カイロからマドリードまで夢がゆく

エジプトで働きつつスペインのMBAで学び
卒業後は日本で働いています

「レバレッジ・マネジメント」本田直之

2017年02月23日 | 書籍紹介
久々に、最近読んだ書籍のご紹介。

「レバレッジ・マネジメント」
本田直之著
【Kindle版あり】←これ重要

レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』
クリエーター情報なし
東洋経済新報社


この本のいいところは、読者のターゲットがズバリ明確なところだ。
それはすなわち、会社の経営者。
どちらかというと、ベンチャー企業の経営者を想定しているようだ。

これほどまでに経営者「のみ」にターゲットを絞った書籍もそうそうないだろう。
そういう意味で、僕が今知りたかった視点を、直球で紹介してくれる書籍だった。満足。

本書は、「レバレッジをかける(長期的に、少ないコストで大きな成果を得る、といったニュアンス)」というキーワードで貫きつつ、経営者が心がけるべき「視点」「姿勢」を羅列しているものだ。その数、計68項目!
各項目は見開き2ページ程度でコンパクトにポイントがまとまっており、テンポよく読み進めることができる。

書かれている内容は、本田氏が経営者として心がけ、日々実践しているのだろうと感じさせる、「具体性」を持っている。
なんとなく、一緒に飲みに行って、先輩経営者たる本田氏にアドバイスをもらっているような気分で読み進められる。

68項目のポイントは、経営者が日々心がけるべき事項なので、ご親切にも、全項目を質問形式で羅列した「チェックリスト」も巻末に付してくれている。
また、本書の要所要所で参照されている経営指南書の紹介も、巻末にまとめて付されている。
全て本田氏の紹介文付きだ。

本書を通じて、東京とハワイのデュアルライフを送っている(本書は2009年のものなので、送っていた、かもしれないが。)という本田氏の、自身のブランディング術と、それを活用し複数社の経営に関与するというビジネスモデルを、垣間見せてもらえた気がした。
この書籍は「レバレッジシリーズ」という書籍群の一つで、これはよく売れたシリーズのようなので、本書も彼のブランディングを支えるビジネス要素の一環と考えて間違いない。
本書もなかなかのお値段がする。

冒頭に書いたとおり、本書は僕が今まさに知りたかった、本田氏のビジネスへの関与姿勢、自身のブランディングとそれを活かしたライフスタイルの構築方法を教えてくれたという点で、とても有意義であった。

短時間でテンポよく読めたという点もよかった。



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