東京で小旅行!東京のアンテナショップめぐり

日本全国のアンテナショップが東京のおしゃれなエリアに集結!
おのぼりさん気分も味わいながらご紹介いたします。

■「あきた美彩館」(秋田県)

2016年06月24日 | アンテナショップ

JR品川駅高輪口を出て信号を渡り、エプソンアクアパーク品川に向かう手前の

右側に「あきた美彩館」があります。

ちょうど土曜日に映画を見に品川のプリンスシネマに行ったので、

移動途中に入ってみました。

ここ品川高輪口には、映画館や水族館も隣接していて、休日には沢山の人が集まります。

「あきた美彩館」も賑わっておりました。

 

入口の前のスペースでは、第2土曜日には、秋田の旬の食材を販売する

マルシェが開かれるようです。

店内に入ると右側の壁一面に秋田を代表する「稲庭うどん」が並んでいます。

入ってすぐ正面には、3種類ぐらいの「いぶりがっこ」が並べられていて、試食もできます。

最近は、おつまみに「いぶりがっこ」を出すお店が増えている気がいたします。

また珍しいところでは、「じゅんさい」も置いてありました。秋田は、生産量日本一だそうです。

 

休日の込んでいるさなかだったので、直接お店の方にお話を聞く事は出来ませんでした。

それで、「美の国あきたネット」という秋田県公式Webサイトを検索したところ、

あきた美彩館は「地域や県産品等に関する情報を受発信する場として、

秋田県内の市町村、農林商工団体、事業者等の方々にご利用いただけるよう、

店舗および店舗前広場の一部を提供しています。」と掲載されていました。

あきた美彩館に出店するためには申請手続きをする必要があり、それを担っているのが、

秋田県総務部東京事務所企画政策課あきた売込み班ということでした。

やはり、県がバックで支えていて都内の拠点として置いています。

 

続いて左周りに足を運んでいくと、秋田のお菓子が左の壁側に並んでいました。

色々な 種類のかりんとうやもち米を使ったお菓子なども豊富にありました。

その中でもショップNO1の売上げを誇るごま餅「まち子ねえさんのごま餅」を試食してみました。

中華のゴマ団子を彷彿させますが、より素朴で優しい甘さのお菓子でした。

迷わず、購入いたしました。

お菓子と逆側には、しょっつる・はたはたのから揚げなる佃煮、

比内地鶏のスープなどの食品が並んでいます。

 

一段上がった奥には、お酒と工芸品が並んでいました。

米どころには美味しい日本酒があると思いますが、ネーミングの楽しいビール「秋田美人」や

ワインなんかもありました。

買い求めるのにも手ごろな小ぶりの瓶の日本酒もたくさんありました。

飲み比べても楽しいかもしれません。

ランキングでみると1位が両関(純米酒)2位が雪の茅舎(純米吟醸)

3位が天寿鳥海山(純米吟醸)でした。

いぶりがっこやハタハタのから揚げなんかをつまみに美味しい日本酒をセットで

購入される方も多いのではないでしょうか。

※毎月第1月曜日から3日間「あきた酒っこフェスタ」が

1,000円で2時間飲み放題で開催されているそうです。

 

こうして一周、店内のものを試食しながら眺めてみると、素朴だけれど

豊かな日本の食生活が想像できます。

私はきりたんぽを食べたことがないので、食に対しても新たな興味がわき、

HPの「秋田みどころ紹介」でも紹介されているように角館の武家屋敷の町並みも

見てみたいなと思いました。

日本には、まだまだ知らない食べ物や風景があり、アンテナショップに足を運ぶたびに

色々な地域の良さを実感することができ、新たな発見が毎回あります。

奥が深いなと思いました。

※追伸:あきた美彩館のHPの中の「彩ブログ」の中でお店の食材を使った

レシピが紹介されていて、とても参考になります。

 

 ■あきた美彩館

オフィシャルサイトhttp://www.akita-bisaikan.jp/


 


アンテナショップ番外編「まるごとにっぽん」(浅草)

2016年06月01日 | アンテナショップ

 

銀座線の浅草駅A5出口を出て雷門通を左へ進み、浅草寺をこえて

伝法院の方へ角を曲がって真っすぐ進み、突き当りを左にいき角を

曲がるとリッチモンドホテルが見えてきます。

通りを挟んだ前が「まるごとにっぽん」です。

おりしも訪れたのが休日だったので、すごい人でした。

最近は都内が観光地化されていて、どこにいっても外国人の方をみかけますが、

さすがに浅草は、外国人率が高い気がします。

 

「まるごとにっぽん」がテレビで紹介されているのを見てから、

一度訪れたいと思っていました。

47都道府県の「ふるさと」が一堂に会すると謳っているので、

どんな感じなのか、アンテナショップとどう違うのかを見学してみました。

入口付近には、「いなほ新潟」のお米のコーナーがあります。

そこには、新潟のお米を使ったおにぎりも販売されていました。

1階は、主に食べ物を中心とした物産を紹介していました。

半分ぐらいのスペースは、「蔵」というネーミングで、

都道府県の様々な物産を並べたスーパーのようであります。

目を引いたのが「四七商店」というネーミングで、全国のお菓子を

一同に集めて紹介していました。

知っているものから知らないものまで、甘いもの好きには

気になると思います。

また、「れんまる」という徳島の物産を紹介しているコーナーには、

特産の蓮根を加工したもの(蓮根チップス等)やスダチをつかったドリンクや

海苔が並んでいました。

 

2階に上がると工芸品を中心とした「くらしの道具市 和来」になっており、

地方の有名な焼き物やおしゃれなカバン、帽子などが並んでおります。

 

3階 は「おすすめふるさと」として、全国の市町村のPRコーナーに

なっています。市町村のよりすぐりの商品の展示・販売を行っております。

また、「ふるさと観光プラン」と称して、観光情報を検索したり、

観光パンフレットが閲覧できるコーナーもあります。

 

4階は「ふるさと食堂街 緑道」 という地方の名物料理を紹介している

レストランが並んでおります。

どの階も賑わっており、色々見ているうちに上の階に自然に上がって

いってしまい、時間が経つのを忘れてしまうような気がいたします。

 

「まるごとにっぽん」 は、自分の故郷の物が買えたり、また旅行に行った場所を

懐かしんでそこの物を買ったり、まだ行ったことがない地域の体験したことのない味の

食べ物を買ってみたりと様々な方向から楽しめると思います。

日本に住んでいても、まだ自分が知らない・訪れたことのない地域に

目を向けるきっかけづくりに一役買いそうな仕掛けになっていると思います。

例えば、百貨店で地方の物産展をすると沢山の人が集まります。

それと同じで、しかも限られた期間で行われるイベントとは違い、

常設することで、そこにいけばイベントのような体験が常にできる。

外国の方にとっては、一か所で色々な日本の文化を知れるという

メリットは大きいと思います 。

 

「まるごとにっぽん」は、47都道府県の物産があることで、アンテナショップとは違って

沢山の中から選べる、選択や比較という楽しみ方があると思います。

一方で、アンテナショップにおいて紹介される地域の豊富な品ぞろえや

地元に密着した情報には、追いつかないと思います。

それぞれの良さを使い分けて、楽しむことをお勧めしたいと思います。

 

施設としてちょっと面白かったのが、「まるごとにっぽん」のトイレです。

昔でいう「かわや」をイメージさせる空間で、後方がふすまの様なつくりで

ライトアップされており、かなり凝っていました。

こういった細部にも「和」を感じられるこだわりがあって、好感がもてました。

 

浅草に遊びにいく際には、「まるごとにっぽん」に是非立ち寄って、

日本を再発見してみてください。

 

■「まるごとにっぽん」

オフィシャルサイトhttps://marugotonippon.com/