音楽スタイルやライフ・スタイルに少なからず影響を与えた曲を一曲づつ紹介していくシリーズの18回目。
スタッフ 「And here you are」 アルバム「モア・スタッフ」(1977年)より
年末の大掃除、というわけではないのだがCDの保管棚の掃除をした。ジャンル別に分けてあったはずのCDがいつのまにか混じり合ってしまって、いざ探そうと思ったCDを早く探すことが出来なくなっていたのもその理由だ。
一枚一枚に買ったころの思い出が湧いてきて、なかなか整理がはかどらない。
物によってはディスクを出してつい聴いてしまうので、掃除どころではなくなった。
そんな折、今日紹介の「スタッフ」という70年代に「ソフト&メロウ」なんて呼ばれていたジャンルの名バンドのアルバムのことをふと思い出し、掃除&整理作業を中断して持っているはずの彼らのCDを探したのだった。
でも見つからない。2枚のアルバムが確かあったはずなのに。
でも疲れ果ててあきらめてしまった。
後日どうしてもそのアルバムの中の1曲が聴きたくてならない。そこでウチのバンドのドラマー(彼のCDコレクションはちょっとしたCD屋さんのようだ)にメールをしてアルバムをコピーしてもらった。
昨夜はバンドの練習日で彼から頼んであったCD-Rを受け取った。
そして満を持して今朝、久々に「その曲」を部屋いっぱいに流した。
今、久々の感動ですぐこのブログを書いている、というわけだ。
前置きが長くなったが、その曲が「And here you are」だ。
スタッフの2枚目のアルバムに収録されているのだが、他の収録曲と比べてこの曲はサウンド的には独特な光を放っている。
発売当時、この曲のハートウォームなサウンドはそのすばらしい音とも相まって、オーディオ誌やFM雑誌(懐かしい!)などにもずいぶんと取り上げられたし、僕の周りの(ポピュラー音楽に親しんでいないような)人たちからも「いい音楽だ」とよく言われたものだ。
最後にこの曲を聴いたのはいつだったろうか・・・・?
エリック・ゲイルやコーネル・デュプリー、リチャード・ティー、スティーヴ・ガッドなどのメンバーがこれ以上ないくらいの温かさで優しく穏やかにメロディーを紡いでゆく。なまめかしいヴァイオリンの響きが夜のしじまにぴったりと合って、癒しの中にもゴージャスな時が流れる。
ああ、なんという芳醇な音楽なんだろう。
ちょうど時代はバブルに向かって景気も良くなっていた頃だったように記憶する。
バブル時代を悪く言う人もいるが、少なくとも多くの人が今よりいい顔をしていたように僕は思う。
そしてフェンダー・ローズ・ピアノがこんなにいい音だったなんて!
デジタル・サウンド全盛の今、こんな人の心を温かくする「音」がもっとあってもいいと思う。
このアルバムの時代はLPだった。当然、レコード・プレーヤーにLP盤を置いて、針を下すわけだ。何十回も針を下したレコードはほかの要因もあって、キズがついたりして、ある部分に来ると決まってパチッと雑音(ノイズ)が入る。
当時の僕のこのLP盤にも決まった場所で必ずノイズが入り、それをなんども聞き返していると、そのパチッも音楽の一部になってしまう。
経験のある人も多いと思う。
そのパチッがこの「And here you are」にもあった。
しかし今手元にあるCDにそれは無い。
それがうれしいはずなのだがどこかちょっとだけ寂しい。
まぁ、アナログの時代っていうのは、意外とこんなことが良かった時代でもあったんだろうな、と懐かしく思った。
(試聴はここから)
スタッフ 「And here you are」 アルバム「モア・スタッフ」(1977年)より
年末の大掃除、というわけではないのだがCDの保管棚の掃除をした。ジャンル別に分けてあったはずのCDがいつのまにか混じり合ってしまって、いざ探そうと思ったCDを早く探すことが出来なくなっていたのもその理由だ。
一枚一枚に買ったころの思い出が湧いてきて、なかなか整理がはかどらない。
物によってはディスクを出してつい聴いてしまうので、掃除どころではなくなった。
そんな折、今日紹介の「スタッフ」という70年代に「ソフト&メロウ」なんて呼ばれていたジャンルの名バンドのアルバムのことをふと思い出し、掃除&整理作業を中断して持っているはずの彼らのCDを探したのだった。
でも見つからない。2枚のアルバムが確かあったはずなのに。
でも疲れ果ててあきらめてしまった。
後日どうしてもそのアルバムの中の1曲が聴きたくてならない。そこでウチのバンドのドラマー(彼のCDコレクションはちょっとしたCD屋さんのようだ)にメールをしてアルバムをコピーしてもらった。
昨夜はバンドの練習日で彼から頼んであったCD-Rを受け取った。
そして満を持して今朝、久々に「その曲」を部屋いっぱいに流した。
今、久々の感動ですぐこのブログを書いている、というわけだ。
前置きが長くなったが、その曲が「And here you are」だ。
スタッフの2枚目のアルバムに収録されているのだが、他の収録曲と比べてこの曲はサウンド的には独特な光を放っている。
発売当時、この曲のハートウォームなサウンドはそのすばらしい音とも相まって、オーディオ誌やFM雑誌(懐かしい!)などにもずいぶんと取り上げられたし、僕の周りの(ポピュラー音楽に親しんでいないような)人たちからも「いい音楽だ」とよく言われたものだ。
最後にこの曲を聴いたのはいつだったろうか・・・・?
エリック・ゲイルやコーネル・デュプリー、リチャード・ティー、スティーヴ・ガッドなどのメンバーがこれ以上ないくらいの温かさで優しく穏やかにメロディーを紡いでゆく。なまめかしいヴァイオリンの響きが夜のしじまにぴったりと合って、癒しの中にもゴージャスな時が流れる。
ああ、なんという芳醇な音楽なんだろう。
ちょうど時代はバブルに向かって景気も良くなっていた頃だったように記憶する。
バブル時代を悪く言う人もいるが、少なくとも多くの人が今よりいい顔をしていたように僕は思う。
そしてフェンダー・ローズ・ピアノがこんなにいい音だったなんて!
デジタル・サウンド全盛の今、こんな人の心を温かくする「音」がもっとあってもいいと思う。
このアルバムの時代はLPだった。当然、レコード・プレーヤーにLP盤を置いて、針を下すわけだ。何十回も針を下したレコードはほかの要因もあって、キズがついたりして、ある部分に来ると決まってパチッと雑音(ノイズ)が入る。
当時の僕のこのLP盤にも決まった場所で必ずノイズが入り、それをなんども聞き返していると、そのパチッも音楽の一部になってしまう。
経験のある人も多いと思う。
そのパチッがこの「And here you are」にもあった。
しかし今手元にあるCDにそれは無い。
それがうれしいはずなのだがどこかちょっとだけ寂しい。
まぁ、アナログの時代っていうのは、意外とこんなことが良かった時代でもあったんだろうな、と懐かしく思った。
(試聴はここから)
今回の「And Here You Are」といい,
・・・・いいねぇ!
ほんとに家ではハードロックはあんまり聴かないやね!
良い(酔い)お年を!
そして来年はまずは1.16からスタートして・・飛ばそーぜ!
ありがとう。
寒い冬も、心の引き出しにこういう温かい音楽をしまっておけば、折に触れて聞き返し、きっとまたすぐ春が来るんだろうね。
癒しの音楽は何よりの良薬だね。
お蔭様で沢山の音楽知識をこちらで
楽しんでます。
バンマス!試聴が無いよ~?
アップして下さい。
新年会 待ってま~す。
良いお年を!!
失礼しました~!
リンクを張ったつもりが・・・うっかりミスです。
コメントもらってすぐ訂正しましたので、よろしくです。教えてもらってありがとう!
今年もいろいろお世話になりました。
またコメント、待ってますよ~。