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真空管とパソコンとカテキョと

シニア世代となって気持ちもあらたに綴ります。

テレビアン東邦型ラジオ27A-26B-12A-12Bレストア 配線完了

2010-05-10 09:09:47 | 真空管ラジオの製作

 

 

配線しました。



配線チェックが終わり、いざスイッチオン。

・・・・・・シ~ン・・・・・

耳をスピーカーに近づけると、ジージー音がかすかに聞こえます。
が、しかし、バリコンと豆コンを動かしても、ピューという再生音すら聞こえてきません。

点検活動開始です。

まず低周波回路。
低周波発振器をつないでみると、勢いよくサイン波の音がスピーカーから鳴りました。
つまり問題なし。

そうなると、高周波回路が疑われます。

まず、バリコンと豆コン、コイルの異常はないか調べました。
別に用意したバリコンと豆コン、コイルを順々に交換してみましたが、
まったく音がでません。
これらが原因ではなさそうです。

次に、真空管27Aのエミ減かな、と別の27Aと交換。
まったく反応無し。
真空管でも無いようです。

さらに電圧測定。
プレート電圧。
6V。
異常に少ないのでは?
そこで、抵抗値を小さいのに取り替え、プレート電圧を上げてみました。
しかし、反応無しです。

ヒーター電圧。
なんと1.3Vしかありません。
ここは、27Aなので2.5V必要です。


以上の点検では、27Aにかかる電圧異常が原因なのかも。
とくにヒーター電圧の低さは、どう対処のしようもないです。

電源トランスは交換された様子もないのでオリジナルと思われます。
しかし、正常なヒーター電圧が出ていないということでしょうか。
他の箇所もヒーター電圧は若干低いものの問題ないようです。

行き詰まってしまいました。

しばらく、お預けとなりそうです。

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テレビアン東邦型ラジオ27A-26B-12A-12Bレストア中 箱磨き

2010-05-03 23:11:53 | 真空管ラジオの製作
1年以上ぶりに、レストア途中だったラジオに手をつけました。



箱磨きとスピーカーサランネットの張り替えをしました。

下の写真は、入手時の状態。


箱磨きは、箱の外側と中側を雑巾がけしてから、家具用のワックスで磨きました。
写真ではわかりづらいですが、かなり輝きが増しました。

ラジオは完成してしまえば、中身ではなく外観の見た目が気になります。
それだけに、見栄えは大事ですね。

完璧を目指すなら、再塗装でしょう。
でもオリジナルを保ちながら塗装する技術を持ち合わせていません。

今回の箱は、傷や塗装はがれも若干ありますが、気になるほどではありません。
このままで行こうと言うことになりました。

スピーカーのサランネットは、オリジナルは破れはなかったのですが、
やはり汚れ・変色が目立ちます。

思い切って交換しました。格子状模様の渋いのが手に入ったので使って見ました。
いつも木工用ボンドで貼り付けています。

このサランネットは、アメリカのANTIQUE ELECTRONIC SUPPLYという真空管などを販売している
オンラインショップで購入しました。
輸入は運賃がかかるので、大量にまとめ買いしておきました。

裏蓋の方もネットをはり、磨いておきました。

次は、配線作業に取りかかります。

ケミコンテスターとLCRメーター(古いケミコンの検査)

2010-04-20 23:39:21 | 真空管ラジオの製作
ケミコンテスターを入手しました。

ケミコンテスターとは、簡単に言うと、ケミコンの漏洩電流を測定して、
これがひどい物は不良品であると判定する測定器のことです。

そこでさっそく古いケミコンを測定してみました。



かなり古いケミコン(10μF)です。スイッチを入れると、一瞬メーターが触れますが、すぐに0に近づきました。これは合格です。


続いてLCRメーターで測定するとやや容量抜けしているようです。

次に違うケミコン(10μF)で測定しました。



しばらくたっても、漏洩電流が流れっぱなしです。これは、不良と考えられます。
使用しない方がいいでしょう。

LCRメーターで測定するとほぼ容量を保っていました。
LCRメーターだけでは、不良品かどうかはわかりませんね。



注意:ケミコンテスターは高電圧をかけますから、測定直後は、充電された状態
   です。放電が終わるまで待つ必要があります。もちろん感電もあります。

  実は、わたしは、ケミコンテスターで測定直後の充電されたケミコンに
  LCRメーターをつないでしまったのです。・・・・結果は。
  ・・・一瞬にして表示画面が狂ってしまいもとに戻らなくなっていました。
  回路をやられたようです。
  (この写真に写っているLCRメーターは、新たに新品を購入したものです。)

さて、ケミコンテターで使用できることがわかった古いケミコン。
その後レストアなどに使っているかというと、・・・全く使っていません。

結局はコンデンサーはすべて新品(現行品)に交換しています。
それは、レストアした真空管ラジオは、その後も実用性を発揮してほしいので、
古いケミコンでは寿命が心配だからです。安全性からも。

では、何のためにケミコンテスターを使っているのか。
いまのところ、良否を判定して遊んでいるだけです。なんたる無駄な。。。

ケミコンテセスターは、自作されている方が多いですね。
これも自作された方から、購入したものです。

内部もすっきりしています。



また、遊んでみます。

テスター

2010-04-08 10:55:22 | 真空管ラジオの製作
テスターを購入しました。



テスターはずっと使っているものがあるですが、気分も新たに、
つまり測定をきちんとやろうという思いがあって。買い換えました。

アナログマルチテスター:サンワ SH-88TR
デジタルマルチテスター:サンワ CD-800A

いまどきは、デジタルで十分という考えもありますが、
アナログも、結構使い勝手がいいです。

読み取り分解能から考えれば、デジタルの圧勝でしょう。
アナログのように内部抵抗による補正を考えなくても良いし、
数値でずばりですから。

直感的に知りたい場合もあります。そんな時はアナログです。
簡単な例でいえば、導通確認です。針が振れれば分かるのですから。

ラジオの調整にはアナログの方が使いやすいという方もいらっしゃいます。
私は、単純に針の動きで判断できるところに魅力を感じています。

要は、使い分けですね。

テスターは測定器の基本。
十分に使いこなしたいです。

高1ラジオ ナショナル R-48 2台

2010-01-24 14:20:16 | 真空管ラジオの製作



ナショナル R-48 を2台、入手しました。
1933年(昭和8年)発売。
高1ラジオ 224-224-247B-112B のナス管構成がオリジナル。

R-48は、デザインの異なるものが存在するようですが、
この2台は、外形サイズが異なるというもの。
中身のシャーシも違うようです。

どちらもいくつか手を加えられています。

左の小さい方は、スピーカーが小型のダイナミックになっています。
裏から見るとなんとも不自然。
致命的なのは、電源トランス。伏せ型トランスに代えられ、しかも固定されていません。
ぶらぶら状態なのです。

右の大きい方は、なぜか左側面に穴が開けられ、コードが出ています。
何のためか、あとで調べてみます。
裏ふた、つまみ、ダイアル窓飾りなどが欠品。
箱上部にペンキのたれた跡があります。
ダイアル窓飾りだけは、何かを代用とはいかないので残念です。

完璧な保存状態のものを入手すること自体、難しいことでしょう。

ゆっくりとレストアしたいと思います。

PS 調べてみると左の小さい方はR-48Aというのだそうです。







真空管製作用CR買い込んできました。

2010-01-09 00:49:23 | 真空管ラジオの製作


しばらくの製作活動休止とブログ更新休止。

2010年を迎えたので、また気持ちも新たに再開しようかなと思い、
秋葉原の「東京ラジオデパート」に行って、
大量のコンデンサと抵抗を買い込んできました。

これで真空管ラジオは並四から5級スーパーまでのCR類をほぼカバーできたかな。

手始めは、気がつくと1年近くほったらかしていたレストア途中のテレビアンの並四56-26B-12A-12Fを完成させたいと思います。

その他も、ジャンクラジオがたくさんあるので、片っ端からレストアしたいです。

いいわけですが、昨年は身内に不幸があり、その前後もいろいろと落ち着かない
状態がつづき、製作活動に精神的にも向かなかったのかな。

でももう落ち着いてきました。
2010年を向かえ、また再開し没頭できればと思います。

真空管アンプのほうも、依然作ったものを改造しようかなと構想をねっています。

気持ちも新たに、製作再開です。

テレビアン東邦型ラジオ レストア中

2009-01-18 01:00:43 | 真空管ラジオの製作
入手後、ずっと保管したままにしていたテレビアン東邦型ラジオ。
56-26B-12A-12F
久しぶりに、レストアを始めました。




シャーシを汚れ落としをした後、さび止めをスプレーし、シルバー塗装をしました。

電源トランスとコイルのチェック。
断線はないようです。

このころの電源トランスは壊れていると、お手上げです。
ヒーター電圧が56が2.5V、26Bが1.5V、12Aが5V、12Fが5Vなので、
今時、代替品はほとんど出回っていませんから。
コイルは、このラジオにふさわしいデザイン。
使えそうで安心。

マグネチックスピーカーも断線なし。なります。

今後問題になるのは、バリコンと豆コンの状態。
無事でありますように。

いよいよ、配線作業です。


スピーカー箱の修理開始

2008-12-08 01:45:46 | 真空管ラジオの製作

これで、三台のスピーカー箱を入手しました。

 

 ↑うち、1台は、箱の程度もなかなかの美品です。中のオリジナルはおそらくマグネチックだったのでしょうが、現在ダイナミックが入っています。自作並四ラジオ(シャーシむき出し)6C6-76-6ZP1-12Fで使っています。なかなか中音域が豊かになっております。

 

 ↑2台目は 、表枠にはがれがあり、側面も隙間が空いています。
ボンドでの修理が必要です。
マグネチックはコイル断線。今手元にあるのは、ダイナミックなのでこれを入れるべきか。
それとも、コイル巻き直しの依頼をするか、迷っているところです。

 

↑三台目は、箱の塗装はがれが目立ちます。塗装は難しいかな。
箱の上部が反って浮いています。ここもボンド修正できるかどうか。
スピーカーはありませんので、手持ちのダイナミックを入れよと思っています。

入手はしてみたものの、何に使用するか考えていませんでした。
本来は、セパレーツタイプの古いラジオで使っていた物でしょう。
自作ラジオ用のスピーカーに使うことになりそうです。


ナショナル国民受信機 3球ラジオ のレストア 完了

2008-11-05 16:32:11 | 真空管ラジオの製作

7月にとりあえず鳴った「ナショナル国民受信機」ですが、同調が完全にずれていたので、改良することにしました。

                 

はじめは、オリジナルのシールドケース入りのバリコンとミズホの並四コイルとLCがあっていないと考え、コンデンサを入れて調整してみました。
・・・が、だめでした。コイルの巻き数を変える方法は面倒なので断念。

最終決断。バリコンの交換。
オリジナル性が失われるけど、新品の単連バリコンに交換です。
当然、固定のためにシャーシを加工、穴を開けることになりました。

そして、無事受信。
アンテナ線を十分の長さにとってあるので、音量も戦前の並四程度です。

最終的に回路は、適当な真空管が手に入ったので、224-47B-12B。
いじってしまったけど、もともとパーツのない状態から組んだので、
外見だけは、十分満足できるかなと思います。


テレビアン東邦型受信機  真空管ラジオ レストアです

2008-08-24 00:38:35 | 真空管ラジオの製作

テレビアン(川中電機)の東邦型という並四ラジオです。何号かはわかりません。
ソケットの表示を見ると27A-26B-12A-12Bのラインです。
しかしささっていたのは、27の代わりに56、12Bが12Fです。
ミゼット縦型ラジオで、作りもしっかりとしています。
戦時まっただ中の節約型とは違い、まだ物資に余裕があった頃のラジオのようです。

 
程度も外観と中身ともに良好です。
よくみると、おそらく戦後に修理がされたようです。
まずシャーシ上の何かをはずした跡があります。チョークでしょうか。
それともケミコン?
シャーシ内もやけにきれいです。ブロックコンセンサも不自然に感じます。
電源コード、巨大なマグネチックスピーカーとも健在です。
数カ所半田付けのとれた所を直せば、このまま、鳴りそうな予感がします。
でも、やめました。

 


シャーシ内の配線をたどっていった結果の回路図は以下のとおりです。

 クリックで拡大

オリジナル回路を再現することは無理かも知れませんが、レストア開始です。

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