北海道某所のAMeDASデータより最大瞬間風速の風向と風速を確率分布でプロットしてみた。
季節ごとに分けてはいないが、北北西の風はおそらく冬のものであろう。3m/s、西南西のところにあるピークはそれ以外の季節。冬はそれ以外の季節に比べると強い風が吹きやすい、ということになる。南~南西の風については季節的なものなのか、低気圧の通過によるものなのか、調査が必要かな。
思いつきで描いてみたが、こうい . . . 本文を読む
タイトル画像は関西の2017年12月の地震活動。
上の方、高槻市付近が2018年6月の大阪府北部地震の震源付近。わかりにくいが、奈良市から精華町、城陽市あたりにポツポツと見える震源が奈良盆地東縁断層帯に対応する地震。
こうしてみると、生駒断層や上町断層より高槻付近の方が地震活動が活発である。これは2017年12月だけに限らず、1997年以降のデータを適当に眺めてみると、だいたい同じ傾向にある。
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積雪は強風被害に影響を与えるか?というのが本日の問題。
いや、例えば、農業だと、柱と屋根だけ、という施設が結構あるのですよ。堆肥舎とか機械置き場とか、まあ、そんな感じの物。で、強風に煽られて屋根が飛ぶことも珍しくないのですが、積雪がどの程度強風被害に影響するのか、というのが問題。文献を探すが、日本語でも見つからないし、英語でも見つからない。探し方が悪いのか、そもそもそんなことを考える人が少ないの . . . 本文を読む
風速の分布はWeibull分布で近似できる、というのを目にして、何年か前にやってみたのが下の図。AMeDAS鵡川の最大瞬間風速(10分ごと)の分布をWeibull分布でフィッティングして描いた。フィッティングしたカーブでは分布のピークが低く出るのが気になっていた。因みに風速の大きい方は少しだけ大きくフィッティングされている。ので、『10年に一度の強風に耐えるように』、とかいう方針を立てるときには若 . . . 本文を読む
そもそもの地震回数が違う
因みに新潟県中越地震は2014年10月23日発生、M6.8、震源の深さ13km。北海道胆振東部地震は2018年9月6日発生、M6.7、震源の深さ37km。いずれも緯度1度、経度1.8度の範囲内の地震をカウントしています。緯度が違うから若干面積が変わってしまいますが(゚ε゚)キニシナイ!!
長岡を中心とした地震回数。(2018年8月31日まで)
苫小牧を中心とした地 . . . 本文を読む
今日は誰もいないので、職場の照明を消したまま作業しています。快適です。妻ときたら家中の照明を点けたがります。今、北海道は節電目標があったはずなのですが、それは全く気にしていないようです。例えば100万戸✕100Wで10万KWの節電になるのだよ、50Wだとしても5万KWだ、と言ってもまるでピンとこないようです。日本ってそれなりの大学を卒業した人でもこの程度なんですかね。
さて、今回の本題。胆振東部 . . . 本文を読む
北海道胆振東部地震(ja.wikipedia.org)では現住所のあたりが震度6弱だったり、前住所のあたりが震度6強だったりしました。そんなことから、ちょっと地震データを地図にプロットしてみようかな、と思ったのが今回の話。
地震データは使いにくい
気象データと比べて、ということです。気象データは割と扱いやすいんですよ。AMeDASのデータも気象官署のデータも、統一されたフォーマットで公開されてい . . . 本文を読む
クーポンコレクター問題.
今回は以下のような条件を考える.
1. おまけは6種類ある
2. どのおまけも等確率で入っている
3. どこにどのおまけが入っているかは見分けられない
このとき,平均して何個商品を買えば全種類のおまけが出に入るか,というのが普通のクーポンコレクター問題.普通って(略)
通常の期待値の問題としての解き方は,検索すればすぐに見つかるだろうから省略.答えは14.7個なんだ . . . 本文を読む
引き続き,モンティ・ホール問題について考える.
今回はこんなことを考えてみる.
1. 司会者は挑戦者が選ばなかった扉のうち,必ずハズレを開ける
2. この番組は月に1回,行われる
さて,この仮定のもとで,挑戦者は選択するドアを必ず変えるとすると,挑戦者から見た年間の勝率はどのような分布になるだろうか?これが今回の問題である.
簡単な問題なので,いきなりグラフである.解説は不要であろう.
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絶賛放置中のブログなのだが,なんとなく書きたいことがあったので,久しぶりに更新してみる.
岡田秀樹著のはじめての統計データ分析のP23~P27にモンティ・ホール問題についての記述があるが,その中に気になった点があったので,少しばかり書いてみる.以下,いきなり本題,丁寧に書く気もないので,なんのこっちゃ,と思う人は,本を買って読んでほしい.
導出は省くが,
1. 挑戦者がドアAを選び
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一日かけてRとWinBUGSをごちょごちょ.
正しいかどうかは分からないが,結果はそれっぽく見える.
shape ~ dgamma(a, b)
みたいにしないとWinBUGSに"undefined real result"と怒られる.
これで暫く悩んでしまった.
因みにmodel.bug.txt
model
{
for (i in 1:N){
fw[i] ~ dgamma(shape . . . 本文を読む
Albert, Jim. Bayesian computation with R. Springer Science & Business Media, 2009.
Second Editionらしい.
取り敢えず目を通してみて,Rで実際に計算してみるのは帰ってから.
iPad mini3を入手したので何か読んでみようと思っただけのことなんだけどね.
追記:
日本語版があるようだ.
Rで学ぶ . . . 本文を読む