株式会社JR東日本都市開発が、事業主体となって、駅を中心とした魅力ある街づくりを
推進するとともに地域と連携し、観光流動の創造と地域活性化をすすめる一環として、
歴史ある旧駅舎を改装し、2016年11月に「江戸NOREN」が両国駅にオープンしました。
両国駅で降りたのは、2年ぶりぐらいでしたが、ちょうど大相撲の5月場所も開催
されている最中で、大変賑わっていました。
開札口を出ると右に「江戸NOREN」があります。
入口を入るとすぐ左手に観光案内所があって、正面の奥に土俵がありました。
(さすが、両国です!)これは、日本相撲協会が監修されて設置されたそうです。
その土俵を囲むように江戸の食文化にこだわった老舗の飲食店が12店舗並んでおります。
その中の一角に東京産の地酒にこだわったお店、「東京商店」があります。
お店に入ると、まず売店があります。
お酒のボトルにかぶせるカバーが着物で出来ていたり、小瓶に入った様々な種類の
お味噌(つまみ用)がおしゃれだったり、目を引きます。
実際にお酒のおつまみは、レジのところで「東京特産おつまみ3点盛」や単品でも購入する
ことができます。
せっかくなので、「八丈島くさやチーズ」と「卵黄の醤油漬け」を頼んでみました。
この「八丈島くさやチーズ」は、大変食べやすくて、両方のいいとこどりの感じでした。
他にも「奥多摩のワサビ漬け」や「大粒あさりの佃煮」というのもありましたよ。
奥に立飲みスペースがあって、30種の東京の地酒の自販機が3台並んでいます。
むかって右側にお猪口と両替機があります。(お燗もできます)
自販機は、左から純米酒、吟醸、大吟醸となっており、お猪口1杯、
純米酒が200円、吟醸が300円、大吟醸が400円です。
テーブルには、東京蔵元マップが置いてあり、それを眺めながらお酒を選ぶのも楽しいです。
東京の多摩地方には、私も聞いたことのある酒造メーカー(澤乃井)がありました。
私は、1杯だけ「久兵衛」という純米酒を頂きました。なんだか、銀座の有名なお寿司屋さんの
様なネーミングですね。
お酒のネーミングも大変こっていて、吟醸「江戸開城」や吟醸「多満自慢」等あります。
自販機の瓶のところに東京商店内での人気ランキングも貼ってありました。
今回は、日本酒好きをおともに出かけたので、一通り頂いてもらいました。
純米酒、吟醸、大吟醸1杯づつ飲んで、かなり味も香りも違うと言っておりました。
日本酒と聞くと東北地方や、米どころのイメージが私の中にありましたが、東京の中にも
お酒を造られているところが沢山あって、味にも香りにもこだわった美味しい日本酒が
あることに正直、驚きました。
あとは、下町という場所柄「電気ブラン」があったり、「東京島焼酎」や「東京産の地ビール」
や「東京サイダー」等々、日本酒以外にもこだわったお酒や飲料があって、しかもそこで飲む
ことができます。 ※「東京サイダー」は、墨田区内限定販売の地サイダーです!
両国は、いわゆる新宿・渋谷のような繁華街よりも少しずれている位置にありますが、
東京(江戸)独自の食文化を感じられる"大人の憩いの場”として、
また海外から訪れる観光客が日本文化に触れて、"東京産の発信者”となってもらえれば、
これからますます、賑わっていきそうだなと思いました。
♪ 何はともあれ、日本酒好きな方は、是非足を運んでみてください ♬
■東京商店
http://shouten.tokyo/