真空管とパソコンとカテキョと

シニア世代となって気持ちもあらたに綴ります。

ケミコンテスターとLCRメーター(古いケミコンの検査)

2010-04-20 23:39:21 | 真空管ラジオの製作
ケミコンテスターを入手しました。

ケミコンテスターとは、簡単に言うと、ケミコンの漏洩電流を測定して、
これがひどい物は不良品であると判定する測定器のことです。

そこでさっそく古いケミコンを測定してみました。



かなり古いケミコン(10μF)です。スイッチを入れると、一瞬メーターが触れますが、すぐに0に近づきました。これは合格です。


続いてLCRメーターで測定するとやや容量抜けしているようです。

次に違うケミコン(10μF)で測定しました。



しばらくたっても、漏洩電流が流れっぱなしです。これは、不良と考えられます。
使用しない方がいいでしょう。

LCRメーターで測定するとほぼ容量を保っていました。
LCRメーターだけでは、不良品かどうかはわかりませんね。



注意:ケミコンテスターは高電圧をかけますから、測定直後は、充電された状態
   です。放電が終わるまで待つ必要があります。もちろん感電もあります。

  実は、わたしは、ケミコンテスターで測定直後の充電されたケミコンに
  LCRメーターをつないでしまったのです。・・・・結果は。
  ・・・一瞬にして表示画面が狂ってしまいもとに戻らなくなっていました。
  回路をやられたようです。
  (この写真に写っているLCRメーターは、新たに新品を購入したものです。)

さて、ケミコンテターで使用できることがわかった古いケミコン。
その後レストアなどに使っているかというと、・・・全く使っていません。

結局はコンデンサーはすべて新品(現行品)に交換しています。
それは、レストアした真空管ラジオは、その後も実用性を発揮してほしいので、
古いケミコンでは寿命が心配だからです。安全性からも。

では、何のためにケミコンテスターを使っているのか。
いまのところ、良否を判定して遊んでいるだけです。なんたる無駄な。。。

ケミコンテセスターは、自作されている方が多いですね。
これも自作された方から、購入したものです。

内部もすっきりしています。



また、遊んでみます。

電子電圧計(ミリバル)

2010-04-15 11:27:19 | 真空管アンプの製作
電子電圧計(ミリバル)を中古で購入しました。



キクスイ 164D 

これで、自作アンプの測定器は一通りそろいました。
当面の目的である周波数特性が調べられます。

ミリバルは、交流電圧計です。
と言うとテスターでも交流電圧が測れますが、テスターでは、
400Hz程度までの周波数しか正しい交流電圧値として測る事は出来ないとのことです。

一方ミリバルは、1MHz程度までの交流電圧を正確に測定できます。

というわけで、低周波信号を入力したアンプの出力信号は、このミリバルで測るということになります。



周波数特性のグラフを描くには、入力する低周波発振器の周波数を変化させて、そのときミリバルの示す出力電圧を調べ、その値から、20×log(測定周波数のV÷1kHzのV)の計算により減衰量(dB)を求めると描けます。
(測定を始める前に、低周波発振器を1kHzに合わせ、ミリバルの電圧が2.83Vになるように発振器の出力調整をしておくと、1Wのときの周波数特性が調べられます。2.83Vの時は0.00dB。)

数台あるアンプを、近いうちに測定をしたいと思います。

周波数カウンター

2010-04-13 22:21:29 | 真空管アンプの製作
周波数カウンターを入手しました。



エー・アンド・デイ  AD-5183  中古

低周波発振器の周波数を数値で見たかったということです。

なくても、アンプ測定に支障はないのですが。

この周波数カウンターは、測定周波数は1Gまで可能ですが、
実際そこまで使いません。

ネットで調べていたら、PICを使用した簡易カウンターがありました。
これでも十分に用を足せるようです。

数年前、PICに興味があって、LED点滅回路程度は自作したことは
あるのですが、簡易カウンターとはいっても、プログラミングが
面倒で、完成品はないかと探していたら、ありますね。

本体完成品を好きなケースに入れて内蔵電源もつけて半自作というのも
おもしろそうだな。と。

また、その気になったら、作ってみたいです。

あとは、電子電圧計を揃えてっと。

オシロスコープと低周波発振器

2010-04-10 12:35:32 | 真空管アンプの製作
オシロスコープと低周波発振器を中古で購入しました。



アナログオシロスコープ:ケンウッド(現テクシオ) CS-4125A
               20MHz 2現象

低周波発振機:リーダー電子 LAG-120A
          10Hz~10MHz 正弦波と方形波を出力

自作真空管アンプの測定を始めようかなと思いまして。

アンプに低周波発振器で信号を入力し、アンプの出力波形を見るわけです。
入力波形と比較します。2現象なので同時に見られます。



次に欲しいのが、周波数カウンターと電子電圧計(ミリバル)。

技量が伴ってませんが、まずは形から。

周波数特性をグラフ化するところまでが当面の目標です。

のんびりと。。。