知人に紹介してもらって読んだ、大変有用な本のひとつに「Webを支える技術」という本がある。
この本ではWebサービスを提供する人には必須となる技術的知識の全貌が紹介されている。
インターネット発展の歴史も書いてあって楽しく読み切ることができる。
この本の中で僕がもっとも興味深く感じたのは、Webはインターネットプロトコルのシンプルさのおかげで、爆発的に普及したという点だ。
それ以前には、通信でより野心的なことを実現しようと、作り込まれた(複雑な)プロトコル(取り決めごと)もあったようだが、全世界を席巻したのは、極めてシンプルなプロトコルであった、とのことだ。
おかげでメンテナンスを怠るとリンク切れなどが発生するような、不自由さもかかえつつも、である。
今では多様な表現ができるWebだが、その通信のための基本的な取り決めごとがとてもシンプルなものであるという事実はとても興味深い。
シンプルなルールで、全ての人が利用できるようにする、という点では、音楽の楽譜も同じかもしれない、と思う。
あの楽譜というシンプルなフォーマットの紙面で、あれほど多様で、複雑な音を表現できているというのはすごいことだと思う。
そしてそのシンプルな記述ルールのおかげで、世界中の人が、同じ音楽を奏でることができるのだ。
Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus) | |
クリエーター情報なし | |
技術評論社 |
この本ではWebサービスを提供する人には必須となる技術的知識の全貌が紹介されている。
インターネット発展の歴史も書いてあって楽しく読み切ることができる。
この本の中で僕がもっとも興味深く感じたのは、Webはインターネットプロトコルのシンプルさのおかげで、爆発的に普及したという点だ。
それ以前には、通信でより野心的なことを実現しようと、作り込まれた(複雑な)プロトコル(取り決めごと)もあったようだが、全世界を席巻したのは、極めてシンプルなプロトコルであった、とのことだ。
おかげでメンテナンスを怠るとリンク切れなどが発生するような、不自由さもかかえつつも、である。
今では多様な表現ができるWebだが、その通信のための基本的な取り決めごとがとてもシンプルなものであるという事実はとても興味深い。
シンプルなルールで、全ての人が利用できるようにする、という点では、音楽の楽譜も同じかもしれない、と思う。
あの楽譜というシンプルなフォーマットの紙面で、あれほど多様で、複雑な音を表現できているというのはすごいことだと思う。
そしてそのシンプルな記述ルールのおかげで、世界中の人が、同じ音楽を奏でることができるのだ。