カミノアナログ

POGに命を削る日々を綴る「紙の穴」ブログ編。ドラフト終了までは日当たりアクセス100以下に抑えたいんで、ご協力よろ。

ドイツ血統が流行りとか、もうね

2010-06-02 | pog-result
なんか「最近ドイツ血統が流行り」とか言ってる人多いけど、ハァ?いまごろ何言ってるのっていうか、流行りと言ってる時点で根本的に間違ってるっていうか。

1986年の記事
 山野浩一氏「血統理念のルネッサンス―レットゲン牧場における系統繁殖の研究」
 (『優駿』誌上連載)

1993年の記事
 栗山求氏「ドイツ・ダービーの父系」
 (『週刊競馬通信』誌上連載。栗山氏ウェブサイト再録

2000年の記事
 団亭鞘次郎氏「シュレンダーハン牧場の名牝系」

2003年の記事
 南元彦氏「ドイツ馬産の魅力」

↑記事で説かれている内容を理解すれば、ドイツ血統を「流行り」で語ることがいかにナンセンスで恥ずかしいか、わかるだろう。

競馬において、ドイツ血統(というかドイツ馬産文化)は古典であり、常識。
ランド、ビワハイジ、マンカフェ、コスモサンビーム、ガリレオの時にスルーだった自称血統派が、いまごろ大騒ぎしてるのには、失笑を禁じえない。
日本人が「さいきん二字熟語が流行り」とか言いだしたらおかしいと思わないか? そんな奇妙さを感じながら、俺はこのニワカ騒ぎを眺めている。

エイシンフラッシュは父系こそミスプロ系ながら、ドイツ馬産らしい系統繁殖の成果。
しかし、この手の配合を狙うとPOGでは厳しい結果が待っている。
むしろこの勝利で称えるべきは社台-エイシン-藤原英の育成・調教力、内パクの好騎乗ではないのか。

結論。

・ドイツ馬産文化は競馬の古典であり、常識。
・流行りとかそんなチャチなもんじゃねえ。
・リンク先記事↑でもっとすごいものの片鱗を味わうべき。