【羽入の家】クライアントと楽しむ住まいづくり

山形で進めている羽入の家、ようやく足場がとれて全貌が見えるようになりました。


比較的敷地に余裕があるため、建物の間口を東西方向いっぱいに広げて、南面を全面テラスにしています。
日射量のすくない日本海側の地域ではできる限り自然光を享受することが健康的な暮らしに直結します。
間口が広くとれることで、全ての部屋で自然採光と自然通風を可能にしています。

もちろん、雪国ですから、積雪と断熱には細心の注意を払っています。
今回は、基礎の立ち上がりを高めに設定し、基礎断熱を行っています。
床下にエアコンを設置して、床下からまんべんなく全室暖房を行う計画です。
また、南面は通常の壁内断熱に加えて付加断熱をすることで、雪国でも開放的で快適な暮らしを実現しています。

今週末は、クライアントと一緒に床などの木部に蜜蝋ワックスを塗ります。
住まいは買うものではなく、クライアントと一緒につくるもの！

建設中のプロセスもできるだけクライアントと共有することで楽しみながら建築に取組んでおります。
住まいづくりに住民が参加することで、建物に愛着を持ってもらい、長く人に愛され、使い続けられるような建築を目指しています。