Ian L. McHarg(イアン・マクハーグ)の著書。
たぶん、GISの元となる考え方「レイヤーケーキ」を用いた設計手法を発明したのがマクハーグだと思う。ランドスケープアーキテクトとしても有名だが、生前お会いできたのは、僕の中で宝物だ。
ひたすらサーベイし、それをひたすら重ね合わせる。
その情報のクロスしたところから、新しい文脈を読み取る。
アナログだけど、実際に現地に行って足を使ってサーベイした情報がベースにあるから強い。
最近のGISは、どれだけ足を使ってサーベイしているのかすごく疑問。。
クーラーの効いた部屋で、買ってきた数値データを元にパソコンをカタカタやっているだけでは、研究にはなるけれど、なんだか現実味が薄い。
特に建築関連のGISは、どれだけフィールドに出ているのか。
その意味では、土木関連のGISがアツイ。彼らは、実際にフィールドに行っているから、情報に説得力がある。
僕は現場に出て、生の情報に直接触れたい。
アナログでも、リアルな情報を自分の目や耳、体を使って確認したい。
そう、意外と身近なところにヒントは転がっているものだ。