飯田橋駅を神楽坂下口から出て、神楽坂のメインストリートの坂を登り、
通りを挟んで右手にサークルKがある角を左に曲がって行くと
メイン通りから一本裏の通りに出ます。
そこに「千年こうじや神楽坂店」があります。
うちっぱなしの建物の壁面に木が貼ってある、和モダンなたたずまいです。
お店の前の木のベンチで女性が麹ドリンクを飲みながら話をされています。
一本入った裏の道なのにさすが神楽坂です。
とてもおしゃれで落ち着いた雰囲気を醸し出しております。
当日、女性のお客様で店内は、賑わっておりました。
私も最近、麹を使って料理を作ることが増えたので、訪れる前から興味津々でした。
入口を入るとすぐ右の棚には、塩麹や醤油麹などがところ狭しと
並べられていて、その隣の棚には、暑い夏には特にお勧めの
麹でできている甘酒なども売られております。
(米麹と水だけで作ったものらしく、飲む点滴とか??)
麹は発酵食品なので、体に良いとかなり宣伝をされております。
麹には、旨味成分も豊富でお肉などを柔らかくしたりする成分の酵素や
ビタミンB群が豊富だそうです。また、血圧を下げる効果もあるそうです。
お客様が収まってからお店の方にお話を伺いました。
「ここは、新潟県の魚沼の八海山の酒蔵のアンテナショップです。
東京では、日本橋室町にもあります。八海山の麹を使った商品が主ですが、
魚沼産のお米なども扱っております。」
ここのお店は、出来てからどのくらいになりますか。
「4年前に出来ました。最近もテレビで取り上げられて、徐々にお客様を増やしております。」
ここを訪れるのは、どのような世代ですか。
「昼間は、40~60代の女性のお客様で、最近では、夜に近所で働く
サラリーマンがお酒を買いに寄られます。」
奥の壁には、さすがに八海山のアンテナショップだけにお酒が沢山並んでいて、贈答にも使えそうです。
また、お菓子はどういったものがお勧めですか。
「八海山の麹を使ったバームクーヘンやお酒のゼリーなどが人気があります。
あと、麹を使った飴やお煎餅、揚げ餅などもお勧めです。」
色々商品を眺めていると、その一角にカラフルなピクルスの瓶が並んでいて、
とても目を引きます。
また食品だけでなく、化粧品なども置いてあります。
化粧品には八海山の清酒が10%使われているとのことです。
私も「トマトの麹だれ」を購入してみました。
白身魚をそのたれに数時間漬け込んで、粉をつけて焼いてみたら
とてもさわやかな旨味のある洋風なソテーが出来ました。
ゆでたブロッコリーや冷ややっこにちょっとかけるだけでも、
とても美味しいです。
他にも「バジルの麹だれ」や「梅の麹だれ」などもありました。
次は、別の味も試してみたいと思いました。
八海山の酒蔵がある新潟県魚沼地方では、厳しい冬を乗り切るために
様々な知恵と工夫で独特の食文化を築いてきました。
その一つが発酵文化で、その豊かな食文化を東京に住む私たちも
「千年こうじや」を通じて、触れることが出来ます。
最近よく感じるのは、豪華な食事をとるのではなく、豊かな食事をする
(手間をおしまない、あえてひと手間をかける)ことが、
より健康な体と心を育てる気がいたします。
(たまには、豪華でも良いのですが…)
神楽坂には、こんな素敵なお店があるので、路地裏を探索しつつ
是非足を運んでみてください。
料理の腕も「こうじ」のパワーで少し上がるかもしれませんよ。
■千年こうじや神楽坂店
オフィシャルサイト:http://www.sennen-koujiya.jp/shop/kagurazaka
地図の画像(グーグルマップのリンクやプリントスクリーン&トリミング)を貼ってくれるとありがたいと思いました。