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バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

マイアミヒートGM名将パット・ライリー~懐かしのキャリア

2011年12月17日 | NBAバスケ

            

 

     現在のパット・ライリーフォトをみつけて、驚きのあまり思い立った。

    私の記憶では1987-88シーズン、ヘッドコーチとしてレイカーズで4度目のチャンピオンシップ

    得てから、1990年代前半のニックス時代、90年代後半のマイアミヒート時代のH.コーチとしての

    イメージしかなかったから・・・白髪の品あるおじいちゃんになってる。

    90年代のライリーは、アルマーニ高級スーツ、端正な顔立ち、ベンチでもモデル並みのスタイルで

    一糸乱れぬ黒髪オールバック、厳しそうなイメージだった。

 

        (80年代バスパンは短パンだ。懐かしい~)

 

     彼のキャリアは、1981-82シーズン途中、レイカーズアシスタントコーチからヘッドコーチヘの昇格で

    始まった。NBA伝説のセンター、ジャバーと長身PGマジック・ジョンソンらを速攻主体のオフェンスチーム

    に仕上げ、80年代レイカーズの「ショータイム」を演出した。80年代後半からは、走力あるジェームズ・

    ウォージーを得てマジックのノールックパス、ディフェンス重視からの速攻で「ショータイム」の時代を築き

    あげて一世を風靡した。

     若きレイカーズ時代では、81-82、84-85、86-87、87-88の4度優勝を成し遂げた。

 

 

          <パトリック・ユーイング>

 

     1991年から95年まで、ニューヨーク・ニックスで指揮を執る。

    M・J率いるシカゴ・ブルズに何度も煮え湯を飲まされ、同じイースターンカンファレンスでは

    プレイオフで何度もやられた。ガードのJスタークスとかニューヨーカーらしくない荒ぶれ軍団との戦いは

    一触即発の肉弾戦が多かった印象が残っている。

 

    「いかにしてM・Jを止めるか」、他のチームが20,30点は仕方ないと半ばあきらめる中、

    ライリーは徹底してM・J対策をダブル・トリプルチームで止めに来た。時には無謀とも思えるオールコート

    プレスでジョーダンをいじめに来たりした。しかし、ことごとくM・Jに打破されて、コーチとして心底M・Jの

    凄さを認識した一人ではなかろうか。ジョーダンもニックスとの戦いは、ライリーとの戦いでもあると何度も

    発言している。緊張感ある真剣勝負が大好きなジョーダンは、きっとニックス戦でライリーが打ってくる

    M・Jディフェンスシフトを楽しみにしていたのではないだろうか。

     ヒートで「23番」を永久欠番にした背景が、きっとこの5年間の戦いにあると推測する。

 

 

       

 

     2005-06シーズン、記憶ある方が多いでしょう。シャック、モーニング、ペイトン、ウェイド

      マイアミチーム創立以来の初優勝!

     若きウェイドが、プレイオフ平均得点34.7、ファイナルMVPを得た爆発的活躍だった。

              

           <ウェイド>        <シャック>       <モーニング>

 

      1995年から2003年まで新生チーム「マイアミ・ヒート」を指揮する。

     誕生したばかりのチームをゼロから強くするということは、大変なことだ。

     ドラフトで大物新人をピックアップして、トレードで有能選手、ベテランを集めて

     着実に強いチームになっていたが、2005ー08年で復帰した1年目に、

     レイカーズ時代から数えて何と18年振り5度目のNBAチャンピオンシップであった。

      マイアミ・ヒートというチームのすべてに関わり、マイアミをビッグチームに作り上げた

     最大の功労者だ。2008年現場を引退してからは、ヒートの最高経営責任者として、

     現在のチーム作りにも深く関わっている。

 

      今シーズンもマイアミは、優勝候補筆頭に挙げられるチームだろうが、ライリーの

     NBA史上最も厳格な練習、選手へのスピーチのうまさ・叱責・檄・期待かけた鼓舞等々、

     NBA創設50周年で、リーグ史上最優秀監督10名の一人である采配を、今のマイアミメンバーで

     みたいと夢見る。

 

 

 

   


NBA話題~LACの将来とD・ハワードの未来

2011年12月16日 | NBAバスケ

             

 

      ロサンゼルス・クリッパーズに移籍の決まった話題の人「クリス・ポール

     183㎝とサイズこそ小さいものの正統派PGとして、抜群の運動能力と強力な

     リーダーシップの取れる選手。まだ26歳とこれから最高潮プレイを期待できる。

     同じロサンゼルスにホームを置くレイカーズが、何としても欲しかった選手であったのに、

     コッミショナーに却下された直後のトレード。皮肉にもすぐ隣にあるチームになるとは・・・

 

 

             

 

     このクリス・ポールと移籍で揺れてるD・ハワードのことを

    今シーズンからNBA解説デビューすることになったシャキール・オニールが

    大先輩解説者チャールズ・バークレーとともに、さっそく面白いコメントしてる。

 

    (NBA公式日本語サイトより一部抜粋)

               

    『 バークレー氏とオニール氏は現地時間15日の番組で、クリス・ポールがニューオーリンズ・ホーネッツから

     ロサンゼルス・クリッパーズにトレードなったホットな話題について、早くも意見が異なった。

     バークレー氏は、「エリック・ゴードン、アル・ファルーク・アミーヌ、クリス・ケイマン、そして1巡目指名権を

     獲得したホーネッツは、大きな犠牲を払わずにチームの将来を守った。ホーネッツにとっては素晴らしい

     トレードだった。なぜってポールじゃ勝てないからだ。だがクリッパーズはポールがいれば勝てる。

     若い才能が集まっているクリッパーズにポールというリーダーが加わった。ポールがすぐに皆を成長させる

     だろう」と発言。

      だがオニール氏は、「クリッパーズがロサンゼルスで新たトップチームになるとは思わない。

     レイカーズは常にレイカーズだ。だがクリッパーズが競争力のあるチームになったのは間違いない。

     すごく面白いゲームをして、見るのが楽しいチームになるだろう」と話した。

      また、NBAのコミッショナーについてバークレー氏は、「デイビッド・スターン氏は、ここ25年のスポーツ界で

     最高のコミッショナーだと思う。だがポールのレイカーズへのトレードを潰したのは、コミッショナーが犯した

     初めてのミスだ。何があったのか知らないが、NBAのためには良くなかったと思う」と言う。

      一方、オーランド・マジックをかつてのオニール氏のように離れようとするドワイト・ハワードについて

     オニール氏は、「ハワードはマジックの経営陣に不満があるんだろう。マジックはもう少しハワードを尊敬

     すべきだし、もっと周りに助けられる選手を揃えるべきだ」とコメント。

      それに対してバークレー氏は、「反対というわけではない。だがマジックはトレードをし、チームを良くしようと

     努力してきた。上手くはいっていないが、やってきたことは事実だ。ドワイトにはオーランドに残って欲しいし、

     見返りなしに失うわけにはいかない」と、マジックを擁護した。

      バークレー氏はまた、「ここ3年、自分はレブロン・ジェイムスがNBA最高の選手だと言ってきたが、今は違う。

     もしNBAでフランチャイズを始めるとしたら、まずハワードを核にチームを作る」とハワードが一番だと話した。 』

                                                                                                      

 

     バークリーがとてもマジでコメントしてるのに驚いた。笑)

    現役選手のときは走る冷蔵庫といわれ、歯に衣着せぬストレート(問題?)発言が結構あったのに、

    少し丸くなったような・・・D・スターンの裁定をミスと批判するところは変わらない。

    LALの新H.コーチブラウンは、たぶん一番欲しかったんだろうね。新チーム作りのために。

 

    S・オニールは写真(一番左)からみると、ちょっとスリムになってない?

    引退してダイエットに成功したのかな。「レイカーズは常にレイカーズだ」という表現が、

    元レイカーズ出身、レイカーズをよく知る人物の端的に説得力ある言葉だ。

     マジック・ジョンソンは昔と変わらずすぐわかる。年取っても少年のようだ。

 

     長年ドアマットチームと揶揄され続けたLACが、新たなトリオ結成で爆発的な若いチームに

    変貌するのか?

     今シーズン、ロサンゼルスからはホットな話題が続出しそうだ。LALホント大丈夫だろうか?

 

     WESTこの2チームに、マブス、サンダーを加えた4チーム、激戦を予感させる。

 

 

 


NBAバスケの変遷~選手のポジション変化

2011年12月15日 | NBAバスケ

        

 

 

 

    この一ヶ月、隙間見つけては2000年以降、この10年くらいのNBAの試合(主にプレイオフ一部)や

   スター選手のビッグプレイ映像などを見てきた。1990年代とは明らかに異なるタイプの選手が

   出現してたり、チームプレイ、試合運びの変化について目に付いた。

 

    まず、NBAバスケの進化の仕方に驚いている。選手個人、チームプレイの両面で

   昨シーズンの得点ランキング上位12名を挙げると、(身長・ポジション・平均得点・アシスト・リバウンド)

 

      1位 ケビン・デュラント(サンダー) 208  SF  27.7  2.7  6.8

      2位 レブロン・ジェイムス(ヒート) 203  SF  26.7  7.0  7.5

      3位 カーメロ・アンソニー(ニックス) 203  SF  25.6  2.9  7.3

      4位 ドウェイン・ウェイド(ヒート) 193  SG  25.5  4.6  6.4

      5位 コービー・ブライアント(レイカーズ) 198  SG  25.3  4.7  5.1

      6位 アマレ・スターダマイヤー(ニックス) 208  PF/C  25.3  2.6  8.2

      7位 デリック・ローズ(ブルズ) 193  PG  25.0  7.7  4.1

      8位 モンタ・エリス(ウォリアーズ) 193  PG  24.1  5.6  3.5

      9位 ケビン・マーティン(ロケッツ) 201  SG  23.5  2.5  3.2

      10位 ダーク・ノビツキー(マーベリックス) 213  PF  23.0  2.6  7.0

      11位 ドワイト・ハワード(マジック) 211  PF/C  22.9  1.4  14.1

      12位 ブレイク・グリフィン(クリッパーズ) 208  PF  22.5  3.8  12.1

 

     この個人スタッツからどんな変化が読み取れると思われるか?

 

      * フォワード選手、特にSF(3番)とPF(4番)選手が得点を量産している。

         おまけによく走れるし、トップスピードに入るのが速い。

      * 純粋なセンタープレイヤーが激減した。

      * 複数ポジションをこなせる選手が飛躍的に増加している。

 

    1990年代のNBA強豪チームには、ユーイング(ニックス)、ロビンソン(スパーズ)、オラジュワン(ロケッツ)

   オニール(マジック・レイカーズ)のように、典型的なセンターがいて、得点部門でもトップ10にからんでいた。

    PFとしては、バークリー(サンズ)、マローン(ジャズ)など上記選手ほどいなかったような・・・

    シカゴ・ブルズは特殊なチーム構成で、SGとPGのできるジョーダンに、SG・SF・PF、時としてPGまで

   こなせるピッペンのような複数ポジションを、オンザコート5人の組み合わせ次第で、相手キーになる

   プレイヤー次第で、いろいろ使いこなせる選手であった。このあたりから、マルチプレイヤー、

   オールラウンドなプレイヤーのいるチームが成績上位を占めるようになってきてる傾向もある。

    チームオフェンスも有能選手を生かすシステムが様々開発された。

    昔、ガードはPGとSGが明らかに役割分担されていたし、フォワードでSFとPFの役割も比較的

   はっきりと異なっていたものだった。

 

    センターポジションを徹底的に生かそうとするチームは激減したんじゃないか?

   しかし、バスケットにおいてインサイドの重要性は昔も今も変わりなく、現在のNBAでは、

    フォワードやガード選手のインサイドプレイ(ぺネトレイト・ドライブ)がとても進化(上達)している。

    また、PFやC選手のアウトサイドシュート(スリー)も同様に進化している。

      

    ゲーム展開の速さ、速攻からの得点もアップしてるのではなかろうか?

   それに伴い、当然ディフェンスの強度もあがり、より激しいコンタクトになっている感じがする。

 

    10年がほんと一昔前という感じで、新たな優れた選手がどんどん生まれるNBAは、

   天井知らずの、底の計れない、想像のつかない世界だ。

    いったいどこまで到達してしまうのか?

    少し見られるだけでも幸せなことだ。

    NBAの進化と共に、世界(FIBA)のバスケも引っ張られて進化している。

    日本バスケも引っ張られるように努力したい・・・ 

 

 

       

 


NBAトレードに思うこと~ビジネス優先

2011年12月14日 | NBAバスケ

              

 

 

 

      NBAの今シーズン、12月25日のクリスマス開幕に向けて、戦力補強のためのトレード話が

     続々と入ってくる。NBAブロガーの方々が実にわかりやすく示してくれているから、私の出る幕

     ではないが、とても気になる2件のトレードに関して思うことを述べる。

 

      1件目は、レイカーズのラマー・オドムについて。

     NBAのトレード話には、水面下で実に巧妙に駆け引きが展開され、1対1の関係とは限らないで

     三角(3チーム間)トレードや直接選手ではなく来年度以降のドラフト指名権、選手の契約条件等が

     絡んで、複雑怪奇な様相を呈することがある

      トレードされる選手の価値が、他の選手との等価交換でなくなってしまうケースが多い。

     今シーズン本気の戦力補強なのか、来シーズン以降の長期的戦略なのか、

     わかりづらいケースがある。

 

      連覇を狙うダラス・マーベリクスが、急転直下でレイカーズのオドムを獲得した。

     オドムは先週発覚した「レイカーズ・ホーネッツ・ロケッツ」の3チーム間トレードで交換トレード要因

     として挙げられた。クリス・ポールという大物選手を狙ったレイカーズは、コミッショナーのスターン氏に

     「戦力が集中する」として、同トレードを却下されたらしい。コミッショナー権限の裁定で成立しないことが

     あるんだ。それを知るや否や、オドムはレイカーズGMにトレードを直訴(要求)し、

     マブスを移籍第一希望としてあっという間のトレード成立だったみたいだ。

 

      コービーがウェスタンカンファレンスのライバルチームにレイカーズの貴重なシックスマンをあっさりと

     放出したことについて、公の場で球団批判したみたいで、レイカーズは今のところ、補強どころか

     マイナス要因ばかりではないか?

       それに引き換え、マブスはオドムに続き、ベテランのカーター(サンズ)も獲得し、

     ウェストやフェルナンデスの獲得にも成功したらしい。

     カーターはどんな役割でも引き受けると語っている。

      「俺の目標は、昨シーズン中に完成したチームに順応すること。自分のエゴは捨てて、

       得点にもこだわらない。チームにとって、どれだけ生産的な存在になれるかが重要。

       (チームに)これだけの力があれば、今シーズンは問題ないと思うね。」

      ちょっとこわい発言だ。そんな気がしてくる・・・マブス恐るべし。

 

 

      2件目は、ピストンズのリチャード・ハミルトンについて。

     現地時間12日に残り2年のチーム契約をバイアウトさせたらしい。つまり、あと2年の契約条件を

     3億円ちょっと引き下げて、契約を終了させる、買い取りなおして売りに出すみたいな契約をした。

     本人もチームも望んだ放出ということだろうか。

 

      ハミルトンは素晴らしい実績をピストンズで達成している。キャリア平均17.7得点。2004年の優勝に

     大貢献し、6シーズン連続でイースタンカンファレンス進出の原動力となった。ポストシーズンでは、

     平均20得点以上たたき出してるらしい。

      すでにシカゴ・ブルズが獲得に動き出し、正式に発表される見通しであるという。

     同じセントラルディビジョンで直接のライバルチームなのに・・・

     ブルズは面白くなってきた。1つのピースが足りない何かをつかむことになるのか。

     シューティングガードかスモールフォワードとして、外角の貴重な戦力になるだろう。

     なおかつ、デリック・ローズのぺネトレイトや爆発的ドライブ力をチームとして生かせる選手だろう。

 

 

      NBAに限らず、アメリカ社会のビジネスにおけるクールさというか、割り切り方には

     日本では考えにくい一面がある。個人の意思を尊重するのであるが、それを逆手にとっての

     ビジネス魂は、何より優先順位が高い価値観かもしれない。選手の自己主張も凄いのだけれど、

     それが通らなかったときの方向転換や割り切り方が半端ないと思う。

 

      己の過去に未練など全く感じさせない選手の言動に、爽快感すら覚える

     ファンに対するリップサービスもうまいしね。きっとファンも受け入れ方が早いのだろう。

     日本のどこかのサポーターみたく、球団や選手に泥試合をふっかけるような態度は見せないんだろう。

     

      まだまだ、大物トレードが突然出現するかもしれない。駆け引き、取り引きの綱引きが続く。

 

 

    


NBA2011-2012シーズン予想あれこれ~注目したい8チーム

2011年12月07日 | NBAバスケ

            

 

 

 

      この数日、NBA関係のニュースを調べてみたり、昨シーズンのプレイオフ総集編映像を

     チェックしたりして、やっぱりNBAは凄すぎと改めて実感。

      人間技とは思えないモンスター集団だ

      開幕が2ヶ月近く遅れたことで、気持ちの上でかえって特別な準備や期待感が生まれている。

     このブログを始めなかったら、いろいろな方のブログを見ることもほとんどなかっただろうし、

     ある種の刺激を受けて、「よし今シーズンはNBAバスケからいろんなこと学ぶ機会にしよう」と

     考えている。

 

      おそらく、優勝に絡むであろう7チーム、+1チームの8チームについて雑ぱくに述べる。

       【世間注目の7チーム】

     EAST  マイアミ・ヒート  シカゴ・ブルズ  ボストン・セルティックス  (オーランド・マジック)

     WEST  ロサンゼルス・レイカーズ  ダラス・マーベリックス  オクラホマシティ・サンダー

            サンアントニオ・スパーズ  (デンバー・ナゲッツ)

       <個人的注目チーム>  ミネソタ・ティンバーウルブズ

 

      イースタンカンファレンスは、上記3チームがやはり抜けた力がある。

     みなさんご存知のスーパースター選手はじめ、バックアップ選手もよい。

     昨シーズンカンファレンスファイナルは、ヒートVSブルズ4勝1敗→ヒートファイナルへ。

      ブルズ5試合ともペースを握り十分戦える展開だったが、終盤4Q勝負どころでビッグ3に

     やられた感じがする。

      マイアミのビッグ3(レブロン・ウェイド・ボッシュ)は確かに凄いんだけど、

     この3人がチームオフェンスとしてポジションをかぶらないで真に機能してるのか?

     という印象を持った。まだまだ個の力で1対1突破して得点をするように見える。

     ブルズとのプレイオフ4Q終盤、レブロンの1・2番ポジションとも思えるプレイは、

     結果うまくアウトサイドシュート決めたからOKなんだろうけど、ファイナルでは裏目に出たね。

     スコアリングリーダーであるレブロン次第にならない部分もチャンピオンチームになるためには

     必要かもしれない。ウェイドのドライブ攻撃、ボッシュのミドルシュートは確実さがあった。

     まぁそれでもレブロンの規格外、常識外プレイの良し悪しは、我々凡人には理解不能なところが

     あるのだろう。野性味あふれるギラギラとした目、吠えるような威圧感、おそろしい選手だ。

      シカゴは、マイアミを突破しないとファイナルには進めないのか・・・

     シカゴのデリック・ローズは内面の激しさをあまり表に出さない。昔のピッペンみたいな雰囲気がする。

     クールでクレバーなところがまた魅力なわけだけど、ブルズがこの規格外のチームを倒すためには

     +α何か必要なのだろう。それがチーム戦術なのか、ファイティングスピリッツみたいなものなのか、

     なんともうまくいえないが・・・

 

     

      ウェスタンカンファレンスは、上記4チームが好成績を残した。レギュラーシーズンで

     61勝も挙げたスパーズは、終盤戦不調に陥り(最後10試合を4勝6敗)、WEST第1シードの

     チームが第8シードグリズリーズにまさかの2勝4敗で敗退。シーズン最終戦、主力の一人

     「ジノビリー」の負傷がこれほどにチームを狂わすとは・・・4度の優勝立役者ベテランエース

     「ダンカン」は今シーズンラストになるかもしれないと変な噂が流れてる

     ポポビッチは、まだ現場のH.コーチしてたんだ。当初のころは悪評高かったけど・・・

 

      マーベリックスに関しては、今シーズン周囲予想から「連覇」はないだろうと見られている。

     優勝立役者主力の「ノビツキー・テリー・キッド」の3人が30代ベテランということもあり疑問視されている。

     マブス史上初の優勝だったのだが、サラリーキャップに余裕がないため、新戦力を補強できない見通し。

     優勝チームがこんな扱われ方されるのもNBAの一面。怪我さえなければ、経験深いベテランチームは

     簡単に崩れないし、今年もマブスは安定して強いと思うな。

 

      WESTで注目したいのは、レイカーズとサンダー

     レイカーズも30代のベテラン選手が多い。プレイオフ2ndラウンドでダラスにまさかのスイープ(4連敗)

     されて、スリーピート(3連覇)の夢が砕け散った。

     長期戦となった労使交渉の選手会長を務めたフィッシャーは37歳。補強契約できるFA選手も総年棒額

     に余裕がないため可能性がない。

      過密スケジュールの今シーズン、新H.コーチの新たなシステム構築の下で時間のない中、

      どこまでチームが機能して成績を残せるのか、不安材料は多い

      悲観的な見方をすると、フィル・ジャクソンの選手掌握術の偉大さがかえって証明されることに

     ならなければよいが・・・ブラウンはNBA初のH.コーチとして、レブロンをピックアップしたキャブスで

     低迷していたチームを見事に立て直した。年間60勝以上を2年連続成し遂げたが、プレイオフで

     結果出せなかった。しかも、エースレブロンとの確執からか?解雇に至った。

     レイカーズにはコービーはじめ、火種になりかねない選手が複数いる。まだ41歳という若さも気になる。

      とにかく、実績あるタレントベテラン集団を自在に操縦できるのだろうか?  

 

      それに引き換え、サンダーは未来を感じさせるチームだ。若きスーパースター得点王Kデュラントを

     はじめ、成長著しいラッセル、ウェストブルックの得点力にゲームメイク、伸びそうなベンチ陣の

     バックアップも期待できる。WESTでは一番楽しみなチームかもしれない。

       手足が異常に長く、長身でありながら(瞬発力はさほど感じないが)

            やわらかいオールラウンドのプレイをみせてくれるKデュラント

            レブロンとは対極にある(今シーズンもきっと彼と得点王争いをするだろう)素晴らしい選手

           しなやかでスマートな典型選手、一度必見でござる。

      今年も20代前半でスーパーな選手へと急成長する選手が現れそうだ。     

 

 

      最後に番外編であるが、昨シーズン全チーム中最下位に終わったウルブズについて。

      リバウンド王のケビン・ラブに、スペインから話題のリッキー・ルビオがNBA初挑戦

           ドラフト1巡目全体2位で指名した有望な若手と小柄な天才少年と言われたルビオがPGとして、

      新生ウルブズを再生できるのだろうか?

      スペインリーグで活躍した少年のようなルビオがNBAで通用するのか?

     チームが厳しい状況に変わりないが、ルビオのNBAプレイ振りを見てみたい。

 

 

    


大注目の開幕カード「ブルズVSレイカーズ」~個人的な見方・楽しみ方、注目チーム

2011年12月06日 | NBAバスケ

          

 

 

 

      NBA2011-12シーズンの開幕が12月25日(現地時間)、開幕戦5試合のカードも

     発表された。

      開幕が遅れてファンをヤキモキさせた分、せめてもの粋な計らいをしてくれる。

     ファンを一刻も早く引き戻すためのショービジネス魂は、やはり世界一だ

      次の2試合に注目したい。

     マイアミ・ヒートVSダラス・マーベリックス  シカゴ・ブルズVSロサンゼルス・レイカーズ

      

      世間的には、昨年ファイナル再現であるヒートVSマーベリックスの方が注目度高いのかな。

     マイアミの最強ビッグ3と言われる「ジェイムス・ウェイド・ボッシュ」の結成2年目を観て見たい

     というのはもちろんわかる。ダラスは渋くて玄人受けするチームだし・・・

 

      NBA一つの見方として、プレイオフに出られそうな1つのチームをひたすら追っかけてみる

     というやり方がある。そうするとプレイオフの頃には何となく全体が見えてくる。

     自分好みのプレイをしてくれる選手が所属するチームという人も結構多いと思う。

     私はそこに、ヘッドコーチの采配ぶりも気になるところで、レイカーズの新H.コーチ

     「マイク・ブラウン」はどうやってレイカーズを指揮取るのか注目したい

      大物コーチ「フィルジャクソン」が引退して、よく言えば「個性強い」悪く言えば「超わがまま」な

     エゴ強烈な選手たちをどうやってまとめていくのか。選手の能力・タレントはトップレベルなだけに

     興味が尽きない。

 

      私は、90年代にV6という偉業を達成したシカゴ・ブルズを追っかけてみる。

     神様M・Jが引退して十数年、つらいシーズンを繰り返したことでしょう。

     昨シーズンNBA最高勝率62勝20敗にはホント驚いた。フルシーズン82試合で60勝以上

     というのは、昔から1シーズンで数チームしか達成できない数字だ。チームとしての実力は

     確実に高いものになってきている。

 

      地元シカゴ出身のスーパースター「デリック・ローズ」が一人でいくら頑張っても達成できる数字

     ではない。90年代のチームとはまるで異なるチームだけど。あの頃のシカゴを支えたピッペン、

     ロッドマン、クーコッチ、古くはパクソン、グラントのような脇を強くサポートする選手が必要不可欠。

      昨シーズンのシカゴは、「カルロス・ブーザー、ルオル・デン、ジェアキム・ノア」の3人が特に

     チームを支えた。あとは、シーズンの戦い方とプレイオフの戦い方のスイッチの入れ方、経験を

     今シーズンに生かしてほしい。

 

      昨シーズン50勝以上挙げたチームは、

     イースタンカンファレンス

      ブルズ(62勝) ヒート(58勝) セルティックス(56勝) マジック(52勝)

     ウェスタンカンファレンス

      スパーズ(61勝) レイカーズ(57勝) マーベリックス(57勝) サンダー(55勝) 

      ナゲッツ(50勝)

 

     以上の9チームが、やはり今シーズンも力あるチームでしょう。スーパーな大物トレードがない限り。

     注目したい選手たちについては、また次の機会に。

 

 

   


NBAロックアウトに思うこと(2)~徹底抗戦の果て

2011年11月18日 | NBAバスケ

          

 

 

      

      ここまでこじれるとは・・・気楽な想定外だった。

     日本と異なり、全体よりはまず個が尊重されるお国だから、徹底抗戦する状況になったことが

     様々なニュース、みなさんのブログでよくわかった。

 

      選手側の主張はたしかに、それなりの筋はある。しかし、莫大な総収入の57%を選手サラリー

     に当てろというのは、赤字球団には無理な話である。選手側からすると、赤字球団は経営者に

     責任があるから、俺たちの考えることではないと主張するのだろう。

 

      オーナー側とNBAコミッショナー側とは、どういう関係なのだろうか?

     コミッショナー側は、オーナーも含めて球団全体を管轄してるわけだから、赤字経営の球団には

     リーグ全体からの利益を分配して補填している。

 

      今回の対立については、球団側を擁護するようなコミッショナー側の発言が目立つ。

     しかし、11月に入っての労使交渉では、選手側へ脅しとも受け取れる発言をしている。

      「今回、労使協定を結べなければ、7月からの交渉でオーナー側が譲歩してきたすべての案件を

       白紙撤回して、スタートライン以前に戻す」 と・・・

      これは、いかがなものか、完全に選手会側の主張を否定して、最終譲歩案を呑めと言ってる様なもの。

     選手会側感情の火に油をそそぐような結果になった。

 

      コミッショナーサイドは、もっと冷静に辛抱強く中立の立場で両者を裁定していかなければならないのに。

     もう泥沼どころか、最終落下地点まで落ちようとしている

      それに対して、選手会は解散して(法的な団体では裁判が起こせないらしい)、選手個人たちで

     法に訴えて裁判を起こす動きになるかもしれないという。

 

      一体何なんだ? どうなってるんだ? アメリカという国は・・・

      墓場に行くまで自己主張をし続けるのか? 

      それが今後の選手たちのほんとうのためになるのか?

 

      生きてこそバスケができる。今しかない選手もいるだろう。

     1チーム登録選手は、十数人かもしれないが、1つの球団で選手の何百倍ものスタッフが

     サポートして生きている。その何千倍ものファンが楽しみに待っている。

      お金やモノの損失より、もっと大事なものを失いつつあるだろう

      徹底抗戦の果てにあるものは、両者敗者の傷だらけの姿しかないかもしれない。

 

      私は、選手会がすべて悪いと思っていない。選手代表として、毎回何十時間もの交渉に

     あたって、極限状態に陥りながら、苦悶してる。たくさんの自己主張の強い選手たちを

     まとめて議論して決断を降す作業は並大抵ではないと想像する。

      これから様々な分裂が起きて、選手会と経営者側だけで再整理し前進するのだろうか?

     

      このワンシーズンかかってもいいから、デビッド・スターンはじめコミッショナー側は、

     命懸けてこの事態の収束に邁進していかなければならないだろう

 

      昨シーズン、久しぶりにプレイオフを見て急成長してるプレイヤー、チームに新たな感動が

     があったのに、見る側の感情までもが振り出しどころか、根こそぎ取られそうだ。

 

      期待や希望がないとよい想像や創造は生まれない

 

 

    


NBAロックアウトに思うこと

2011年10月18日 | NBAバスケ

 

            

      <この夏、末っ子を連れて近くの河川敷でささやかな花火大会(線香花火)>


   「労使協定」とは、
  非雇用者側と経営者側が労働条件をめぐって、特に賃金(給料)について、
  非雇用者代表による組織(労働組合)と経営者(オーナー)が会合(会議)で話し合い、
  双方OKになる結論又は妥協点を見出す作業で、それを協定として法的にもお互い
  (たいていは1年間)守るべき事項として組織運営する最初の決め事である。

   ある一定の期間までに決着がつかなければ、経営者側が経営をすべて封鎖するか、
  非雇用者側が雇用される(働くこと)を放棄して、いわゆるストライキを起こすという状態になる。

   今回のNBAの場合、昨シーズン終了後から労使協定に入り、7月でも完全な決裂を
  したため、オーナー側が経営として関わる夏のサマーキャンプ、プレシーズンマッチ
  などすべての企画がキャンセルされた状態になっている。
   非雇用者側である選手たちは、チーム所有の体育館施設、トレーニング施設も使用できない。
  つまり、NBAという組織は、隅ずみに渡るあらゆる活動を停止した状態にあるということ。

   ご存知の通り、11月からの開幕2週間も消滅した。この先はどこまで消滅していくのか・・・

   最大のポイントは報道によると、選手側の次の2点で完全決裂らしい。

   1つ:チームの総収入をオーナー側の経営費と選手側総サラリーで折半(半分づつ)せよ
   2つ:NBA組織が規定するサラリーキャップを無くせ

   このサラリーキャップとは、チームが契約する選手すべての給料合計に一定の上限を
   設けて、その額を超えない範囲で全選手と契約をしなくてはならない。

    これにはちゃんとした根拠、必要性があると私は思う。組織全体の、特に経営不振チームが
   つぶれないためにも、結局は選手を守るための制度である。もし上限が無ければ、大都市に
   ある一部の金持ち人気球団が金に物を言わせて、有能な選手を独占してしまう恐れがある。
   こうなると、リーグ全体に実力的にも貧富の差が出過ぎてある程度均衡の保たれるゲームが
   できなくなり、組織全体の発展や活性化が損なわれる事態が起こり得る。 

    いったい最終的に誰がその被害を被ると思ってんだろう?

    現在進行形で各チームの体育館施設で働く膨大な従業員は、仕事を失ったも同然で、
   新たに仕事見つけないと生活の危機に瀕する、直接的な被害者だ。
   バスケ選手たちは、食べるくらいは痛くもかゆくもないくらいの富裕だ。
   オーナーたちは、さらに上をゆく大富裕層だ。

   アメリカ全土で30チーム? 想像がつかないくらいの莫大な損出である。

   そういえば、十数年前も同じようなロックアウトが起こり、たしか2ヶ月近くだったか
  シーズン開幕が遅れたような・・・MLBも過去に何度もこのようなことを起こし、
  経営を手放す球団、転売が繰り返された。その度に、ファンの信頼を取り戻すのに
  大変な時間と労力を要した。よくないことは双方わかっているのだが、YESかNOの国。
  日本的な折衷案という双方妥協の落としどころが存在しづらいお国柄だから。

   ただ一つ、バスケファンにとって例外的に発狂するほど嬉しい出来事があった。
  MJがMLBで1年近くマイナーリーグでコツコツと変な報道に耐えて、徐々にではあるが
  結果を出し始めてた矢先、MLBでロックアウトが起きて長引いた。それに耐えかねたMJは
  結果的にNBAにカムバックした。事の真意はもちろん定かではないが。

   カムバックしてすぐのロードでの試合、ホームでの試合、世界的規模で大注目の大報道。
  日本でもNHK衛星が連日、録画中継をしてくれ、ドキドキでVHSビデオに撮った。
   行く先々の敵地でさえ熱狂的に受け入れられホームコートみたいだった。もちろんシカゴでは
  実況アナウンサーの声が聞こえないくらい、スターティングラインナップ登場のいつもの
  紹介では凄すぎるファンの爆音、泣き叫び絶叫する地元ファン雰囲気の中での試合となった。

   もう今では、1988年から1998年頃?まで放映されたMJ全試合300本くらいのVHSが、
  10年以上劣化し続けて眠ってる。決して忘れることはない奇跡が起きた。が、時代は変わった。

    人間の欲望にはきりがない それが人類を発展させ豊かにしてきたんだろうけど

   個人の欲望はどこまでいけば満たされるの?

   それぞれの世代の人間が何度も同じ過ちを繰り返している

   地球規模でもう取り返しがつかないくらい大変な事態も起きている

    ほんとうに はやく気づこうよ

     結局は自分たちが最大の被害者だってことを 



    


思い出のNBA(M・J)とこれからのNBA(D・ローズ)

2011年10月17日 | NBAバスケ

            この写真は富士山、

     今夏に富士吉田市から撮ったもの、生まれて初めての生富士に感謝・感激

 

   さて、今回は私のNBA遍歴を簡単に触れて、これから一番注目してるNBA選手
  デリック・ローズについて語る。

   NBAを初めて見たのは、勿論衛星放送で1988年だったか、学生最後の年、中華鍋みたいな
  パラボナアンテナを下宿の窓から苦労して立てて(方角を見つけ出すのが大変)自前でやった。

   その当時、西のレーカーズ、東のピストンズが強くて、レーカーズはマジック・ジョンソン、
  ピストンズはアイザイア・トーマス率いるバッドボーイズ軍団だった。のちのブルズ第二期
  黄金時代に加入したデニス・ロドマンはその中の一人。

   今や伝説のNBAプレイヤーであるマイケル・ジョーダンは、弱小チームだったシカゴ・
  ブルズでデビューし4,5年は孤軍奮闘のときが続く。ようやく、90年代に入り痛めつけられた
  ピストンズをスイープして、レイカーズとのファイナル。

   ここからMJ伝説→3連覇→(父の突然死)引退→MLB挑戦→NBAカムバック→3連覇

   MJの実績もすごいんだけど、彼のしなやかな、ディフェンスをあざ笑うかのようなフェイク、
  チェンジオブペースに長けた1対1、美しいシューティングフォーム、ドライブから空中でのクラッチ
  どれをとっても超一流のプレイヤーだった。

   チームがNBAタイトル取るためにはどうあるべきか、コーチ以上に考え、コート上で
  身を持って実践し、最高の結果を繰り返し得たことがこれまた素晴らしい。

   MJが引退後、私はNBAから少し離れたが、NBAにはすでに次世代を担うスーパー
  スターが育っていた。コービー、シャック・・・2000年代に突入して、NBAは世界的な規模で
  成長して、アメリカ人ではない外国人プレイヤーが全体の半数近くになった。
   今では当たり前だが、ヨーロッパ、南米、中国からの優れた選手をスカウティングして
  いろんなチームがいろんな戦力補強する戦国時代へ突入したように思う。

   前置きが長くなってしまったが、今年のプレイオフ、久しぶりにブルズの試合を見て、
  90年代とは全然違うブルズのゲームに感激してしまった。2年位前から、凄いよという話は
  なんとなく耳にしていたが、

   何なのあの デリック・ローズ という選手は?

   ポイントガードでありながら、あの身長(193くらい?)で何なんだろう?
  あの高速ドライブからの高速ダンク、かと思えば器用な滞空時間の長い、ボディコンタクトの
  強いクラッチシュート。いやはや驚き桃の木何とかの木(すみません古いギャクで)
   派手なプレイだけではない。PGとして完全にチームを掌握している。
  時折見せるパス(アシスト)センスも凄い。私の中でこれまで見たことのないような、
  想像を絶する選手である。

   MJを柔にたとえるなら、DRは剛、剛よく剛を制す感じ。クラッチの感じは唯一MJの
  雰囲気があるのだが、クロスオーバーからのドリブル突き出しなんかはトップスピードに入るのが
  異常に速い。また、速いスピードの中で高速ターンができる。ディフェンスがファウルするのも大変。
   しかし、MJにはまだまだ追いついていないと思う。プレイ面ではアウトサイドシュート、
  若きチームリーダーとしての部分。それでも、ワクワクする選手が確実に育っている。

   今やNBAのPGは、超攻撃的で得点を自ら量産するタイプでないと強いチームになれない?

  でも、80年代のマジックジョンソンに始まり、強いチームのPGは得点力があった。
  アシストパスやゲームをうまくコントロールすることが良いPGというイメージではなく、
  スコアリングリーダーとしてチームを引っ張るガードが優秀なPGということ。

   複雑な戦術を駆使してるように見えて、実は一番シンプルなオフェンス・ディフェンスを
  してるのがNBAのバスケかもしれない。得点することに回り道をしない。
   究極の1対1バスケがNBAで生き残るための最大の武器みたいに感じる。