「起業家」が「経営者」になるときのリアルがここにある
日本のスタートアップシーンの今を立体的に浮かび上がらせる著作、「未来をつくる起業家」の二作目。
2015年10月の1作目から2年半程度しか経ていない2018年3月の発刊であるが、インタビューされている起業家・経営者の皆さんの雰囲気が2冊で異なっているように感じられるのが面白い。スタートアップシーンのトレンド変化があったのだろうか。
2作目では、webやスマホが十分に世の中に出回ったことを前提として、その技術の広がりの波に乗るようにビジネスを組むのではなく、webやスマホをあくまでビジョン実現の手段として利用する、軸のある起業家・経営者の例が多く紹介されているように感じられる。
また、「起業家」から「経営者」への成長過程での経験について、著者ケイシー・ウォール氏が特に意識してインタビューをしているため、他の起業啓発本では得られない視点を与えてくれる。
つまり、起業家の個人の苦労話で終わらない、スタートアップ経営のヒント、例えば、共同経営者の見つけ方、従業員との向き合い方、ビジョンの示し方等について、学びの多い書籍であった。
1冊目が将来的な起業を考える人に向けて最良の本であると言えるが、今作は既に起業し、会社を大きくすべく日々もがいている人にもお勧めできる良著だ。
自分自身、スタートアップ企業に転職して丸1年が経過した。
いかに会社の足場固めをしてビジネスの跳躍にいつ踏み出すか、日々議論しながら、PDCAを回しながら過ごしている。
「未来をつくる起業家vol.2」には、そのチャレンジへのアプローチの仕方とその結果が多く紹介されている。
ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
未来をつくる起業家 vol.2 | |
ケイシー・ウォール | |
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) |
日本のスタートアップシーンの今を立体的に浮かび上がらせる著作、「未来をつくる起業家」の二作目。
2015年10月の1作目から2年半程度しか経ていない2018年3月の発刊であるが、インタビューされている起業家・経営者の皆さんの雰囲気が2冊で異なっているように感じられるのが面白い。スタートアップシーンのトレンド変化があったのだろうか。
2作目では、webやスマホが十分に世の中に出回ったことを前提として、その技術の広がりの波に乗るようにビジネスを組むのではなく、webやスマホをあくまでビジョン実現の手段として利用する、軸のある起業家・経営者の例が多く紹介されているように感じられる。
また、「起業家」から「経営者」への成長過程での経験について、著者ケイシー・ウォール氏が特に意識してインタビューをしているため、他の起業啓発本では得られない視点を与えてくれる。
つまり、起業家の個人の苦労話で終わらない、スタートアップ経営のヒント、例えば、共同経営者の見つけ方、従業員との向き合い方、ビジョンの示し方等について、学びの多い書籍であった。
1冊目が将来的な起業を考える人に向けて最良の本であると言えるが、今作は既に起業し、会社を大きくすべく日々もがいている人にもお勧めできる良著だ。
自分自身、スタートアップ企業に転職して丸1年が経過した。
いかに会社の足場固めをしてビジネスの跳躍にいつ踏み出すか、日々議論しながら、PDCAを回しながら過ごしている。
「未来をつくる起業家vol.2」には、そのチャレンジへのアプローチの仕方とその結果が多く紹介されている。
ぜひ多くの人に読んでもらいたい。