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LGBTが2020年から小学校で使用される教科書に登場

2019-03-27 08:38:17 | 発達障害?ネタ
LGBTは発達障害じゃないけど、発達障害の話も出てくるのでこのカテゴリーに入れてしまう。いい加減だ。

今朝のNHKニュースで、来春から使用される小学校の教科書に初めてLGBTに関する記述が盛り込まれることが報道されていた。それを聞いた妻の反応は

  • なんでこんなにマイノリティに気を使わなければならないの?

  • もっと多数派に気を使って、最大多数の最大幸福を大事にしてくれても良いんじゃないの?



だった。なんというか、どこかの掲示板の頭の悪い人の救いようのない書き込みと同じようなことを言っていて、「ああ、またか。また言っているのか」としか思えず、取り敢えずスルー。最近だとTwitterでもそんなバカを晒している人がいるのかな。ともあれ、まず、これは子の前で言っていい言葉ではない、ということがどうやら妻にはわかっていない模様。更にいうと、僕が色盲ASDだということを完全に忘れ去った言葉でもある。悲しいけどこれ現実なのよね。妻さんよ、貴女の夫は結構なマイノリティで、色々と生きづらさを抱えているのですよ?ユニバーサルカラーデザインはまだまだ普及率が低いし、ネオ・ダルトンレンズは原理から言って昼間にしか使えない。(そりゃそうだ。一番感度の低い色に合わせて他の波長の透過率を下げるのだから、当然視界は暗くなる!!公式サイトにも『夜間の自動車運転時等は十分に注意してください』と書いてある。)更にいうと、白がピンクに見える問題すら回避不可能だし。

さて、話をLGBTに戻そう。L・G・B・Tはそれぞれで困りごとは違うだろうから、この4つをまとめて論じるのは難しい。ニュースに出てきた教科書にどのように記述されているかもわからないし、妻が何を念頭に置いて上記の発言をしたのかもわからない。僕がパッと思いついたのは婚姻等の制度上の問題とトイレや更衣室といった男女に別れているものの問題である。他にもあるのだろうけど、取り敢えずこの二つについて少しだけ書いてみる。

一つ目の制度上の問題は本当に制度だけの話だから、さっさと対応すれば良いと思うのだが、日本では進まない。おそらくは自称保守派の議員どもがやりたがらないから進まないのだろう。この辺は夫婦別姓がいつまでも認められないのと同じ原因である。情けない限りである。この制度変更には大してコストがかかるわけでもなかろう。

二つ目の男女に別れているものは少し話が複雑になる。職場等であれば、職場で理解が得られれば、外見上男性の性同一性障害の人が女性用の更衣室を使うとかは可能かもしれない。公共の場では多目的トイレを増やすなどして対応する必要があるかもしれない。これは当事者の困りごとを聞いたほうが良い。

当事者が公表しづらいのだとすれば、それは好奇心から話を聞きに来る人がいるからなのか、それとも奇異の目で見られるからなのか、人間関係の問題なのか。僕としては、自分に近い人がLGBTだと聞いたとしても、はい、ああ、そうなのですか、で終わりになると思う。その人との関係性がLGBTだからといって変わることなど考えられない。というより、ASDの特性でそもそも人に対する興味がないので変わりようもない、と言ったほうが正しいのだろうか。




多目的トイレが話に出てきたので少し脱線。
時々、娘(3歳)を連れて電車で外出するが、駅などの公共の場で「トイレに行きたい」と娘が言い出すことがある。この場合、多目的→男性用の順で空いているかどうかを見るのだが、どちらも使用中であることが結構ある。多目的トイレから出てきた人がどう見ても健常者である場合にはものすごく腹が立つ。というか、使っているのは例外なくオバさんである。今までかなりの回数同じ目にあっていて、毎回性同一性障害の人が使っているとは到底思えない。女性用が空いていないから多目的トイレを使ったのだろうけど、多目的トイレが必要な人がいるということを考えてほしい。ちなみに、男性用トイレはかなり狭いことが多く、子に用を足させるのに一苦労することも結構ある。(女性用は物心ついてから入ったことがないのでわからない。)荷物が多いときなんかは特に大変である。トイレっていうのはあれば良いってモンではない。





今回のまとめ。「マイノリティの権利ばかり優先するな」と叫ぶ妻の神経が理解できなかっという話でした。でもマイノリティはそれで初めて同じスタートラインに立てるのですよ。それが公平ってものです。

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