TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

建築家の職能

2012-04-12 01:42:39 | 辛口な月評
18:24 from Tweet Button 憤りをとおりこしてあきれるしかない。上杉家廟がモチーフだというのも山形出身として甚だ迷惑だ。これってエイプリルフールのネタ? 【artscape 2012年04月01日号】宮本佳明 展「福島第一原発神社~荒ぶる神を鎮める~」|小吹隆文 artscape.jp/report/review/…18:29 from web 上杉家廟所 ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A…


21:17 from Tweet Button 建屋って、頭で考えている以上に巨大構造物なんだゼ。|原発施設、原子炉格納容器、圧力容器の大きさについて nanohana.me/?p=11380
by ttrsby on Twitter

約50m四方というとてつもない大きさの建屋を考えれば、建屋に神社のような屋根をかけるなんて全く現実的でないことは自明だ。
放射性物質の拡散を防ぐために軽い仮設屋根をかけるのに約1年以上もかかっていることからも容易に想像できる。
技術的には鉄骨でトラスを組んだりすればできるのかもしれないが、それでは神社マガイになってしまう。。
つまり、このプロジェクトが胡散臭いのは、到底実現できないという事実を、一切の断りなしに模型という手段で周到に隠されていること。(もしくは、建築家自身が気づいていないか。。)
実現できないということは、ある意味アートであるし、アイロニカルな表現なのだろう。それはそれで意味はあると思う。
しかし、建築家が提案する以上、単なるイデオロギーで終わってはいけない。つくれないものを建築家が提案してどうするんだ。学生じゃないんだゼ。それはきちんと見る側に伝えなくてはいけないと私は思う。
「どうやってつくるか」を責任を持って説明できることが、建築家としての大切な職能だと僕は思う。

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親切の押し売り

2012-03-24 01:46:57 | 辛口な月評
12:50 from web 先日拝聴した「生と命の街へ」シンポジウムで現地の人が語った話。「震災後、カラーセラピストと名乗る人が尋ねてきた。ここでカラーセラピーをやりたい。阪神大震災でも成果をあげているから、震災孤児を紹介してほしい。憤りを通り越してあきれるしかなかった。この出来事は一生忘れないだろう。」12:56 from web 建築家はどうか?地域の人々との信頼関係なしには、活動など成立しない。地域の人たちの声に耳を傾け、必要とされるニーズを汲み取ることからはじめたい。一過性で終わるのではなく、継続して関わっていく必要がある。その覚悟とでもいうべき真摯な態度が一年たったいま、問われていると感じる。

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2月22日(水)のつぶやき

2012-02-23 01:44:38 | 辛口な月評
15:15 from Togetter (Re: @hazuma同意! RT @hazuma: 福島第一周辺の一定地域は除染があまりに困難なので、復興を諦めその地域に汚染瓦礫を集めて処理するという考え方はある。しかし、それにも限界があるし、そもそも汚染無関係に感情的な「がれき受け.. togetter.com/li/26138615:16 from Togetter (Re: @hazumaこれも同意!RT @hazuma: 唐突に書きたくなったが、放射能基準無視してのがれき受け入れ反対は脱原発論への信頼を下げるものでしかないのでマジ止めて欲しい。被災地のがれきを広域で処理するのは当然だ。それも出来ない.. togetter.com/li/26138615:38 from web 瓦礫の処理はこれからの復興に向けて、日本全体がひとつになるとってもいいチャンスなのに、一部の人たちが集団ヒステリーのような状態になっているのはとても残念だ。by ttrsby on Twitter

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大震災を語り継ぎ、忘れないようにしよう

2011-06-04 18:37:57 | 辛口な月評
東日本大震災から3ヶ月が経とうとしています。
いますべきことは、被災地の復興であり、フクシマ原発の一日も早い収束だと思います。内政でもめている場合ではありません。


今回の大震災で、あたり前の生活が送れることのありがたさを私は感じています。
いまだに生活インフラが寸断され、避難所で生活している人たちがいます。
いまだにフクシマ原発からは放射性物質が放出され続けています。


一人の人間ができることは小さいかもしれませんが、私は日々の生活のなかで一日のうちで5分でもいいから、今回の地震のことを考えることを続けたいと思っています。

忘れないこと。次の世代に語り継ぐことは、すぐに私たちができることのひとつなのではないでしょうか。

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耐震改修工事

2011-04-05 23:55:41 | 辛口な月評
今住んでいる建物がようやく耐震改修工事に取り掛かることになった。
1981年6月に耐震基準の見直しが行われているため、それ以前の建物は一般に「旧耐震」とよばれる古い基準で建てられている。それを現行基準に適合させるための改修工事である。
震災前から計画されていたことだが、人の命に関わることなのに、なぜこんなにも対応が遅いものかと疑問に思う。

耐震基準については、Wikiの「耐震基準」を参照ください。

築30年を超えているから、水回りを含めて配管類の修繕も必要なのだが、そこまではやっていただけないようだ。
民間のマンションなら、長期修繕計画等により、積立をしているが、出入りの比較的多い宿舎では状況が少し違うようだ。
それにしても、お風呂場、トイレなどの衛生設備は、ここ30年の進歩が目覚ましい分野だと改めて考えさせられる。

水回りの設備は、毎日使うものだからこそ、清潔であること、快適であることなどがストレスの軽減に直結していると感じる。
避難所での生活を余儀なくされている方々のことを思うと、一日も早いライフラインの確保を。と願わずにはいられない。

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冷静になろう!

2011-03-14 11:25:10 | 辛口な月評
被災地で避難所生活を送っている方々、現場で復旧作業にあたられている方々へ
心より、安全と健康をお祈りいたします。がんばろう!

避難生活が長期化するこれからが、大変なときだと思います。
どうぞ気を強く持って、最後まであきらめないでください。


そして、メディアの皆さんには、冷静に正確な報道をお願いしたいです。
国内のテレビはNHKがいちばん冷静で必要な情報を伝えているように思います。

海外のメディアの報道は客観的で冷静に状況把握が可能です。
たとえば、
New York Times
BBC
ABC News
CNN
Wall Street Journal
Comments (2)
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焼きそば定食

2011-02-24 16:35:07 | 辛口な月評
大学の学食には日替わりの定食が2つあって、A定食が370円、B定食が450円です。


最近遭遇したB定食が以下の写真。

すごいです。
焼きそばに普通にどんぶりご飯と味噌汁がついてます。

この炭水化物+炭水化物の組合せ。
もはや、ネタとしか思えない正々堂々っプリ。

しかも、焼きそばの上にのっている揚げ物は、ふつうのカツではなく、マグロのカツです。
ワンパクなのかヘルシーなのか、全くわかりません。。

ちなみに、紅生姜は最初から盛付け済みです。
これは昼のメニューではなく、夜のメニューです!!

こういうメニューをサラッと出してしまう学食クオリティに脱帽です。
恐るべし学食。


少なくとも、焼きそば定食は今年に入ってから3回は遭遇していて、わりと頻度の高いメニューです。
3回目にして、携帯を取りに戻って、ようやく写真が撮れました!!

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雪道の運転

2011-01-17 23:55:59 | 辛口な月評
豊橋でも雪が降りました。
朝起きたら、家の前のノッパラが真っ白になっていて驚きました。

それにしても、この辺の人たちは普通タイヤで平気で車に乗っているから、驚く。
車の運転の怖いこと怖いこと。

雪国育ちなら、雪道の運転の怖さは経験として知っているから気を付ける。
しかし、この辺の人たちは、それを知らない。
知らな過ぎて怖い。

スタッドレスなんて持っていないだろうに、普通タイヤで走る。走る。
平気で普段のスピードで走るから、道路は怖くて歩けないくらい。。

案の定、交差点はスリップして立往生した車で大渋滞。いわんこっちゃない。。
雪道って、むちゃくちゃ怖いんだゼ。

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愛知芸大のキャンパスマスタープラン問題

2010-11-24 21:45:35 | 辛口な月評
愛知県立芸術大学の建替え問題に関して、とてもよいHPを見つけたので、ぜひご紹介したい。

特集「愛知県立芸術大学」

建替え問題のこれまでの経緯や、有識者らを交えた「愛知芸大施設整備ビジョン検討会」の資料が公開されている。

全てに目を通したわけではないが、いま進められている大手組織事務所の新マスタープランが、南北軸を基本とした既存のマスタープランとは全く関係なしに計画しているのは明らかで、配置計画があまりにも酷い。

写真は、既存のキャンパス全体の模型だが、現在では木々が生茂り、緑豊かな自然環境を形成している。
これは現地に行って感じたことだが、大きくなりすぎた樹木は、間引いたり移植をして、全体の樹木密度を調整する必要がある。建築的スケールよりもランドスケープ的スケールの「引き算の手法」で、樹木密度を再検討し、空きスペースを確保するという作業をしない限り、建築を「残す」「残さない」といった単なる2元論で終わってしまうと思う。

愛知芸大の魅力は、なんといっても、キャンパス全体が周辺環境と調和していること。そして、個々の校舎たちもそれぞれに呼応するように分棟配置され、視覚的に「見る-見られる」関係にある距離感を保ち、かつ、室内の心地よいヒューマンスケールを同時に併せ持っていることだ。この魅力から、学ぶべき点は少なくない。

「校舎全体が優れた教材」なのだから、これをみすみす壊してしまうのは、もったいない。
この価値は、ここを訪れた人なら、すぐにわかると思う。
ぜひ活用していくことを前提に、時代に恥じないキャンパスマスタープランを勧めていただきたい。

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もっと新しさ、新鮮さがほしい「フィット ハイブリッド」

2010-10-11 23:59:08 | 辛口な月評
ホンダから「フィット ハイブリッド」が発売された。

30km/Lという燃費と159万円~という値段は驚きに値するが、とっても残念なのがそのスタイリング。
外観はフィットそのままで、なんとも残念。

僕たちをワクワクさせるような、そんな夢のある車のはずなのだから、もっとパッケージングにもこだわってほしかった。

それに対して、先ごろパリモーターショーで発表されたEV車は元気がある。

KIA POPはワクワクするようなパッケージング。
車は環境性能も大切ですが、はやり「走る楽しみ」を忘れちゃいかんと思います。

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