本日は1980年代に一世を風靡した「産業ロック」の記事です。
「産業ロック」ハードかつポピュラーでキャッチーなメロディラインを持つロックです。その新しい音楽性が洋楽全盛期をリードしました。
1.「産業ロック」とは
伝統的な「ロック」が社会への問題提議やメッセージを表現した音楽性に対し、「産業ロック」は「売れることを重視」し、商業を意識した音楽性を指すようです。
2.「産業ロック」が偉大で誇りだと思う訳4つ
①楽曲を当時レコードとして発表する以上、「売れる」ことは大切で素晴らしいことです。「売れる」ということは大衆が同調、感動して認めた証だからです。
②「産業ロック」というワードは日本だけで使われているワードで、世界的にみれば認知された音楽だからです
③「産業ロック」はロックの商業的価値を高めた、変えたといっても過言ではないと思うからです。
④その意味で「産業ロック」の全盛期に生で接することが出来たことは自分にとっては誇りです。
3.「産業ロック」を代表する3大バンド
①ジャーニー
従来のロックよりも明るく、ハードロックとポップスを融合した音楽性が特徴のバンド。
アルバム「エスケイプ」は全世界で1,000万枚以上、「フロンティアーズ」は米国だけで600万枚のセールス。
②トト(TOTO)
従来のロックにAOR、フュージョンの要素を取り入れたモダンな音楽性が特徴のバンド。
アルバム「TOTO IV〜聖なる剣〜」は1,200万枚以上のセールス。
③フォリナー
従来のアメリカンロックにブリティッシュ・ロック、AOR(中期)の要素を取り入れた音楽性で上記の2つのバンドよりもやや暗めが特徴のバンド。
1,500万枚以上を売上げたアルバム「4」を筆頭にアルバムの総セールスは8,000万枚以上。
今の若い方が聴いた感想をきいてみたいところですが、「産業ロック」は今聴いても色褪せない魅力的なメロディを持つ偉大なジャンルです!