カイロからマドリードまで夢がゆく

エジプトで働きつつスペインのMBAで学び
卒業後は日本で働いています

ビジネスアイデアに「早い」「遅い」はあるか

2019年01月13日 | 書籍紹介
新進気鋭のスタートアップに勤めている友人から、以下の書籍を推薦され、最近読み始めています。

High Growth Handbook (English Edition)
クリエーター情報なし
Stripe Press


英語の本ではありますが、とても簡易な文章で書かれており、MBAの勉強をしていて毎日英語に触れていたい方にはもってこいの書籍だろうと思います。

この本のかなり序盤に、「Early Adapterマーケットでうまくいったプロダクトを持つ人は、その初期の成功体験に満足し、その後大きく飛躍できない事例が多い」というお話しがありました。
IE Global MBAの授業の中でビジネス・アイデアについてチームで考える授業はいくつかありますが(例えばこちらの記事でそうしたカリキュラムを紹介しています。)、その際にチームメンバーから、「そのビジネスはもう世の中にあるから。」という発言があって、それ以上の検討をしなくなってしまうことが時々ありました。

スタートアップでの実務経験を経た今にして思えば、特長の全く同じビジネスなどほとんど存在しないのだから、先んじて類似のビジネスがあったとしても大した問題ではありません。
さらに、上記の"High Growth Handbook"のお話しに触れ、たとえ先んじた類似のビジネスがあったとしてもそのビジネスがそのまま上手くいき続ける確証もないのだから、何も気にすることないなという意を強くしました。

なお、上記の"High Growth Handbook"はAmazon Audible版もあるようで、少し試してみたい気も。
ただ、Amazon Audible, 月額1,500円もするんですねぇ。

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