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真空管とパソコンとカテキョと

シニア世代となって気持ちもあらたに綴ります。

ナショナル国民受信機 Z-20型 真空管ラジオ レストア完了

2008-08-20 23:34:52 | 真空管ラジオの製作

 

Z-20型のナショナル国民受信機が完成しました。
56-26B-12A-12Fの構成です。




真空管56は残念ながらエミ減で全く検波せずで、交換しました。
バリコンも、フィンのショートか、バリバリで使い物になりません。
分解して曲がりを修正したりしたのですが、少しましになった程度。
あきらめました。運良く、全く同じバリコンを入手できたのでそれに交換しました。



シャーシとトランスはさび多かったので、洗浄後シルバー塗装しました。
シャーシの上にある四角いケミコンは、外観を変えないようにダミーとして残てあります。


配線。これは、オリジナル回路に戻しました。
おそらく、チョークと3:1トランスが断線したのでしょう。過去に修理されたようです。
平滑チョークは、つけたまま3kΩが代用されていました。ここは、新品のチョークに交換。3:1トランスは取り外され、CR結合に回路変更されていました。ここも、トランス結合に戻しました。



さて、音の方は?
56を交換したのですが、電源を入れてしばらくは、どうも再生が安定しません。
急に大きくなってひずんだり、また小さくなったりで、再生つまみを調整し続けなければならないです。だいぶ時間がたつとだいぶ安定してきますが、もっとよい56に交換が必要でしょう。
マグネチックスピーカーらしい乾いた音(とくに低音域がでない?)です。
感度・音量も、再生つまみで調整してあげていくとひずむので、ほどほどです。

 

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アリア国策型受信機 真空管ラジオ レストア完了しました

2008-08-15 18:38:14 | 真空管ラジオの製作

アリアの国策型X号受信機が完成しました。
24B-26B-12A-12Fの並四ラジオです。
今回の欠品箇所は、つまみ、真空管、裏蓋、スピーカー、スイッチと結構多いです。
つまみと真空管、スイッチは手持ちの物を利用。スピーカーは新品の現代物16cm
フルレンジスピーカー。本来のマグネチックSPと音質が大きく変わって
しまいますが、効率はいいです。
裏蓋は、いらない裏蓋をカットして再利用しました。
例によってサランネットも交換です。



さて、製作について。
まずは、シャーシ洗浄。それほどさびも目立たないのでこれで終わり。
電源トランスは側面にさびが見られたので、黒に塗装しました。
電源トランスとコイルのエンパイアチューブが硬化してぼろぼろだったので
これもすべて引き抜いて新しい物に交換しました。


パーツのチェックです。
バリコンはスムースに容量変化しています。コイルも断線無しです。
電源トランスも、各箇所正常のようです。2.5V球も汚くていかにも
球切れかなと思ったら、点灯しました。 

さて、配線。
シャーシは、たっぷりスペースがあり、そこで、オリジナル回路にはない
低周波チョークトランスをつけることにしました。また、フルレンジスピーカー
なので、出力トランスもここに取り付けしました。

 

さて、スイッチオン。・・・・ん? やけに音が小さい。
この回路構成では、こんな物なのかな?とも思いましたが、それにしても異常に小さいです。
ここからが、総チェックです。まず真空管のエミ減かと考え、1本1本別の真空管
に差し替えて見ましたが、変わらずです。・・・・うーん。どこがいけない?
次は配線チェック。ミスはなし。半田づけ不良もなし。
さらに電圧チェック。正常です。困ったことに・・・。
抵抗付け間違え?・・・・過去にアンプを作ったときに、やけに音が小さい時があった
ことを思いだいました。そのときは、電圧増幅段のバイアスの抵抗が3桁も違う抵抗を間違ってつけていました。
そこで今回も、抵抗をチェックしていくと、なんと、12Aのグリッドの所の抵抗がこれも
500kΩの所を500Ωをつけていました。これかな?購入のとき間違えたのかも。
すぐに取り替えるべく探したところ470kΩがあったので交換。
再度スイッチオン。・・・・音量十分な音が聞こえてきました。


今回も、一発成功とはいかなかったけど、なんとか無事完了しました。
音量、音質、感度は、並三と変わらない程度です。
低周波チョークの効果もよくわかりません。
このころの並四に、ボリュームがないのもわかります。豆コン調整で十分です。

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放送局型11号受信機 真空管ラジオ レストア完了

2008-08-10 22:33:06 | 真空管ラジオの製作

放送局型11号、キャビネットに入れて完成しました。
配線以上に、箱入れは時間がかかりました。
まず、サランネットは破れていたので交換。
 

そして、スピーカー。オリジナルのマグネチックスピーカーではなく、ダイナミックスピーカーで16cmの小振り。
キャビネットの穴より少し小さく、どう固定するか問題でした。何とか2点で固定できました。

次にスイッチ。オリジナルの回転式スイッチは、導通がなく、分解してみたら、元に戻らなくなってしまいました。
仕方なく、別のトグルスイッチに交換。取り付け場所も加工する必要がありました。
最後に、裏蓋。ついてなかったので、別に入手した裏蓋をカットしてあわせました。

そんなこんなで、とりあえず完了です。
並三ラジオとはいえ、長いアンテナなら、NHK第一が、再生ダイアルをしぼっても
うるさいくらい聞こえてきます。

 


放送局型11号 真空管ラジオ 配線完了

2008-08-08 22:56:18 | 真空管ラジオの製作

配線が完了しました。
シャーシは、さびがひどかったので、洗浄したあとシルバー塗装しました。
真空管は、さいわい57、47BK、12Fともに動作していました。

 

配線が完了して、電源をいれると、受信音が聞こえてきました。これはいいぞ
と思っていましたが・・・・。
バリコンを回してNHK第1のあたりのところが、ざーっと言う音のみ。
さらに回していくと突如バリッという音がして、豆コンで調整するとNHK第2が
聞こえてきました。さらに文化放送も小さく聞こえてきました。
どうもバリコンの状態がよくありません。バリバリと突然受かる感じです。
ためしに、手持ちの別のバリコンにつないでみました。
こんどは、スムースに容量が変化して、NHK第1も鮮明に聞こえてきました。
ひどい雑音も消えました。残念ですが、バリコンは交換です。

シャーシが小さく、配線がかなり混み合ってしまいました。
とりあえず、中身の配線が完了したので、次はキャビネットに入れること。
いよいよ最後の段階です。


アリア 真空管ラジオ 国策X号受信機 レストア計画

2008-08-06 10:05:00 | 真空管ラジオの製作

アリア(三鷹電機株式会社)の国策型と呼ばれる並四ラジオです。
何号なのかはわかりませんが、国策型という、1934(昭和14年)以降
その付近のものだろうということだけわかりました。
構成は、並四で、24B-26B-12A-12Fです。


 

キャビネットとシャーシのみを入手したので、スピーカーやつまみ、
裏蓋、真空管などありません。
手持ちのパーツを使うしかないのが残念なところ。
特にマグネチックスピーカーは持ち合わせていないので、ほとんど修復には
当てはまらない改造になることでしょう。
まあレストアといっても、完全修復をするほどのこだわりはもっていませんが。

 

今回も、気になるのが、バリコンのQ。
オリジナルのバリコンと思いますが、見るからに
容量減かもと感じさせます。
そうなると、NHKより高い周波数しか受信できないですから。

シャーシ本体は頑丈な鉄で、色もなかなかいいです。
戦争まっただ中のころに作られた受信機よりは、まだ資材に余裕が
あったのかもしれません。

 

真空管ソケットもねじ止めなので、ねじのところにアース線を張り巡らせて
配線できるので、作業はそれほど困難ではないでしょう。
どんなものに仕上がるか楽しみです。

 

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放送局型11号受信機 ラジオ レストア中

2008-07-27 11:32:36 | 真空管ラジオの製作

このラジオは、調べてみると放送局型11号受信機という物だとわかりました。
戦時中のラジオでとにかく節約して簡素に作られています。
分解して気づいたのですが、パワートランスが単巻きで1次側に180Vがあります。つまり、0Vをシャーシにアースすると、電灯線もシャーシにふれていることになります。ここまで節約したのですねえ。感電が怖い!



コイルもアース線Eと2次側Eの間にコンデンサをいれるようになっています。
RFCは省略。コンデンサも削られています。
並三となめていたかな。結構面倒なレストアとなりそうです。

こんな回路です。

 


放送局型ラジオ レストア開始

2008-07-24 21:21:46 | 真空管ラジオの製作

放送局型とよばれるラジオです。 型番は不明。
リベットうちされた真空管ソケットの表示から
UZ57-UY47B-UX12F の並三ラジオです。
また、並三ラジオのレストアということになります。
真空管はついていましたが、47BKに変わっていました。代替管です。
この3本は動作するようです。
マグネチックスピーカーがオリジナルと思いますが、フィールドスピーカーに変わっていました。ただし、キャビネットの口径より小さくつけていた形跡がありません。ここもどう取り付けるか工夫が必要です。

   

シャーシは、かなり小型です。鉄板は薄く、廉価版のラジオ
のようです。戦時中のものと考えれば物資節約かも知れません。

 

内部は、狭いスペースにぎっちり詰まってい配線されています。
奥から順に配線していかないとこうはできないでしょう。故障したときどうやって修理していたんですかね。

 

レストアは、まず配線をチェックして、回路図に起こすところからです。
まあ、あまりオリジナルに固執しなくてもいいですが。


ナショナル国民受信機 レストアしました

2008-07-23 21:30:45 | 真空管ラジオの製作

ナショナル国民受信機(型番は不明)をレストアしました。
オリジナルは、真空管ソケットの表示から224-247B-112Bのナス管3ペン(並三)ラジオです。

キャビネットの程度はよかったので、特に加工せず、ワックスで磨きました。
サランネットは交換。つまみは、手持ちの矢形のものを使いました。つまみ周りの金属パネルも軽く磨いてあります。

さて、中身。入手できた真空管から24(ナス管タイプ)-47B-112Bにしました。ただし、47Bと112Bは、まだ手元にないため、手持ちの47BKと12Fを挿して試しました。

汚れ落としをしてから、クリアラッカーで塗装しています。さびはとれず再塗装も考えましたが、適当な色が無く、そのままとしオリジナルの色合いを生かしました。





24にシールドケースをかぶせられません。ST管なら虚無僧タイプがつけられるのですが。オリジナル224にもシールドなしということになるのでそのままに。

最大の欠点は、コイル。オリジナルが無かったので仕方なく、
ミズホの物を使いました。やはり見えるところは、オリジナルでないと。
しかもこれが原因かなと思われる事態に・・・



このころのRFCコイルは、丸いです。ソケットはリベット留めされてます。
さらに変わっているのが、バリコンと豆コンがポリになっていること。
戦前にこういう物があったんですねえ。
さて配線。抵抗類は中古・NOS物、コンデンサは新品を使用。
ラグ板使用しましたが、使っていないねじ穴があったのでそこに固定しました。
3球なので、配線はすぐにおわりました。



さあ、電源オン。同調つまみを回しながら、再生つまみもあわせます。再生ラジオ独特のピュー音が聞こえます。ほどなく、放送が聞こえてきました・・・。マグネチックスピーカー独特の乾いた音です。小さい音、並三だし24検波なので仕方ないのかな。
ん?NHK?・・・ではなく、ニッポン放送が・・・。NHKが聞こえません。
周波数帯がずれている?  やっぱりコイルのせいかな?

とりあえず、今回はここまでにしておきます。


 


ナショナル国民受信機 レストア開始

2008-07-17 15:25:27 | 真空管ラジオの製作
戦前の「ナショナル国民受信機」ジャンクを手に入れました。
といっても、CR類はすべて取り除かれ配線なしのシャーシで、真空管、コイルもありませんが。
オリジナルでは、224-247B-112Bのナス管で、3ペン(並三)です。

箱は、頑丈なつくりで、程度はいいです。マグネチックスピーカーと電源トランスも動作するようです。

 

 
 

問題は中身をどういう構成にするか。オリジナル回路がよくわかりません。
真空管も古いものなので手にはいるかどうか。
そこで、入手できそうなものから、次のような構成にしました。
UY24(ナス管タイプ)-UY47B(ST管、エミ減あるかも)-KX112B(ナス管)

  クリックで拡大。

音は、期待しないほうがいいでしょうね。
まずは、シャーシを磨こうと思っています。