ダメ出しばかりするので今回は書名は伏せる。信じられないことに、著者はちょっとばかり有名なひとらしい。なぜこんな人が有名なのか理解に苦しむ。あるいは、コンサルタントの現場では能力を発揮したが、書籍は駄目なのかもしれない。そのくらいひどい本である。誰か出版を止める人はいなかったのだろうか。あるいは、世の中ではこんな本でも喜んで読む人がいるということなのだろうか。
早速ダメだと思ったところを書いてみ . . . 本文を読む
脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ(サンドラ・ブレイクスリー、マシュー・ブレイクスリー著、小松淳子訳)
まずはメモ。
ボディ・マップ
脳は身体表面の完全なマップを備えている。それも、それぞれの指、手、頬、唇、眉、腰、膝など、身体各部を網羅したパッチワークのようなマップである。(P15-16)
ボディ・スキーマ
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誰も見ていないはずのブログを見る人が珍しくいるなと思ったら、鳩山元首相が胆振東部地震をCCSのせいだとツイートしてしまったから、地震とCCSのページを見る人がいたようなのだ。果たしてあの文章を読んだ少数の人は何を受け取ってくれただろうか。
僕の考えをあらためてわかり易く書くと、CCSのせいだと断定するには証拠が足りないし、関係ないと言い切るのも危ない、ということだ。つまり、CCSの直近ではなく20 . . . 本文を読む
『デジタル・ポピュリズム』(福田直子著)。目にしてから読むまで結構間が空いていたので、いつこの本を読もうと思ったのか覚えていない。
例によって少しだけ引用。
両研究者は、なぜ保守層が偽ニュースを信じやすいかということについて、必ずしも学歴とか知識が足りないということではなく、情報やニュースを疑う能力がないためでもないという。偽ニュースをすぐ信じる人々は、偽であることを「疑う動機がない」のであ . . . 本文を読む
運のいい人の法則(リチャード・ワイズマン)読了。何箇所か引用して感想を書いてみる。
運のいい人は「運のネットワーク」築き、それを広げている
運のいい人は肩の力を抜いて生きている
運のいい人は新しい経験を喜んで受け入れる
この辺はASDにはハードルが高すぎる。しかし、
『運のいい人は、対人関係がうまくいくと思っている』というのはどうにかなりそうだ。ASDの人は対人関係を維持できないことが多い . . . 本文を読む
帰省すると毎回のように風邪をひく妻。『毎回のように風邪をひいているよ』と言ってもナカナカ事実を認めない。因みに僕は少し遅れてうつされる。子が一番元気だ。
さて、今日の読書は『When: The Scientific Secrets of Perfect Timing』。原著なのは、基本的に訳書はあんまり好きじゃないのと、翻訳が勝間和代だったから。この前、図書館で『菌類の生物学: 生活様式を理解す . . . 本文を読む
正月は妻の実家にもパソコンを持っていって一仕事するつもりだったのだが、陰謀によりパソコンを持っていけなかったので、外で一遊びをしてきた。京都一周トレイルを歩くのが恒例なのだが、この時期、北山コースは雪が積もっている可能性もあるので、今回は行かなかった。奈良天理間を歩こうかどうしようか考えていたが、かねてから一度行きたかった生駒山上の廃墟群に行くことにした。これは昔、企業の別荘や保養所として建設され . . . 本文を読む
ところで、今更ながら『バカの壁』を読んでいる。2003年の出版だから、普通に考えたら『今更』であろう。この本、430万部も売れたらしい。確かに、発売当初、相当話題に上っていた記憶があるし、調べてみたら2003年の流行語大賞でトップ10に入っている。図書館で読んだ人もいるだろうし、中古で買った人もいるだろうし、読んだ人の数はこの倍くらいもいるだろうか。さて、読んでみてからAmazonのレビューの星1 . . . 本文を読む
最近の読書。
家相の科学 21世紀版(清家清)
笑う入試問題(新保信長)
無戸籍の日本人(井戸まさえ)
自閉症と感覚過敏(熊谷高幸)
無戸籍の問題は他の本でも読んだことがある。確か『法医学教室の午後』でなかったかと思う。『法医学教室の午後』はググってみたら1984年出版(『続』は1985年。どちらに書いてあったかは覚えていない)。明治に作られた、時代遅れの民法はいつになったら改正されるのやら . . . 本文を読む
昨日、少しだけヴァイオリンを練習した。
そこで気付いたこと。
以前よりも、いい感じに余計な力が抜けている。
何が良かったのだろうか。
今、気付いたが、パソコンのキーを打つのも、
前よりも力が抜けて良い感じである。
いろんなところに力が入りっぱなしだったから、
肩こりがひどかったのだろうな。
というかどうやって力を抜くのかすらわかっていなかったみたいだ。
最近生活の中で変えたことと言えば・・・マ . . . 本文を読む
村山治・松本正・小俣一平著、田中角栄を逮捕した男 吉永祐介と 特捜検察「栄光」の裏側。
この本に関して小山昇曰く、『物事は狭く深くやらないと達成しない。』『裁判の概念が変わった。』僕が今まで出会った人たちは、何故か物事を狭く深くすることを躊躇する人は多かった気がしますが。あ、少なくとも一人、わかっている人がいるな。でも周りの決定権を持つ大人たちがまるでわかってないから苦労してますけど。
さて、 . . . 本文を読む
ジョン・エルダー・ロビソン著変わり者でいこう。
テンプル・グランディンは画像で考える人だと本人が書いているが、ロビソンはパターンで考えるタイプみたいだ。読んでいて、親近感を覚える箇所が多かったのは、多分、自分自身、パターンで考えることが多いからだと思う。
さて、この本の後ろには『アスペルガー者の行動についての索引』というのがあって、これがかなりの傑作だと思う。
・相手が自分の話に興味を持っ . . . 本文を読む
疲れてくると地面が揺れるなぁ。それはさておき、今回の読書はテンプル・グランディン著自閉症の脳を読み解く。
ちょっと引用。
言語の入力問題
この問題の一つに、無声子音(c, f, h, k, p, s, tなど)が聞き取れないタイプがある。(略)この問題のもう一つのタイプは、単語が聞こえても、意味を結び付けられない。ドナ・ウィリアムズが「意味盲目」と呼ぶ症状だ。(P130)
まさに自分はこれ . . . 本文を読む