今日のマイクロソフトエッジでのMSNニュースに次の記事が出ていた。© TABI LABO 提供
かつては、同じ場所、同じ時間、同じ顔ぶれで働くことがスタンダードだったかもしれません。
でも、多くのテクノロジーの進化や、働き方の多様化によって、そういったワークスタイルは大きく変わりはじめているのです。
ここで紹介したいのは、世界を巡りながら、場所や時間に縛られず、「仕事・遊び・生活」に垣根がない状態で暮らし、働くライフスタイルを実践する、本田直之さんと四角大輔さん。
ふたりの共著『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』では、自分たちのような生き方を“モバイルボヘミアン”と呼び、読者に新しい気づきを提案しています。
モバイルボヘミアンの特徴は、大きく分けるとこの3つ。
・ワークスタイルではなく、ライフスタイルを基準に住む場所を選ぶ
・旅するように生きる
・仕事とプライベートの垣根をなくす
「30歳までに心の故郷を見つけられた人は幸せだ」
これは、僕が尊敬する作家の言葉です。心の故郷とは、自分の生まれ育った故郷や、働くためだけに住んでいる街ではなく、自分らしく安心して暮らせる場所のこと。僕はそういった場所を「ホームプレイス」と呼んでいます。
東京や大阪など、大都市に住まないと「仕事がない、食っていけない」という今までの思い込みを、少しの間だけ横において、胸に手をあてながら考えてみてください。あなたが本当にやりたいことは何ですか?それを中心にして、生きていくために最適な場所はどこですか?
今の便利な生活環境を捨てることへの不安やリスクが、ふと頭をよぎるかもしれません。でも、「その恐怖感は本物?そのリスクは絶対?ただの思い込みじゃない?」と、自分の心に真剣に問いかけてください。
次に、地球儀やGoogle earthを駆使して、あなただけのホームプレイスを探すバーチャルトリップをしてみてください。きっと、驚くほどのワクワクが体の中心から湧いてきて、あなたの背中を押してくれて、必ず旅に出たくなるはず。
100人いれば100通りのホームプレイスが存在します。ぜひ、あなたにとって理想のホームプレイスを見つけてください。
僕は、飛行機、船、列車、車を駆使し、年の半分は移動するライフスタイルを送っています。
このように、旅するように生きることで得られる利点は3つあります。
1.「思考のモビリティ(柔軟性)」を得られる
旅をするように生きていると、毎日が「非日常」になり、強烈な刺激に遭遇する生活が「日常」になります。そこで得た思考の柔軟性が、あなたのクリエイティビティ(ひらめきなどの創意工夫力)をアップさせます。旅での「インプット」を掛け合わせて生まれるアイデアは、やがて「自分にしか創造できない、誰も真似できないオリジナルコンテンツ」になるでしょう。
2.「第3の拠点」をいくつも持つことができる
毎年多くの新しい場所へ旅をしていても、何度も訪れる街が国内外に複数あります。日常的に旅をしている僕でさえ、初めて訪れる場所は慣れないし、そこでは「おのぼりさん」。でも3回目以降はただの旅人ではなく、生活者として馴染み、腰を落ち着かせることが可能となります。モバイルボヘミアンにとって、旅先は単なる「休息地」ではなく「暮らす場所」 であり「働く場所」なのです。
3.「〆切のある生活」が優先順位を明解にする
世界中を旅して生活していると、その土地を離れる日が「〆切」。スケジュールは強制的に細切れとなり、明確な時間の区切れが日常的に発生するようになります。「〆切」の頻度が多くなると、生活にメリハリが生まれ、時間がいかに大切かを実感できるでしょう。仕事などの優先順位に限らず、人に対する時間の使い方にも迷いがなくなり、大切な人と共有する時間の過ごし方も、より丁寧になっていきます。
この3つを手にすることができれば、社会の変化への対応力と、自身を自由自在に変えてゆく力を手にすることができるのです。
モバイルボヘミアンにとって、働き方と生き方はイコールになり、どこからが仕事で、どこからが休みといった明確な区切りがなくなっていきます。週末も夏休みもないし、勤務時間もゼロ。極論を言えば、 24時間遊びまくっているかもしれないし、24時間仕事しまくっているとも言えます。
僕の場合は、大好きなことを突き詰めていたら、結果的にそれがビジネスになりました。これは、モバイルボヘミアンの生き方を実践していなかった頃には考えられなかったことです。…と言っても「趣味を仕事にしよう」とは少し違って「垣根をなくす」という考え方が重要なのです。
先日、日本とパリからトップシェフを呼んで、5人のシェフによるコラボレーションディナーを開きました。これは、もともと食べるのが好きで世界中を食べ歩いているからこそできたこと。とくにビジネスとしてやろうと思って生まれた仕事ではなく、面白いからやっていたことが仕事になったという感覚なのです。
これからの時代は、何が仕事になるかなんて分かりません。これまでのやり方や思考をすべて取っ払って、まったく違う形で生き方や働き方を考えていきましょう。今までの常識でやっていたら面白いことなんてできませんよ。
本田 直之
日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。
アーティスト及びブランドプロデュース、公式サイト〈4dsk.co〉、著書、インスタグラム、〈Lifestyle Design Camp〉を通して表現活動を行い、ニュージーランドで半自給自足の森の生活を、年の半分は世界中で移動生活を送る。
『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』著:本田直之、四角大輔 編:WRITES PUBLISHING(ライツ社)
会社員を経て、それぞれ海外へ移住。ライフスタイルを中心とする生き方にチェンジし、場所やお金に縛られない働き方を極めた著者の2人。本書では彼らの半生をベースに、どうすれば2人と同じように自由自在に生きられるのか、思考法と具体的なノウハウが紹介されています。「人生、本当にこのままで良いのか」と悩んでいる人は必読の一冊です。
詳しいことは、この本を読んでみないとよくわからないが、自由に生きる生き方を貫いているのだと思うが、
縛られている方が楽だという人には向かないと思います。
かつては、同じ場所、同じ時間、同じ顔ぶれで働くことがスタンダードだったかもしれません。
でも、多くのテクノロジーの進化や、働き方の多様化によって、そういったワークスタイルは大きく変わりはじめているのです。
ここで紹介したいのは、世界を巡りながら、場所や時間に縛られず、「仕事・遊び・生活」に垣根がない状態で暮らし、働くライフスタイルを実践する、本田直之さんと四角大輔さん。
ふたりの共著『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』では、自分たちのような生き方を“モバイルボヘミアン”と呼び、読者に新しい気づきを提案しています。
モバイルボヘミアンの特徴は、大きく分けるとこの3つ。
・ワークスタイルではなく、ライフスタイルを基準に住む場所を選ぶ
・旅するように生きる
・仕事とプライベートの垣根をなくす
「30歳までに心の故郷を見つけられた人は幸せだ」
これは、僕が尊敬する作家の言葉です。心の故郷とは、自分の生まれ育った故郷や、働くためだけに住んでいる街ではなく、自分らしく安心して暮らせる場所のこと。僕はそういった場所を「ホームプレイス」と呼んでいます。
東京や大阪など、大都市に住まないと「仕事がない、食っていけない」という今までの思い込みを、少しの間だけ横において、胸に手をあてながら考えてみてください。あなたが本当にやりたいことは何ですか?それを中心にして、生きていくために最適な場所はどこですか?
今の便利な生活環境を捨てることへの不安やリスクが、ふと頭をよぎるかもしれません。でも、「その恐怖感は本物?そのリスクは絶対?ただの思い込みじゃない?」と、自分の心に真剣に問いかけてください。
次に、地球儀やGoogle earthを駆使して、あなただけのホームプレイスを探すバーチャルトリップをしてみてください。きっと、驚くほどのワクワクが体の中心から湧いてきて、あなたの背中を押してくれて、必ず旅に出たくなるはず。
100人いれば100通りのホームプレイスが存在します。ぜひ、あなたにとって理想のホームプレイスを見つけてください。
僕は、飛行機、船、列車、車を駆使し、年の半分は移動するライフスタイルを送っています。
このように、旅するように生きることで得られる利点は3つあります。
1.「思考のモビリティ(柔軟性)」を得られる
旅をするように生きていると、毎日が「非日常」になり、強烈な刺激に遭遇する生活が「日常」になります。そこで得た思考の柔軟性が、あなたのクリエイティビティ(ひらめきなどの創意工夫力)をアップさせます。旅での「インプット」を掛け合わせて生まれるアイデアは、やがて「自分にしか創造できない、誰も真似できないオリジナルコンテンツ」になるでしょう。
2.「第3の拠点」をいくつも持つことができる
毎年多くの新しい場所へ旅をしていても、何度も訪れる街が国内外に複数あります。日常的に旅をしている僕でさえ、初めて訪れる場所は慣れないし、そこでは「おのぼりさん」。でも3回目以降はただの旅人ではなく、生活者として馴染み、腰を落ち着かせることが可能となります。モバイルボヘミアンにとって、旅先は単なる「休息地」ではなく「暮らす場所」 であり「働く場所」なのです。
3.「〆切のある生活」が優先順位を明解にする
世界中を旅して生活していると、その土地を離れる日が「〆切」。スケジュールは強制的に細切れとなり、明確な時間の区切れが日常的に発生するようになります。「〆切」の頻度が多くなると、生活にメリハリが生まれ、時間がいかに大切かを実感できるでしょう。仕事などの優先順位に限らず、人に対する時間の使い方にも迷いがなくなり、大切な人と共有する時間の過ごし方も、より丁寧になっていきます。
この3つを手にすることができれば、社会の変化への対応力と、自身を自由自在に変えてゆく力を手にすることができるのです。
モバイルボヘミアンにとって、働き方と生き方はイコールになり、どこからが仕事で、どこからが休みといった明確な区切りがなくなっていきます。週末も夏休みもないし、勤務時間もゼロ。極論を言えば、 24時間遊びまくっているかもしれないし、24時間仕事しまくっているとも言えます。
僕の場合は、大好きなことを突き詰めていたら、結果的にそれがビジネスになりました。これは、モバイルボヘミアンの生き方を実践していなかった頃には考えられなかったことです。…と言っても「趣味を仕事にしよう」とは少し違って「垣根をなくす」という考え方が重要なのです。
先日、日本とパリからトップシェフを呼んで、5人のシェフによるコラボレーションディナーを開きました。これは、もともと食べるのが好きで世界中を食べ歩いているからこそできたこと。とくにビジネスとしてやろうと思って生まれた仕事ではなく、面白いからやっていたことが仕事になったという感覚なのです。
これからの時代は、何が仕事になるかなんて分かりません。これまでのやり方や思考をすべて取っ払って、まったく違う形で生き方や働き方を考えていきましょう。今までの常識でやっていたら面白いことなんてできませんよ。
本田 直之
日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。
アーティスト及びブランドプロデュース、公式サイト〈4dsk.co〉、著書、インスタグラム、〈Lifestyle Design Camp〉を通して表現活動を行い、ニュージーランドで半自給自足の森の生活を、年の半分は世界中で移動生活を送る。
『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』著:本田直之、四角大輔 編:WRITES PUBLISHING(ライツ社)
会社員を経て、それぞれ海外へ移住。ライフスタイルを中心とする生き方にチェンジし、場所やお金に縛られない働き方を極めた著者の2人。本書では彼らの半生をベースに、どうすれば2人と同じように自由自在に生きられるのか、思考法と具体的なノウハウが紹介されています。「人生、本当にこのままで良いのか」と悩んでいる人は必読の一冊です。
詳しいことは、この本を読んでみないとよくわからないが、自由に生きる生き方を貫いているのだと思うが、
縛られている方が楽だという人には向かないと思います。