ヒデ系の瞳

平和憲法尊守

民主党・野田新代表の『政治とカネ』とは

2011-08-30 | 政党・政治
収入 税金・企業献金頼み  

 使い道 飲み食い記載

東電労組からも
 2009年の政治資金収支報告書によると、野田氏が支部長を務める『民主党千葉県第4区総支部』は、2163万円の収入があります。その大半を占める民主党本部からの1500万円は、すべて国民の税金である政党助成金です。
 企業・団体献金は317万6000円。うち、100万円は家具販売大手の『ニトリ』です。同社は、08年6月に、下請けの家具製造業者に支払うべき代金約3億3000万円を不当に減額していたとして、公正取引委員会から再発防止勧告を受けました。
 政治団体からは、『税理士による野田佳彦後援会』の60万円など114万円。このなかには、原発推進の立場である電力総連政治活動委員会3万円、東電労組政治連盟本部2万円も。
 野田氏の資金管理団体『未来クラブ』の収入は、民主党本部からの500万円と、個人献金1805万7173円がすべてです。

報告書から削除
 『野田よしひこ後援会』の全収入は、『未来クラブ』からで、同クラブが受け取った個人献金と同額の1805万7173円。問題は使い道です。
 組織活動費(交際費)の名目で、91回、計173万6216円にのぼる飲み食いをしていたことが記載されていました。
 ところが、ことし1月、千葉県船橋市内の女性従業員が接客するクラブやスナックなど5店に、計12回、計22万2500円の支出をしたことについて、「政治活動としては説明しにくく不適切」「公私混同があった」として収支報告書から削除する訂正をおこないました。


巨額脱税事件など
 関連企業からも献金


 野田氏には、問題企業からの献金も指摘されています。
 その一つは、前原誠司前外相への巨額脱税事件で有罪判決を受けた男性の関連企業。この男性は、覚せい剤事件で暴力団組員とともに逮捕された前歴があります。この男性の関連企業2社は、『野田よしひこ後援会』が07年に開いたパーティーのパーティー券を計80万円分、購入していました。
 このほか、『未来クラブ』は、業務上過失致死罪で医師が起訴された品川美容外科の創業者から、08年から3年間に計300万円の献金を受け取っていました。また、『第4総支部』は、脱税容疑で税務当局の強制調査を受けていたソフトウエア興業から03年と05年に計50万円の献金を受けていました。


根っからの増税論者、“靖国”派

 民主党の新代表に選出された野田佳彦財務相(54)は、松下政経塾の1期生で、千葉県議を経て、1993年に日本新党から衆院議員に初当選しました。

 新進党を経て民主党入りし、同党国対委員長を務めていた06年、同党衆院議員が虚偽のメールをもとに国会で自民党を追及した「偽メール事件」で、前原誠司代表(当時)とともに引責辞任しました。当選5回。09年9月から財務副大臣を務め、10年6月に財務相として初入閣しました。今回、政経塾出身者で初の首相となる見通しです。

 筋金入りの消費税増税論者で、2010年代半ばまでに税率を10%に引き上げる「社会保障と税の一体改革」を断行する構えです。今回の代表選では「やむをえない、負担しよう、と世論を誘導するのが政権与党の役割だ」(27日)と語りました。

 「日米同盟の深化を基軸とした外交」を政見に掲げ、日米同盟を「世界の安定と繁栄のための『国際公共財』」(『文芸春秋』9月号)とまで持ち上げています。

 05年10月には、“A級戦犯は戦争犯罪人ではない”とする質問主意書を提出し、代表選直前にも「考え方は基本的に変わりない」と発言。“戦犯はぬれぎぬ”とする靖国神社と同じ歴史認識を持ち、今後国際社会とのあつれきが生じるのは必至です。


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