真空管とパソコンとカテキョと

シニア世代となって気持ちもあらたに綴ります。

不動湯温泉(福島)(2泊) 3種類の泉質を持つ秘湯の宿

2007-07-29 01:10:05 | 温泉
7月25日(水)と26日(木)、不動湯温泉に連泊しました。
土湯温泉の観光案内所で、道を聞き、ひたすら道を登っていきました。
途中から、道はダートになります。道幅は狭いです。
旅館駐車場直前の下り坂は、かなりでこぼこ道ですが、ジープではそれも
楽しみ。

       

駐車場は、旅館のすぐ上にあります。入り口のアーチが面白いです。

       

アーチをくぐり、階段を下りていくと、見えました。旅館が木立の中に。

       

いい雰囲気です。ひなびた温泉らしい建物です。

       

泊まった部屋は、旧館の古い部屋。障子とふすまで仕切られています。


       


角の部屋で、ここもコタツなんですね。(土湯峠温泉郷の赤湯温泉も)

       

部屋から見える景色は、すべて、木、木。ここは、人里はなれた山の中。

       

早速、湯に入りました。まずは、旅館内で一番手前にある、常盤の湯。
単純炭酸鉄泉で、無色透明の湯です。ちょうどいい温度で気持ちよく入れます。
カランはないですが、ソープ類はあるので、体を洗って湯に入ると疲れが
取れます。

       

常葉の湯の入り口の前には、恐ろしい階段が。
この下に、あと2つ湯があります。

       

階段を降りきると、羽衣の湯。
ここは、単純鉄泉。ここも無色透明で、ちょうどいい温度。
湯花が浮遊しています。
湯につかり、窓から見える木々を見ていると、気分が爽快。


       

ここから、外に出られます。
いったん浴衣をきて、また、しばらく降りていくと、
脱衣場の屋根。そして奥には、露天風呂が。


       

2・3人が入ればいっぱいになりそうな大きさです。
こちらの泉質は、単純硫黄泉。にごり湯ではありませんが、
ほのかに硫化水素臭がします。そして紐のような湯花が
たくさん浮遊しています。

       

目の前は、小さな川とこれまた小さな滝があり、川のせせらぎを聞きながら
湯につかっていると、気持ちが落ち付きます。

       

湯量は少なめですが、3種類の湯が楽しめところは、他にありません。

平日の連泊もいいものです。
2日目には、近くにある女沼、仁田沼などを散策しました。(次回に書きます。)

1日目は、もう一人バイクできた一人客だけ。2日目は、私以外誰もいません。
静かにのんびりと、宿ですごし、湯も独り占め状態でした。

個人的には、にごり湯で成分の濃い湯が好きなのですが、
鄙びた宿の雰囲気と3種類の湯、ダートを走らなければ行けない立地環境などが、
秘湯と呼べると思いました。
1泊8500円+α。


「つげ義春の温泉」が、最近の温泉旅の必携の書

2007-07-17 22:53:12 | 温泉

 漫画家、つげ義春は、私の好きな漫画家の筆頭に上げられます。
大学生のころ、初めて、つげ義春の漫画に出会いました。
「ねじ式」「沼」「チー子」など作品群を夢中になって何度も見たものです。
「ゲンセンカン主人」「オンドル小屋」などの旅作品も好きです。
その後も突然読み返したくなるときがあり、現在に至っています。

最近、三省堂でこの「つげ義春の温泉」という本を見つけ、すぐに購入しました。
2003年に出版されたもので、自分としては「貧困旅行記」以来の新しい本です。           

25年ほど前(1980年代前半)にも、つげのエッセイを読み、そこで紹介されていた、下北半島の恐山や九艘泊港、湯乃川温泉に強く惹かれ」、電車とバスでの旅をしたものでした。
           

 

湯乃川温泉の風景は、写真とはだいぶ変わっていたけど、それでも面影は残っていました。
とくに、小さな温泉小屋は、まったく変わっていなかったです。
数年前に再度訪れたときは、まったく景色も変わっており、この温泉小屋は、使用されていませんでした。     

   今、この本が、温泉旅の宿で読む(見る)必携の書となっております。

この本で紹介されている木賊温泉、湯の花温泉、大塩温泉、玉梨温泉など
南会津の温泉をはじめ、いくつか自分も行ったことがあります。

宿で、つげ義春が40年代に訪れた秘湯の風景を想像しながら読書していると、
自分もつげ義春の世界に入って旅をしている感覚がしてきます。

次回の温泉旅もこの本を持っていこうと思います。


貝掛温泉(かいかけ)(新潟)(日帰り)でのんびり

2007-07-16 23:57:38 | 温泉
7月16日、3連休の最後の日。
清津峡温泉の宿を出発して、貝掛温泉に向かいました。
国道17号へ戻り、30分ほど、ジープラングラーを走らせました。
貝掛温泉入り口の看板。
道は、狭い急な坂と細い橋を渡るとすぐに宿が見えてきました。
1件宿。ここも「日本秘湯を守る会」の宿。

        

湯沢ICからそんなに遠くないところに、
周りを林に囲まれた自然豊かな秘湯があるとは。

        

宿は、木作りの古風な雰囲気が漂うつくりです。


        

温泉は、3連休ということもあって、多くの人が入っていました。
というわけで、脱衣場から浴場を撮影。何も写っていない。

        

泉質は、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉。無色透明です。
温度は、36.8℃で、ちょっとぬるめです。
普通なら、加温するところですが、一部の浴槽を加熱しているだけで、
メインの浴槽は加温していないところに、こだわりがあるのでしょう。
昔から目に効く湯なのだそうです。

        

内湯と露天に入り、その後、ロビーで珈琲を飲み一服。
3連休の温泉旅もこれで終わり。

次回は、福島、奥土湯の不動湯温泉に連泊予定です。
夏の温泉旅は、まだまだ続きます。


絶景の渓谷「清津峡」

2007-07-16 23:01:53 | 温泉
清津峡温泉は、清津峡にあります。
日帰り温泉施設は、「湯処よーへり」と「苗場館」。
温泉付きの宿が、今回泊まった「清津館」の他に1件。
その他、旅館、民宿が数件ある小さな温泉街です。

         

そして、日本三大渓谷の一つ「清津峡」。行ってきました。
無料駐車場から、ちょっと歩き、「清津館」のすぐ奥にあります。
         

トンネルに入ってすぐ、500円の入場料を払い、
さら奥へ。トンネル内はひんやりしています。

            

トンネルを進むと、数箇所に渓谷を眺められるポイントが。
絶景です。


           


このつくりは、柱状節理といいます。
溶岩が冷えて固まるときに、このような構造になり、また傾斜したとのことです。

           

片道700m程度のトンネルですが、自然が作り出した造形美に見とれて、時間がたつのも忘れてしまいまいた。

清津峡温泉(新潟)(泊)への旅

2007-07-16 21:09:50 | 温泉
台風が接近中の3連休初日、7月14日。関越道も雨の中。

         

高崎のビジネスホテルで1泊し、7月15日、また、関越道へ。
湯沢石内ICから、R353経由で30分ほどいくと、清津峡温泉に到着。

         

今回の温泉宿も「日本秘湯を守る会」で「清津館」。


         
きれいなつくりの宿です。

         

部屋は、10畳の落ち着いた感じ。

         

さっそく、内湯へ。

         

湯につかってみると、初めての感覚です。
単純硫黄泉でありながら、肌触りがぬるぬるしているのです。
硫黄泉といえば酸性。でもこの温泉はアルカリ性。
こんな泉質の温泉があるんですね。
湯上りは、ぽかぽかして、肌もすべすべ。

          

心地よく、一眠りした後、露天風呂へ。
貸切になっています。時間で客を振り分けてあるので、
確実に入れるようになっています。

          

          

女将に札とかぎをもらって、玄関から出てすぐ前にある露天へ。
先ほどまで降っていた雨もあがりました。
絶景の中、独り占めの露天です。内湯よりややぬるめで、30分ずっと
入っていることができました。

今回もまた、合計4回、湯につかりました。

やや緑がかかっていて透明な湯、わずかの硫化水素臭。
しかもアルカリ泉質。
いい湯で好きな温泉の一つになりました。

1泊した7月16日朝10時。支払いをし、2つ目の会員宿のスタンプを
押してもらい、ロビーのソファーで一服後、さあ出発しようと
立ち上がった直後、グラッときて、強い揺れが。
地震です。
「新潟県中越沖地震」とその直後、命名されることに。
ここ十日町市は、中心から外れた場所ではありました。

幕川温泉(福島)は単純硫黄泉の良好なお湯

2007-07-11 01:02:16 | 温泉
7月2日に1泊した赤湯温泉を出発して、しばらく県道を北上すると、まもなく
幕川温泉が見えてきました。ここは、宿が2件。どちらも「日本秘湯を守る会」の宿です。
今回は、水戸屋旅館に立ち寄ることにしました。

         

こぎれいな玄関をはいり500円の入浴料をはらって、さっそく内湯に入りました。

         

こちらの温泉は、単純硫黄泉。少しだけ白濁して、湯の花が舞っています。
ほんの少し熱めでしたが、体が慣れてくるとじっくり入れました。

          

この日は朝から、雨が降っていて、露天から立ち上る湯気で白く見えました。
屋根の下なのでぬれることはありません。気持ちよく使っていることができました。

         

このいったいの温泉はすべて単純硫黄泉。
例外が、昨日泊まった赤湯温泉だけ、含鉄泉。
野地温泉などもあり、どれも山奥の静かな温泉です。
土湯峠温泉郷は1000m台の山の秘湯と呼べると思いました。

次回の秘湯の旅は、
新潟にある三大渓谷の清津峡のにある「清津峡温泉」
福島の奥土湯の「不動湯温泉」。
長野の山深い「切明温泉」。
岐阜の1800mの山にある「濁河温泉」。
山形の山にある「大平温泉」。
長野の山にある「中房温泉」とこの夏の宿を予約しています。
どれも1000m前後の温泉なので、連泊もしながらのんびりと湯につかっていたいものです。

ジープラングラー 始動!

2007-07-08 22:54:17 | Weblog
やっと納車。一通りショップの説明を聞いて、いざエンジン始動!
力のありそうな音が。
ショップを出ました。久しぶりのマニュアル車。ギアチェンジがぎこちない。
メーターに目をやると2000回転程度。高回転車ばかり乗っていたので
これは驚きです。4000CCOHVエンジンのでかさと太いトルクで走っていると実感しました。

          

ナンバープレートは、右についています。1ナンバー。バンパーもシンプルですっきりしています。

          

タイヤは、goodrich マッドタイヤ。ホイールは純正スチール。デイトナにしたいところ。

          

後ろはC型バンパー(ちょっと変わったバンパー?)でこれまた、すっきり。

          

オーディオを交換しました。KENWOOD U525。
USBデバイスが使え、MP3が聞けます。これが使いたくて購入しました。
音は?H9年式ラングラーのスピーカは、ちょっと貧弱。せっかくのデッキ
も生かせないのが残念です。EQでBASSを利かせて、それなりというところです。

          

クラリオンのポータブルナビ。安いし、持ち運べるし。(持ち運んでどうする?)

高速も快適な走りです。マニュアル車なので加速も申し分なし。
欠点は? 
覚悟はしていたけど、100kmくらいで走ると、幌の風の音。
オーディオもボリュームを上げないと聞こえない。ナビの声もかき消されて
しまいそうです。
プラスチックウインドウのジッパーの開閉も大変です。
ガラスウインドウのドア交換も考えていますが、しばらくはこれで慣れようと
思っています。
幌ならハーフドア・プラスチックウインドウが当たり前!
とクロカンやる人に叱咤されそうですが、軟弱な私には、幌もはずすこともなく
走り続けることでしょう。

目的は、温泉ドライブ!
山の中の秘湯目指して。

赤湯温泉(福島)は秘湯の宿

2007-07-02 21:59:59 | 温泉
月曜日が代休となったので、日曜日に宿をとりました。赤湯温泉。
福島の土湯峠温泉郷にある一軒宿の温泉です。旅館「好山荘」。
国道115号から、峠への県道をしばらく走ると、赤湯温泉の案内板が。
未舗装の道路をがたがたと揺られながら、見えてきました。赤い屋根の宿です。
         



玄関から入って、気がつきました。ここは、「日本秘湯を守る会」の宿でした。
10数年前に木賊温泉の「井筒屋」に行きましたが、これで2宿目ということに。



一番、二番などと部屋名の書かれた自炊湯治客用の部屋が続く
廊下を案内され、つきあたりにある「からたき」が泊まる部屋。
今日の泊まりは、私だけのようです。

 6畳2間で、なんとコタツが。
たしかに涼しいです。というより肌寒い。ここは、海抜1200mの山の中ですから。

さっそく内湯に入りました。



狭い階段を数段おりていくと湯があります。今日は、小さいほうが男湯でした。

こちらは大きい。

宿の裏庭から自噴していて、55℃あります。それで、湯の出口は、水で温度調節
できるようになっています。入ってみると、ちょうどいい温度です。
炭酸鉄泉のとおり、渋色の湯からは、確かに鉄分のにおいがしてきます。
赤湯という名前は、ここからついたようです。
すぐ外に、小さな露天があるので、早速入ってみました。


こちらは、ややぬるめで、じっくりと入っていることができました。
旅の疲れも取れたところで、湯上りに、ロビーで休んでいると、
ご主人が話しかけてきました。職業を聞かれたので、にごして答えたところ、
ご主人にぴたりと当てられてしまいました。
話好きのご主人としばらく話をした後、、庭にある露天風呂のほうに入ること
にしました。



絶景の庭先を歩いていくと、何これ?
なんとも不思議な脱衣場です。
しかし湯は最高です。
こちらは、硫黄泉。ほんのり硫化水素臭がしてきます。

夕食は、部屋出し。ゆっくりと食事を済ませ、再度、独り占めの内湯と露天へ。
露天では、満天の星を眺めながら、30分ほどつかっていました。至福!

NHKの「ふだん着の温泉」で、ここの温泉は、2004年に紹介されていました。
最近も再放送され、番組では初代の女将で90半ばになる名物おばあちゃんを
囲んで自炊湯治客の人たちが楽しく語らっている様子が描かれていました。
それもあって、赤湯温泉に来たのですが、おばあちゃんは、2年前になくなった
とのことでした。

寝る前と朝食後も、湯につかりました。何度でも入れる気持ちよい湯でした。
8000円+α。古ぼけた宿ですが、そこがまた、秘湯の宿の趣を醸し出してくれます。
また、泊まりたい宿です。