またまた、東野圭吾です。この本はこの前東京に出張に行った際、有楽町の本屋さんで購入したものです。
表紙に「170万部のベストセラー 待望の映画化」(どうも昨年7月に発表された作品らしい)、「10月8日から全国ロードショー」と書いてあり、岸谷五朗と深田恭子の写真が載っていたのと、東野作品である点で購入した次第です。(629円)
読むと、いつもの東野作品の推理サスペンス的な要素がなかなか現れてこずに、不倫とはどういうものか、不倫することはみんなを傷つけるだけで良くないことだみたいなことが、男目線で(いや女目線も確実に取り入れているな)軽妙に描かれていて、それは新幹線の中で読むには最適でした。
また、最後に「新谷君の話」という不倫にまつわるおまけまでついているのには、感心しました。東野圭吾自身何か経験あるのかな?
でも、ここから先は言うとよくないので、詳しくは書きませんが、まだ、読まれていない方は、東野圭吾独特の『容疑者Xの献身』的などんでん返しが待っていますので、ご期待ください。
私としては、早く映画でどのように、役がぴったりな冒頭の2人と木村多江(岸谷の妻役と思われる)がこのストーリーを演じるか見てみたいものです。