カイロからマドリードまで夢がゆく

エジプトで働きつつスペインのMBAで学び
卒業後は日本で働いています

積極的に休養を取ることの重要性

2020年02月12日 | 起業してわかったこと
起業すると、自社の活動の全責任は創業者のものとなる。
責任感の強い人ほど、その責任を常に感じ、消耗しやすい。

「もっと頑張らなければ。もっとうまくやらなければ。無駄な行動を減らさなければ。」

いろいろとプレッシャーや不安にさらされていると、消耗も激しい。
この消耗の激しさは、起業してみないとわからないものかもしれない。

そのため、私は創業者こそ、意識的に息抜きのリズムをもち、上手くストレスに対処する術を身に付けなければならないと思う。
家族がいる人は、家族サービスをするといいだろう。
そうでない人は積極的に体を動かすといいと思う。
(ただし、筋トレをしすぎて不安感が増すという人もいるので要注意。)

あと、自分で自分を褒めるということを積極的にやることも有効だ。

ポジティブマインドの維持こそ、起業家にとって最も重要だ。


経営は自己表現。経営目標を達成するために

2020年01月23日 | 起業してわかったこと
起業は、すなわち自由を得ることです。
創業者は、自分の事業を、好きなようにデザインすることができます。
IE Business Schoolから教わったことのひとつは、その「自己表現としての経営」の魅力なのではないかと思います。
「やりたいことがあるなら、まずやってみたらいいじゃない」
マドリードの風は、そう僕に言っているように聞こえました。

しかし、自由は適切に使わなければ、糸を失った凧のように、経営者は脈絡のない行動、無駄な投資をしてしまうことになりかねません。
起業すると、自由を満喫できる反面、不安感も感じやすいです。
「自分の事業は持続可能なのだろうか」
「今の大口顧客との関係を失ってしまったらどうしよう」
朝起きて、そうした不安感を感じない経営者は少なくないでしょう。
不安感は、行動をブレさせます。不安感を埋めようと、あっちに手を出し、こっちに手を出し、結果としてどれも中途半端、となりかねません。

そこで大切なのは、経営の目標を明確にし、常にすべての行動の軸に据えることだと思っています。
全ての活動、行動が、目標からブレイクダウンして明確に意義付けできること。
それが信頼感のある経営を行い、経営目標を達成するために必要です。

経営の目標を紙に書き、毎日必ず見返す、という方法が有効だと思ってやっています。