何かがあるかもしれない日々

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道新の卓上四季はこれで良いのか?

2024-05-09 12:01:51 | 新聞記事へのツッコミ

きのう5月8日の道新の卓上四季に気になるところがありました。以下に一部を引用します。

<おお友よ、この調べではない。もっと楽しく喜びに満ちた歌をともに歌おう><億万の人々よ、互いに抱き合おう。全世界にこの広大な愛を与えよう>。シラーの詩は生きる喜びを高らかに表現する。

ベートヴェンの「歓喜の歌」の歌詞は、確かにこのようになっています。しかし、「おお友よ〜」の一節は、シラー自身が書いたものではないはず。念のため調べてみましたが、複数の解説に、最初の部分はベートヴェンが加筆した、と書いてありました。

 

昨日の担当者がわかっていて書いたのなら、知っていることを正しく伝えていないことになりますし、この程度のことを知らなかったとしたら、教養不足か調査不足と考えられます。いずれにしても、「事実を書く」という観点からすれば失格です。道新だけに限らず新聞全般に、記事だけでなくコラムに至るまで、正確な記述を心がけていただきたい。

 

(追記)

数日前にも、風力発電に関してひどくわかりにくい記事があったのですよね。取材して解説することなく、大本営を並べ立てたからわかりにくくなったのではないかと想像しています。その記事についても、後日、詳細を調べてブログに書こうかな。


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