へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

デーヴィッド・アイク ニューズレター、2009年8月16日号②

2009-09-25 12:07:39 | Weblog

→①より続き


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ヘンリー’ハンク’ポールソン

財務省におけるゴールドマン・サックスの緊急支援担当
この緊急支援は、子ブッシュ政権の 財務長官で、二〇〇六年の入閣以前はゴールドマン・サックスの会長兼最高経営責任者を務めていた、ヘンリー’ハンク’ポールソンに拠って扇動された。ある 記事によると、「かつてゴールドマン・サックスの最高経営責任者であった財務長官は、850億ドルを単に破綻寸前の大手保険会社を買うために費やし、その 保険会社は、たまたま彼がかつて経営していた会社に対して多額の借金を負っていた」。なんか臭わないか?

もちろん, こんなことは不正だ。ポールソンが不正だからだ。彼は不正を土台とする企業によって育てられた男で、この不正という言葉を考案したかもしれないロスチャイルドによって操作されている。

ポールソンは、元ゴールドマン・サックス副社長ニール・カシュカリを財政安定局の代表に指名したが、それは緊急財政支援金を誰が受け取るかを決めるためだ。続いて、ゴールドマン・サックスの業務執行社員ルービン・ジェフリーを暫定最高投資責任者に指名した。


務省におけるその他の重要人物として、ダン・ジェスター、スティーブ・シャフラン、エドワード・C・フォースト、ロバート・K・スティールがいるが、全員 ゴールドマン・サックスの人間だ。その核となるニューヨーク連邦準備銀行にいるゴールドマン・サックスの重役もまた、緊急財政支援の議論に関わっている。 理事会の会長だったステファン・フリードマン(ロスチャイルド・シオニスト)もその中に含まれている。


ビル・クリントンの財務長官ロバート・ルービン(ロスチャイルド・シオニスト)は、二〇〇八年の経済破綻の下地作りに大いに貢献したが、ゴールドマン・ サックスの最高経営責任者だった。ルービンは、外交問題評議会の共同議長でもあり、また、オバマの暫定財政チームに名を連ねている。

ルービンの庇護下にある二名、ティモシー・ガイトナー(ロスチャイルド・シオニスト)とラリー・サマーズ(ロスチャイルド・シオニスト)は、オバマが経済 政策を決定するために指名した。ゴールドマン・サックスは二〇〇八年にサマーズのたった一日の「出勤」に対して、十三万五千ドルを支払っている。元キッシ ンジャー・アソシエイツの重役で、外交問題評議会の一員でもあるガイトナーは、ゴールドマン・サックスのロビイスト、マーク・パターソンを財務省の主席補 佐官に指名した。

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米下院金融サービス委員会長のバーニー・フランクは、財務官僚への質問と財政緊急支援政策の調査を担当した。彼の主任補佐官はマイケル・ペイスだったが、辞職してゴールドマン・サックスのロビイストになった。

ブッシュ大統領時代の主席補佐官であり、ヘンリー・ポールソンの財務長官就任について重要な役割を果たしたのは、ジョシュア・ブリュースター・ボルテン (ロスチャイルド・シオニスト)だ。彼はゴールドマン・サックスのロンドン支社にある法務兼政府業務部で常務取締役を務めた。

二〇〇八年九月、AIGが危機に直面した時に、新しく最高責任者として指名されたのが、元ゴールドマン・サックス取締役エドワード・M・リディーで、3百 万ドル相当のゴールドマン・サックスの株式を保有していた。元ゴールドマン・サックス最高経営責任者で財務長官のポールソンに依頼されて、彼はその職に就 いた。

マーケットウォッチ(訳注:金融関連ニュースを配信するオンラインサイト)のコラムニスト、ポール・ファレルは、「ゴールドマン・サックスは世界を支配し ている」と言い、ローリングストーン誌はゴールドマン・サックスを「人類の顔に張り付いた巨大な吸血イカである」と表現した。

ゴールドマン・サックスが、大恐慌以来、大きな市場バブルとその崩壊を不正に操作してきたことを、その記事は的確に非難している。これには、インターネットバブル、コモデティ(訳注:市場で売り買いされる農産物、鉱物等)バブル、住宅信用バブルも含まれる。

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ローリングストーン誌の寄稿編集者で記者のマット・タイビーは、ゴールドマン・サックスが二〇〇八年の経済破綻において担った中心的役割について暴露し た。彼曰く、「この大ペテンとは、非常にたくさんのゴミ屑にトリプルAの評価を与え、それを非常にたくさんの機関投資家に売りつけたことである」。

人々のささやかな収入や年金基金を利用するこれらの機関は、その後、投下資本を失うことになった。これは彼らの顧客が自分の年金基金を失うことを意味す る。タイビーは、二〇〇四年に当時のゴールドマン・サックス最高経営責任者ヘンリー・ポールソンが、どうやって保有していない資金の融資を可能にする規制 緩和(この言葉は適切とは言えないが)を証券取引委員会に迫ったか、次のように説明している。

「彼らは、12ドルを融資するにあたり1ドルの保有を義務付けるという規則によって制限されていると感じた。そこで、ハンク・ポールソン長官は証券取引委員会に赴き、その規則を基本的に廃止するよう求め、委員会はそれを受諾した。

議会での公聴会はなかったし、投票も、あるいはそれに類することもなかった。証券取引委員会はゴールドマンと他の四つの銀行に規則の免除を認め、好きなだけ融資が可能で、実際に資金を保有する必要は無いということにした。

この二年のうちに、この中の二つの銀行、ベア・スターンズとリーマン・ブラザーズは破綻した。これは、彼らが政府に赴き、ある規則の変更を求めたのがうまくいったからにすぎない。

これは、彼らのお馴染みの手口である。彼らはまた、もし深刻な問題に見舞われた時には、政府に呼びかけて、自らを救済するために納税者の潤沢な現金を拠出できると知っている。そして、それは何度も何度も繰り返し行われている。」

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タイビーは、こんなにも多くの人々が仕返しを恐れて自分の名前が使われるのを拒否したネタを追ったことがないと言い、政府の中にゴールドマン・サックスに「背く」のを恐れている人々がいるとも語った。

ある議員は、ゴールドマン・サックスを批判する手紙を送ったら、一時間も経たないうちに、元民主党大統領候補のリチャード・ゲッパートがゴールドマン・サックスのロビイストといった態度で電話を掛けてきて、彼が手紙に書いた内容をすべて撤回するよう要請した。

「この大げさな脅迫はつまり、もしあなたがゴールドマン・サックスに逆らえば、二度と選挙資金を得ることが出来ないということだ。」タイビーはこう付け加えている。「彼らからだけでなく、おそらく民主党の他の誰からもということだ。」

オバマの支持者の中で、オバマが独立した行動をしていて、組織に操作されていないとまだ信じている人がいるだろうか? ゴールドマン・サックスこそが独裁者である。そしてゴールドマン・サックスに関してはロスチャイルドの意向を読むことだ。

この全てに関わっているもうひとつの主要な団体は、グループ・オブ・サーティ(訳注:The Group of
Thirty――以下G30と表記)であり、ロンドン経済学校で「教育を受けた」(というよりも、教義を植えつけられた)ゲオフリー・ベルという男を表看 板に使い、一九七八年にロックフェラー財団によって創設された。ロンドン経済学校は、イルミナティのフェビアン協会に拠って生み出された。そのフェビアン
協会は、トニー・ブレアの背後にいる権力であり、ロンドン経済学校は今日でもフェビアン協会によって統制されている。


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G30の議長は、元FRB(連邦準備制度理事会)議長のポール・アドルフ・ヴォルカーであり、現在は大統領経済回復諮問委員会の委員長を務めている。G30の仲間は他に、オバマ政権の財務長官ティモシー・ガイトナーと国家経済会議の委員長ラリー・サマーズがいる。

もちろんゴールドマン・サックスは、マネージング・ディレクターのジェラルド・コリガンがG30の一員として関与している。コリガンは元ニューヨーク連邦準備銀行総裁であるが、その地位にはオバマ政権入りする前のガイトナーが就いていた。

アメリカが中国から借金をして高潮に溺れるのを見ることが、アメリカ経済を崩壊させるこの公然とした計画の中核となっている。ティモシー・ガイトナーは中 国語を話すが、その父親ピーター・F・ガイトナーは、米中関係全国委員会でヘンリー・キッシンジャーに仕えた。中国人民銀行総裁の周小川もG30の一員で ある。

偶然などではなく、ピーター・F・ガイトナーはフォード財団に務め、インドネシアにおける「マイクロファイナンス計画」の発展のためにフォード財団が資金 を提供したアン・ダンハムの仕事を監督していた。アン・ダンハムは、バラク・オバマの母親である。(訳注:Micro finance programmes――貧困層の少数のグループに融資を行い、連帯責任でその返済を行うシステム。現在は、バングラディッシュにあるグラミン銀行のムハ マド・ユヌス総裁がこの計画に基づいた融資計画を実施し、ノーベル平和賞を受賞した。)

私たちは今、世界経済を崩壊させる計画の第三局面としての「偽の黄金」時代にいる。最近、多くの銀行は膨大な収益を再び報告しているし、一般大衆の間に苦痛を引き起こしている人材に対して馬鹿げた額のボーナスを支払っている。

この計画は、まだ始まってもいないのに、その危機が峠を過ぎたように装っている。営業利益の報告は概してインチキであり、オリンピック選手(訳 注:Olympian――ジョン・コールマン博士によると三百人委員会の中核組織は「オリンピアンズ」と呼ばれている)級の粉飾決算の結果が計算書の最下 行に現れている。それから、アメリカの納税者が納めた25兆ドルのうちの大部分を大手の銀行や金融機関が連邦政府を経由して盗んだというちょっとした問題 も存在する。それはアメリカの国内総生産の二倍近くに相当し、アメリカの全ての住宅ローンを二回以上完済出来たであろう額である。

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この旧態依然とした見かけの裏には、借金バブルがあるが、それが破裂するときは、途方もなく大きいマグニチュードのために、リヒタースケールでその震動の 大きさを測ることを求められるであろう。バブルを正確に判定した実績をもつ大物の経済予測家は誰もが同じことを言っている。

イングランド銀行の御用総裁マーヴィン・キングは、今週、この景気後退は考えられていたよりもずっと悪い状況にあると語った。それは違うよキングさん、景 気はあなたが言っているよりもずっと悪い。あなたはどの程度悪い状況かを知っているし、あなたもまたこれに関与しているでしょ。

マーヴィン・キングはG30の一員であり、フェビアン協会に統制されたロンドン経済学校の元経済学教授であった。彼はただ自分の役割を演じているだけであ り、今週の彼が景気回復を軽視した発言の仕方は、速度はどうであれ、第三局面へ向って順調に進行中であることを示している。

空飛ぶ「台所の流し」がもたらすであろう事態に対し、各人がどのように準備するかを忠告するのは私の役目ではない。人々は、直感的に「知っていること」や 受け取った情報に基づいて自分自身で決断する必要がある。だが、私は何が計画されているかを自信を持って言うことが出来る。私たちが自給自足すればする 程、状況は良くなる。非常に多くの人々が街や都市に同時に集まったせいで、これは決して容易でないと、私は分かっているが。

私たちがする必要があることのうちで最も重要な部分は、心(マインド)から抜け出して意識(コンシャスネス)のなかにいることだ。私たちは有限な肉体および心ではなく、無限の意識の観点から世界や自分自身を眺める必要がある。

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心(マインド)に囚われ、自分の肉体と名前が自分自身であると解釈している人々は、今後数年間でいくつかの深刻な困難に直面することになる。自分の肉体と 名前を「経験」として見る人々、そして、究極的に自分が何者なのかを理解しない人にもいくつかの困難が待ち受けている。だが、そういう人は冷静さと明晰さ を身につけることで、その困難を切り抜けることが出来る。

あなたが意識に向けて心を開く時、「どうしたらいいの?」と尋ねる必要はない。あなたが知る必要があるまさにその瞬間に、すべきことが分かっている。肉 体、名前、仕事といったまやかしの自己同一性を解き放とう。そして、すべてはそこから始まる。問題の「台所の流し」が何を引き起こそうとも。

それは大いなる困難の時に違いないが、それはまた大いなる好機でもある。

【転載終了】

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